黒い魚は己の行動をこれほど恨んだことはない。天敵を追い返したまでは良かった、だが増長した仲間達はどんどん群れを巨大化させた。 「弱い僕らをいじめる怪物を倒すんだ!」仲間達は正義を口にして天敵達を海底に沈めていく。 弱者を守るために次に彼らは陸地へ向う。 「黒い目の怪物が出た!!」誰が叫んだ。 仲間達は周囲を見渡すが、そんな怪物どこにもいない。 「あいつは嘘をついた、きっと怪物の仲間に違いない!」 仲間達は陸地にいる人々に襲いかかる。 ああ、もう、彼らは止まらない。 酷く肥えた黒い魚は全てを諦めた。