「僕は一人で二人…いや、三人分なんだ」 ひとつの身体にふたつの竜を宿した、特異なる青年、アーロン。 手足の先は鱗に覆われ、額には二本の異なる角。その角が示すように、彼の内には竜と龍、ふたつの強大な力が眠っている。 西洋竜ヴァルカン。荒ぶる本能のままに力を振るう、剛毅なる獣。 その心はまっすぐで、時に危ういほど戦いを渇望する。 「俺の力、もっと試させろ! もっと…もっと強く!!」 東洋龍カムイ。知略と霊力の化身。 言葉は古めかしく、態度は落ち着いているが、相手を見下すような余裕すら滲む。 「儂に敵うものなど、この地におるまいよ……」 戦況によって、あるいは意思によって、彼の姿も、また性格も変化する。 だがその裏で、彼の頭の中では「ふたり」が言い争いをしている。 「違う!真っ向勝負だ!」「策も立てずに挑むとは無粋じゃな」 「二人とも、静かにしてくれ!」 アーロンの旅には、明確な目的がある。 それは、「己に宿した力を、本当の意味で制御し、使いこなす」こと。 そのために彼は、日々各地を巡り、竜に連なる相手を求め、己の限界と対話を重ねている。 ⸻ 「まだ見ぬ強敵が、僕を待ってるんだ!」 そう言ってアーロンは今日も歩く。 彼の旅は修行であり、そして「誰よりも竜に近づく」ための果てなき道。 だが、彼の中にいるふたり――力の竜と、知の龍―― それぞれに、アーロンには語っていない“別の意図”を秘めているかもしれない。 その真実にたどり着くのは、まだ先のことだ。 [破滅竜哮] 力と知、陽と陰。破壊と支配。そのすべてをブレスに乗せて放つ一撃。 一瞬で戦場の空気すら変わる、竜魂の共鳴である。 二龍(アーロン)です。「撹乱雲霧」ですが、龍をイメージした時なんか足元に雲ありませんか?それです。対戦よろしくお願いします。 その他の技(ログより) 大気に結晶を生み出し、それを自在に操る 背中から光を放ち撹乱 特殊な瞳で周囲を敏感に察知 竜鱗は水鳥の涙で浸した棒で殴ると壊れるそうです