≪プロフィール≫ 誕生日:2月12日 血液型:O型 利き手:右利き 座右の銘:今日もぼちぼち 好きな食べ物:ボンカレー・だし巻き卵 苦手な食べ物:シーチキン 休日の過ごし方:商店街をぶらぶらしながら買い物する 友達の数:普通 成績:やや良い 得意科目:家庭科 苦手科目:体育 部活:料理部 最近の悩み:何を工夫しても自分のカレーが普通の味になること ーーーーーーーーーーーーーーーーー ≪凡カレーとボンカレー≫ 『ボンカレー』 大塚食品が1968年に発売したレトルトカレーであり、世界初の市販用レトルトカレーとして知られている そして平鍋佳玲にとっては、ただのレトルトカレーではない 休日の昼下がり 「これは昔のパッケージでなぁ、こっちはその次のやつ。微妙にデザイン違うやろ?」 佳玲は机の上に歴代のボンカレーのパッケージを並べ、友達に嬉しそうに説明していた 「…佳玲ってボンカレーの話になると急に早口になるよな」 「そう?」 普段のおっとりした口調に戻った佳玲は首を傾げる その日の夕方 佳玲は台所で自作のカレーを煮込んでいた 玉ねぎを炒める時間を変え、スパイスの配合も調整 隠し味もほんの少しだけ加えた 大胆なアレンジは好きではない それでも今日は、いつもより少しだけ特別な味になるはずだった 「…できた」 一口食べる 「…普通や」 不味くない むしろちゃんと美味しい なのに驚くほど普通だった 「なんでなんやろ…」 佳玲は首を傾げながら、もう一口 やっぱり普通 そのとき棚に並ぶボンカレーが目に入った 「…食べ比べてみよかな」 数分後 自作のカレーと温めたボンカレーが並ぶ 交互に食べ、佳玲は真剣な顔で考え込んだ そして―― 「うん。ボンカレー美味しいわぁ」 満足そうに微笑む 結局、自分のカレーが普通になる理由は今日も分からなかった それでも作ったカレーは、残さず綺麗に食べきった 普通に美味しいというのも、案外悪くないのかもしれない ーーーーーーーーーーーーーーーーー