超古代文明の結晶として最高峰の地位に君臨していたドラゴン。彼らが暮らしていた故郷の星は最終戦争により大破壊を起こし、ジェネシスは神機の制御コアシステムと共に次元渡り装置を用いて異空間ワープし、青き星へと逃れた。 やがて神機・制御コアシステムは新たな神機を9体製造して青き星へ派遣し、人間と共存の道を歩み平和に暮らしていた。 一方神機ジェネシスは地球の奥深くにある冥界と呼ばれる地底世界に住み着き、地下資源を採掘しながら魔機と呼ばれるエーテルと電力のハイブリッドで稼働するロボットを数台製造した。 中でもプロトタイプのクローゼはたった一機で冥界のモンスターの反乱を食い止めるなど目覚ましい活躍を遂げた。 冥界のモンスターはジェネシスや魔機に徹底抗戦する者もいれば、魔機に協力して使い魔として服従、共存する者などもいた。 魔機は自分たちの住む環境に細かい配慮をしつつサイボーグやアンドロイドや小型作業マシンなどを製造し、採掘で労働の役割を教え、娯楽施設を建てて生活の楽しみも与えた。 意外なものとしては善良なる有機生命体であるモンスターや地底世界を訪れる人間たちのためにレストランや酒場に食糧が配布されているという点である。 ジェネシスはこれをよしとし、魔機やその他のロボットたちへの感謝の御褒美として魔力によって機械たちに夢を見せる能力を追加で備えたのである。