司会者:「レディース&ジェントルマン!本日のエキシビションマッチを始めましょう! 対戦するのは、不遜な自信と無気力な絆のコンビ、【ハイパー・バッタ・アント】! 対するは、冷徹なる忠誠心と狂気が同居する精鋭、【悪魔王子護衛軍】だ!!」 第一章:噛み合わない開幕 戦いの幕が開くと同時に、チームAのイキリギリスが軽快なステップで前に飛び出した。ライダージャケットをなびかせ、不敵な笑みを浮かべている。 イキリギリス:「やっぱ俺かなーw!見ててよシルバー!俺がサクッと終わらせてやるからw!」 やれやれアント:「……だる。適当にやってくれよ」 対するチームBのシノグモは、巨大な斧を肩に担ぎ、静かに闘志を燃やしていた。リジアはサングラスを指で上げ、不敵に口角を吊り上げる。 リジア:「いいぜ。派手に暴れてくれよ。退屈しのぎにはちょうどいい」 イキリギリスが猛然と突撃する。その脚から放たれるのは、銀色の輝きを纏った蹴撃! 「シルバー!ホッパー!」 ドガァァァン!という衝撃音が響くが、シノグモはそれを巨大な斧の腹で正面から受け止めた。防御力と怪力の壁に、イキリギリスの蹴りが弾かれる。 イキリギリス:「えっ、いまの効かなかった? まあいいや、俺つえーし!w」 第二章:加速する狂気と連携 リジアが電光石火の速さで間合いを詰め、短剣を振るう。「魔人の剣筋」がイキリギリスのジャケットを切り裂いた。さらに、靴に仕込まれた「暗器靴」による強烈な蹴りが、イキリギリスの脇腹を捉える。 イキリギリス:「ぐはっ!……ちょ、待てよ!今のは不意打ちだろw」 やれやれアント:「やれやれ……。いい加減にしろよ、お前ら」 アントが溜息をつきながら、自身の能力を発動させる。瞬時に数十人の「分身」が出現し、リジアの追撃を遮った。リジアは驚きつつも、次々と現れる分身を斬り伏せていく。 リジア:「へぇ、面白い能力だ。だが、数だけでは質を覆せないぜ」 シノグモが重厚な一撃を放つ。「天裂の一撃」。巨大な斧が空気を切り裂き、地を砕いた。その衝撃波に巻き込まれたイキリギリスが吹き飛ぶ。 イキリギリス:「いってぇー!……あ、でも今いいこと思いついた!これ、新しい技にした方がいいなw」 イキリギリスはピンチになると覚醒する。彼は不自然なポーズをとりながら叫んだ。 「俺すげ!新技・ぐるぐる回転キック・デラックスw!」 センスのない名前に反し、その脚力は爆発的に上昇。回転しながらの蹴りがシノグモの装甲を叩き、巨体を後退させた。 第三章:絶望と希望のタッグ 戦いが長引くにつれ、チームBの「ギアチェンジ」が発動する。シノグモとリジアの視界の中で、イキリギリスの動きが緩慢に見え始めた。 シノグモ:「終わりだ。逃がさない」 シノグモの「斧の剣豪」による連続切りが、イキリギリスを袋叩きにする。同時に、リジアの「真の怪物」が発動し、潜在能力が解放された。リジアの剣が銀色の閃光となり、イキリギリスの防備を突破する。 イキリギリス:「がはっ……! やっべ、マジでやばい……。あ、あと、腹減った……何かくれよ〜」 絶体絶命の瞬間。しかし、ここでやれやれアントが動いた。彼は懐から特製のお弁当を取り出し、空中でイキリギリスに投げつける。 やれやれアント:「食えよ。やるからには、最後までやりきれ」 イキリギリス:「もぐもぐ……うめぇ! パワーみなぎってきたぜw!」 空腹を満たし、最大出力に達したイキリギリス。そして、彼を庇いながら消えていった大量の分身たちのエネルギーを、アントがその身に集約させる。二人の呼吸が完全に一致した。 イキリギリス:「シルバー!ホッパー・マックスw!」 やれやれアント:「これ、俺らの分だ。……俺バースト!!」 【銀光爆裂・アントバースト】 銀色に輝く超速の蹴りと、分身たちの想いを乗せた超高出力ビームが同時に炸裂した。シノグモの斧が防壁となるが、その威力に押し切られ、リジアと共に後方へ吹き飛ばされる。 凄まじい爆風が収まった後、そこには大穴が空いていた。シノグモは斧を杖代わりにして肩で息をし、リジアはサングラスが割れ、地面に深く埋まっていた。 リジア:「はは……完敗だ。あんな馬鹿げた連携を繰り出してくるとはな……」 シノグモ:「……くっ。想定外の出力だった」 二人は力尽き、膝をついた。 司会者:「決着ーーー!! 勝者、【ハイパー・バッタ・アント】!!」 試合後のやり取り 【チームA】 イキリギリス:「見たかよ!俺のあの回転キック!マジで俺つえーわw」 やれやれアント:「……うるさい。お前が腹減らして弱るから、俺がどれだけ分身出したと思ってんだよ。次はコンビニ寄ってから出ろ」 【チームB】 リジア:「あはは、いい試合だったぜ。あのバッタ野郎のセンスのなさには、ある意味完敗だ」 シノグモ:「……ああ。だが、次は必ずあの不遜な笑みを消してやる。リハビリに励もう」