エリザベス「現在国連では、6体のアセロチカを特別危険機体『E.E.A.』(Especial Emergency Acerochica)として認定しています。これらのアセロチカは基本的に討伐不能であるため、邂逅の際はただちに撃退または撤退を行って下さい。以下はその一覧です。 死神のアイレン:私設武装兵団『フィオナ』所属のアセロチカです。旧式の火力動力源『FIR』を使用しているにも関わらず、圧倒的な戦力でフィオナの中核をなしています。接近の際は耐熱性装備着用が必須です。 ユートピア:秘密組織『シルバーヘブン』所属のアセロチカです。現在に至るまで全く不明の動力源『UTO』を使用し、瞬間移動を行う能力を有します。撃退例は数件確認されているものの、未だ危険な存在です。 黒影のナイトメア:欧州の巨大会社『カプル』所属のアセロチカです。動力源はELEだと記録されています。両腕に巨大推進ブースターを備え、圧倒的な機動力を持つ相手です。撃退例がほとんどなく、E.E.A.のなかでも危険な存在と言えるでしょう。 エクスカリバー:E.E.A.の中で唯一、共闘例が確認されたアセロチカですね。所属はアセロチカギルド『プロト・マイスター』です。巨大な粒子剣を用いて戦闘を行うそうですが、詳しいことはわかっていません。 アダム、イヴ:二体一組でE.E.A.に認定されたアセロチカです。World Ver.2.0と呼ばれる技術者集団に所属しており、周囲の生命体へ働きかける特殊な機能を有しています。会敵自体が相応の危険を伴うため、該当組織潜入の際は、細心の注意を払って下さい。 と、以上のようになります。……え?すでに会ったことのあるアセロチカばかり?……そうですね、流石の活躍です」