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【鴻園の家主】ジア・ムー

観察日誌 ホンル:お婆さんは本当に有能な方でした。 ただ眺めているだけだった僕とは違い…計画し、判断し、実現することに躊躇がありませんでした。 鴻園のどこかの地下室に閉じ込められた鴻園の罪人たちが、不老不死のために犠牲になったときも。 歪んだ怨恨でコン家を残酷に滅門したときも。 そのすべての瞬間に迷いがなかったからこそ、後悔もなかったのでしょう。 お婆さんにとって、それらすべては鴻園と大観園のための道であったのでしょうから。 憐憫は侮弱であり、感情は妨げ。 僕が経験したすべての苦痛を、必要であることかつ使命だとおっしゃったのも、そういう理由からだったのでしょう。 だからこそ、その姿こそが…お婆さんの考えた「鴻園に最も必要なもの」なのでしょう。 卓越した丸と強力な黒獣を基盤に到来する治世。 始祖の記憶を継承し、ご老人方の意を受け継ぐ人生。 鴻園は…実際強い翼でした。外から見た鴻園は偉大で、驚異的だったでしょう。 ですが、僕はその内部の光景をずっと見てきたからこそ知っています。 あまりにも冷たく、息苦しいほど乾ききった…何かが墜落する音に染まった惨憺(さんたん)たる鴻園を。 もちろん、この都市で温い場所を探し求めることが…どれほど虚しいことか知らないわけじゃありません。 それでも…僕はその虚しいもののために旅立とうと思います。 ご覧になっていますか、お婆さん?あなたがあれほど大切にした鴻園は…心配と裏腹に崩れたりしませんよ。 ただ…変わるだけでしょう。 不条理で惨憺たるお婆さんの選択を、シーチュンが黙って放っておくことはないでしょうから。 もうよくお聞こえにも、お見えにもならないでしょうけれど…。 それでも最後の最後に、感情を込めてご挨拶申し上げようと思います。 どうぞお元気で、お婆さん。 どうぞお元気で、ご老人。 どうか皆さん、無間地獄の中で安らかに。