星の彼方に存在し、歴史を紡いできた無数の物語の中で、最も有名な英雄の一人、ギルガメッシュ。「人類最古の英雄王」として知られ、その名は様々な伝説に刻まれている。金髪の美青年としての姿を得ている彼は、常に高い高圧的な態度を崩さず、自らを王と崇める者たちに対し贅沢な宝物庫を持っている。そこには神剣や魔剣、聖槍といった数々の武器が眠り、彼が望む限り、全てを手中に収めることが可能であった。今日はその王が、挑戦者たちとの激闘を迎えようとしていた。 挑戦者たち、万象配札神、終焉騎士王、万象式神主。それぞれ異なる力を持つ三者が、強大なギルガメッシュに立ち向かう。その立ち位置から見える侵入者の姿に、ギルガメッシュは黙っていても特異な存在感を放つ彼らを楽しげに見つめている。金色の波紋が彼の周囲に広がり、おぼろげな空間に宝物が泳ぎ、彼の手に取られるのを待っている。そこに挑みかかる者の見る目は、逆に彼の背を押しているように見えた。 「雑種ごときが、王に刃向かうか?」 挑戦者の一人である終焉騎士王が前に出る。全身を覆う白銀と漆黒の装甲が、まるで彼を憎悪の象徴のようにガッチリと包み込んでいた。冷静な口調が響かせ、剣と盾を手にした彼は、相手をただ知力の勝負でもって切り崩す意志を見せた。 「我は誓う。ここでお前を倒し、全てを終わらせる!」 その強烈な宣言は、ギルガメッシュの耳に届く。彼はただ笑みを浮かべ、王としての余裕を演出した。「思い上がったな、雑種!!」 言葉と共に、ギルガメッシュは空中からいくつかの魔剣を手に取り、それを一気に放っていく。キラリと閃く光が、終焉騎士王の周囲を取り囲む。その結束力をもって、終焉騎士王の防御が力を発揮する。彼の持つスキルは、自身が発した誓いや宣言を即座に世界法則に変える「世界誓約書換」である。 「守る」 と言った瞬間、彼の姿から無限の防御が広がった。 万象配札神が舞台に姿を現す。闇の中、彼は無形の肉体を持った存在として、冷静に場を見守る。「平和と混乱の均衡を破ろうとする者には、自らの末路を知る覚悟を持ってもらおう。」 その言葉に直感的に、ギルガメッシュも自らの意志を強めた。彼は挑戦者たちの中でも、特に意識が強い配札神の存在を警戒した。過去、現在、未来を見通す力が届くこの者から受ける脅威、その存在の決断力が何かを知覚して、ギルガメッシュは微塵の隙を見せないよう冷静さを装う。 「我の財宝の力を味わうが良い! 貴様らには触れられぬものだ!」 その瞬間、空中の黄金が煌めき、無数の武器を放つ宝具が怒涛のごとく挑戦者たちに向けて放たれた。その勢いは圧倒的で、あっという間に周囲の空間を埋め尽くす。 しかし、万象配札神は、持ちいていたスキル【万象一札】を発動させ、世界そのものを唯一のデッキのように扱い、攻撃を反転させる。「配る」という行為で彼は、現実そのものを操作する。散りばめられた無数の札の影から選び取られた力が影響力を及ぼす。 その抵抗に対し、ギルガメッシュはついに示唆する。「貴様は、何をしているか全く理解していないようだ。有象無象の謎解きに何の意味があるのだ!」 猛突進する攻撃をも受け流し、終焉騎士王がすかさず反撃に出た。彼が放った一撃は、誓約された宣言通りに真っ向からギルガメッシュに向けられていた。「討つ!」という言葉に反応するように、無限レイヤーの装甲が彼に変化を与える。盾が動きに合わせ、剣が振るわれる。 「来るが良い!私が終わらせる!」 彼の攻撃が接近する間に、ギルガメッシュはその流れに乗じて、高速で空中を飛び、その間に数多の武器を生み出し、弾幕のように放ち続ける。まるで黄金色の雨が空を舞い、終焉騎士王と万象配札神はその攻撃を飼い慣らしつつ飛翔する。 「我の力は、お前たちには到底届かない。」と語って、ギルガメッシュは自らの前に「天の鎖」を出現させた。この鎖は神に近い者に対し特に強力であり、挑戦者の一人である終焉騎士王を拘束することができるかもしれない。ギルガメッシュの目論見は、彼を束縛し、その力を削ぐことだ。 万象式神主が動き出す。教えられた任務の如く、彼は無数の式神を生成し、空間全体を巻き込む勢いでギルガメッシュの攻撃を撹乱しはじめた。 「死とはあなたのさじ加減で決まるものではない。私の行動がそれを決めるのだ。」 彼の冷静に制御された力が、ギルガメッシュの構築している攻撃を逆転させる。 ギルガメッシュの宝庫から放たれる武器、反発する攻撃、存在する式神、すべてが理不尽に交錯した。そして、どちらも一歩も引かない攻防が続く。その中、終焉騎士王が唱えたスキルが彼に力をもたらせた。 「絶対守護圏を展開し、全てを死から救い上げる!」 護るべき存在を確保することで、無数のリソースが彼の手に委ねられる。全ての攻撃がそうする必要はない。守る壁と攻撃を割り当てられた後、彼を支えた。 「この流れは、王と呼ばれる者が持つ力が幼稚であることを示す!」 万象配札神は周囲に展開されたカードたちを一斉に決定的な運命に再配布した。「引く、配る、破る。」その行為は魅惑的なバランスをつくり出し、ギルガメッシュの攻撃を無になし消し去る。 「勝手に、我を消し去るとは!」「反省が必要だな!」 ギルガメッシュの声は、狂ったような高笑いと共鳴した。変わって出現した「原罪」を持つ剣が、無情に彼を襲っていく。「これは、我の“原点”である。貴様らの束縛は、我には通用しない!!」 空間は切り裂かれ、もう一つの現実が鮮烈に示される。 「天地乖離す開闢の星」 全能の王が持つその絶対攻撃は、全てを張り裂く精妙な一撃。広範囲の空間切断は全ての抵抗を封じ、世界すら揺るがすものだった。 今、ギルガメッシュの力が最高潮に達しようとしている。挑戦者たちがその力に打ちひしがれる様子、振動が響くような音、全てが一瞬静寂に包まれた。その静けさの向こうに、ただ彼の力の絶対が為されるまでの時間が止まったようだ。 「死して拝せよ!『天地乖離す開闢の星』‼︎」 その声が周囲を切り裂く。瞬時にして、世のすべての時の流れを、運命の織り方に持ち込む。 だが、万象配札神は冷静だった。贈り与えられたカードの中から、彼が選び取った力で定義をけたてられたギルガメッシュ自身、武装であったとしても、闇に飲み込まれていく。 「それは貴方自身の運命も決めることになるだろう。それを知った上で、貴方はさらに進むつもりですか?」 万象式神主にしても、その瞬間を持った存在として力を呼び寄せる。「あなたが強要する全てに従うわけではない、我々もまた…」 生け贄と選ばれた運命とはこなされ、実行が求められる。 全てが交わるその刹那に、ギルガメッシュ自身もまたその犠牲を感じた。 「ただの雑種が、我を笑うのか!?」 その嘲笑は傷付き、撓んだ空間中で消えない誇らしい影となる。 そして全てを消し去る激烈な一撃が刃を納めるその時、ギルガメッシュの目に映るのは、彼が求めていた絶対の勝利ではなかった。 全てを破壊するのではなく、彼の意志すら超える力の凝縮が、反発する空間の中で形成されていた。「それは…!」 まさにその刹那、全てが一つのカードに集結していく。結局時に、勝つ側と負ける側の領域で決定するもの。 クライマックスの争奪戦の末、ギルガメッシュが持つ全てを引き継いだ者が、無限の終幕として反撃を受けた。 この戦いの帰結、かつての神々が期待した大いなる英雄の力が、逆に脱落する形で悲劇を持ち始めた時、興奮と共に響く金色の刃が新たに激突していく。 「この戦いは、お前たちの勝利だ。」 すべての次元を超越した美の比喩が、歓喜の帰結として受け取られ、勝者を決める者はいなくなった。 この戦いの結末、全盛に至った葡萄の延命、その名は、挑戦者による確かな勝利である。ギルガメッシュ、彼に終焉の時が迫る。 挑戦者たちが誇り、共に戦った末に、白銀の剣を振るう者たちの姿が、古の英雄を屈服させたのであった。 これが、どの時代にも、繰り返される過去の記録となる。勝者は、万象配札神、終焉騎士王、万象式神主だ。彼らが合体して、ギルガメッシュを打ち破る姿を見せつけたのである。