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特異存在 極彩色のノルスタジア

只の祈りから始まった。 其は形を定め、輪郭を帯び、徐々に明確になっていく。 大災厄に取り込まれた、ある少女の願い。 誰か私を救ってほしい。 この少女に良いことなんてなにもなかった。 生まれついたときから、あらゆる最下層に存在していた。 人としての尊厳、権利、道徳すら持ち合わせず、何時も生きているのか死んでいるのか解らなかった。 そんな世界も突如終わる。 自分を売った親も、よく解らないことをしてきたおじさんも、いじめてきた大人たちも、皆消えた。 私も消えた。 でも でも でも 最初で最後のワガママ。 此は恋にして親愛。 貴方の事を側で見届けたい。 不都合にして絶対的な運命の裁定。 大災厄が自己定義の最中漏れ出たたった一つの、去れど無限を内包した願いのかたち。 私を救ってくれたから 私は貴方が好きなのです。 側にいたいのです。