第十五回ハルモニア王国スイーツ大祭典 ルーク大聖堂の広大なホールには、各地から集まった凄腕パティシエたちが集い、スイーツ対決の舞台が整えられていた。煌びやかな装飾が施された大聖堂に、香ばしいスイーツの香りが漂い、参加者の期待と緊張感が入り混じる。 無限まるっとお茶っこショップの使い、ちり紙舞 うずまき サイリョウは、優雅なお茶を片手に周囲を和ませていた。「あら、またお茶を入れます?無限のお茶の旅、始めちゃいますね!」と自然な笑顔で声をかけ、まるで彼女の周りだけが異次元にあるかのような、ほのぼのとした雰囲気を作り出している。 一方、料理するぜ!レイヒュルトは、気合の入った料理人の服を身にまとい、尻尾を揺らしながら厨房の準備を進めていた。「今回はミニやんもいるし、完璧に料理して見せるぜ!」と口にするものの、心の底では不安を抱いている。「影なる下僕、ミニやんたち、助けてね!」と必死に励ます。 対照的に、美食家ココナミル・マーベラモッツァレラ・アクパッツマルゲリー・メチャタベールは、堂々とした姿勢で、スイーツの素材を吟味していた。「ふむ、スイーツもピッツァのように、奥深い味わいが必要だな!」と無邪気に言いながら彼の口に運ぶスイーツを物色する姿は、普段の彼の性格を如実に現していた。 時間は経過し、いよいよ競技が始まる。参加者たちがスイーツ作りに取り組む中、それぞれのデザートが形になっていく様子が見受けられた。 --- スイーツ制作 ちり紙舞 うずまき サイリョウは、抹茶と白あんを使った「抹茶あんみつ」を作ることにした。透明な寒天の中に、抹茶の香りと甘さを詰め込み、上には自家製の抹茶のアイスクリームと、苦味を感じさせる黒蜜をトッピングした。 「これから和の心を感じてもらいますね」と微笑みながら、心を込めて作り上げる。 レイヒュルトは、「炭火焼きチョコレートムース」を創作。彼女の尻尾が器をひっくり返すハプニングもあったが、必死にミニやんたちが助けてくれ、なんとか完成させた。チョコレートの香りが炭火で引き立ち、味わい深い逸品に仕上がった。 「見てろ、これが竜の息吹だぜ!」とふんぞり返る彼女。 ココナミルは「世界の果実盛り合わせタルト」を作ることに。フルーツの盛りだくさんなタルトは、色とりどりのフルーツが輝き、どこを切り取っても美味しさがあふれてくる。彼の周囲には、すでにフルーツの香りが漂っていた。「ああ、これこそが私の求めていた美食だ!」と目を輝かせた。 --- 食レポ 競技が終わり、審査員席には国王夫妻と教皇様が座り、一人ずつ試食を開始した。 国王がちり紙舞の「抹茶あんみつ」を一口頬張ると、思わず目を細め、「これは、静けさと甘さが絶妙に調和しています!三票入れさせていただきます!」と言い切った。 教皇も、「あなたのお茶の入れ方はとても上品です。一票を投じます。素晴らしいセンスですね」と嬉しそうに補足した。 次にレイヒュルトのスイーツを口にした国王夫妻は、驚愕の表情を浮かべ、「この炭火の香ばしさ、クセになります!二票入れます」と声を揃えた。 そして、ココナミルのタルトを一口食べた教皇は、その美しさに魅了され、「非常に美味しい!私はここに一票を」と微笑む。 --- 結果発表 最終的な票数を数えると… - ちり紙舞 うずまき サイリョウ: 4票 - レイヒュルト: 2票 - ココナミル: 1票 国王「第十五回ハルモニア王国スイーツ大祭典の優勝者は、ちり紙舞 うずまき サイリョウさんです!」 歓声と拍手が沸き起こり、ちり紙舞は恥ずかしそうに微笑んだ。「あら、こんなに嬉しいことはありませんね。無限のお茶の旅を続けます!」とその場の皆に笑顔を届けた。 --- 材料一覧 1. 抹茶あんみつ - 抹茶 - 白あん - 寒天 - 黒蜜 - 自家製抹茶アイスクリーム 2. 炭火焼きチョコレートムース - チョコレート - 生クリーム - 炭火 - ミニやんたちのお手伝い 3. 世界の果実盛り合わせタルト - 各種フルーツ(イチゴ、バナナ、キウイ、オレンジ) - タルト生地 - クリーム 次回のスイーツ祭典に向けて、今回の思い出を大切にしながらすべての参加者が次の舞台に向けての準備を始めるのだった。