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【踊りで皆を笑わせる笑いの神】リーリス・レーニス

とある地域にて伝わる神。 その神は、いつでもどんなときでも踊りで皆を笑わせ笑顔にする。 その神の名は 笑いの神『リースス・レーニス』 その地域のおとぎ話には、笑いの神が人の体を借り現世に顕現し、皆を笑わせ笑顔にするという話があった。 リーリス・レーニスは退屈していた。 現世に顕現するための適性のある人間が生まれないのだ。 適正者はリーススに仕える家系からしか生まれないのだが、最近なかなか生まれてこないのだ。 (その適合者のことを人々は『笑いの者』と呼ぶらしい。) わりと忙しいリーリス・レーニスは現世に顕現し人々を笑顔にすることが楽しみだった。 踊ることは大好きだが、人々を笑顔にするのはもっと大好きなのだ。 適正のない人間の体を借りれば、借りてる体にとてつもない負担がかかるから、適正のある人間が生まれるのを待つしか無かった。 そんな大好きなものができない日々を過ごしていたとき、現世にとんでもないやつを見つけた。 適正のある女の格闘家だが、ただの適正者ではなくすごい強いし、踊り大好きだし、自身に仕える家系の子だし、なんなら武神でもあるとんでもないやつだった。 ウッキウッキでその格闘家の体を(勝手に)借り、数百年ぶりに大好きなものができた。 それ以降リーリス・レーニスは、月1ペースでその格闘家の体を借り、人の体で存分に踊っているという。