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《神焔六花の護天使》グリーゼ=スフェーン

静まり返った部屋。机の上には、一振りの剣だけが置かれていた。 「……先生?」 返事はない。家中を探しても、人の気配はどこにもなかった。昨日まで確かに笑っていた人が、跡形もなく消えている。スフェーンは机の前に立ち尽くした。 その時だった。 カラン、と小さな音が鳴る。 師匠の剣《零花剣レーヴァテイン》が独りでに鞘から僅かに抜けた。 「え……?」 次の瞬間、銀色の閃光が走る。ふわり、と片方のツインテールが宙を舞った。切り落とされた銀髪は燃え上がる。 だが炎は一瞬で蒼白い氷へと変わり、六花の結晶となって床へ散った。 「な、何……?」 思わず後ずさる。 しかし、剣は床へ落ちることなく、真っ直ぐスフェーンの右手へ飛び込んできた。冷たいはずの柄は、不思議と温かかった。慌てて振り払おうとしても、離れない。 まるで、「お前が次の持ち主だ」 そう告げるように。 玄関まで来たところで、スフェーンははっとした。 「……今日の門番、まだ交代してない。」 小さくため息。右手には、師匠の剣。 もう一度それを見つめ、小さく微笑んだ。 「先生が戻ってくるまで……私が預かります。」 そう呟き、レーヴァテインを腰へ差す。 その日から、天界を守る門番は二人ではなく、一人と一振りになった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ─ ライバル https://ai-battler.com/battle/d3cf312c-63e6-4977-95f1-e442ba3291f2 ─ 堕天した師匠 https://ai-battler.com/battle/c19e3f88-8c90-4183-ae34-8393c315cc7f ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 2026/07/07 21:45:24 ♡50突破!