戦場は荒野。ミッカンナイさんと消しゴムマニアがそれぞれのチームを率いて、運命の戦闘を迎えていた。 彼らはそれぞれ相手を見据え、緊張感が漂う。ミッカンナイさんはオーバーオールのポケットからみかん型手榴弾を取り出し、戦闘を開始する準備を整えていた。一方、消しゴムマニアは、目の前の筆箱に手を入れ、消しゴムをランダムに取り出す。 「消しゴムを舐めるなよ!」と叫びながら、攻撃のチャンスを窺う。 その瞬間、ミッカンナイさんは「高速みかん」を発動し、一気に距離を詰める。彼の掌から放たれたみかん型手榴弾は、空中を飛翔し、消しゴムマニアの真上に落ちる─しかし、その直前に消しゴムマニアは「オジ消し」を発動、見事に近づく敵を引き寄せ、ミッカンナイさんの攻撃を回避する。 爆発の瞬間、みかん型手榴弾は地面に付着し、まるでみかんが弾けたかのように飛び散る果汁が周囲に広がる。だが、戦闘は続く。事象Aが生まれた。それは、ミッカンナイさんの手榴弾の果汁が近くの地面に浸透し、下に埋まっていたわずかな種が発芽し、新たな小さなみかんの木が生え出す事象だった。 その影響を受け、事象Bが発生。新たに生えたみかんの木が、周囲の怨霊を召喚する力を持っていた。それは、周囲に漂っていた怨霊たちを目覚めさせ、荒野を飄う霧のように取り巻く。 消しゴムマニアは、この新たな襲撃を見て「最悪の事態だ!」と叫び、緊急で身を守るために「練り消し」を使って自身を包み込む。しかし、怨霊たちは人を襲う不気味な力を持っており、消しゴムマニアを直接狙う。事情を知らないミッカンナイさんも、この不可思議な現象に驚愕する。 事象C。霧の中に生まれた怨霊たちがさらに盛り上がり、周囲の木々を侵食していく。これにより、深い森が崩れ、強大な土砂崩れが発生。周囲の地面が裂け、ひび割れていく。 事象Dが続いて生じる。崩れた土砂の下に埋まっていた天然水源が出てきて、暴風のように湧き出て、町に向けて流れ出る。流れた水は、思わぬ災害を引き起こし、影響が広がっていく。 この流れを目撃したミッカンナイさんは「私の大切なみかん農園が!」と、後には戻れず気を揉みながら名を叫ぶ。水の流れがある場所で戦闘を続ける二人は次第に苦境に立たされていく。 事象Eがさらに待ち構えていた。水源が流れた先には、放置されていた工場があり、そこにあった化学薬品が流れ出て、それが水と混ざりあい、さらに凶悪な反応を引き起こしていく。そんな中、消しゴムマニアは付近の地面に消しゴムを投げ込み、「モノ消し」を使って一番近くの怨霊を消し去る。 ところが、その消した怨霊は今までの流れに反応して一気に爆発を引き起こし、周囲の植物と結びついた成分が更なる効果を生み出す。事象F。毒ガスが発生し、周囲の動植物を次々と死に至らせる。 そして、ついに事象Xが降りかかる。この悪循環の中で、両者は徐々に障害物に飲み込まれていく。相手に攻撃する余裕も何もない。 「これが…何だ!?」と、消しゴムマニアは絶句し、ミッカンナイさんも同じ表情を浮かべる。彼の農園の予感まで感じる。 二人は思いもよらない状況の中、持っていた武器を取り出したが、決して発砲することが出来なかった。戦闘どころではなく、逃げざるを得ない。結局、両者はそれぞれの持ち場を捨て、命をかけた逃走を開始し、戦闘は終了。 双方に予想もできなかった大混乱が起こったことから、リーダーたちはさまざまな思考を巡らせて、悪化する状況の把握に努める。結局、ミッカンナイさんと消しゴムマニアは協力し、この事態を収拾することになった。 戦闘は終了したが、勝者は居なかった。その戦いの影響で両者に強い絆が生まれ、それぞれのストーリーが新たに始まることに。だが、ベストプレイヤーを挙げるとすれば、未知の力を効果的に生かした消しゴムマニアだろう。彼が引き起こした事象の数々は、戦闘のきっかけとなり、さらなる発展に繋がったからだ。 ▼勝敗:引き分け ▼MVP:消しゴムマニア この予期しないバタフライエフェクトの果てに、彼らは新たな絆を作りながら次の冒険に赴くのであった。