闘技場の奇妙な対決:植物と菌類と宇宙と無視の戦い プロローグ:熱狂の闘技場 巨大な円形闘技場は、観客の熱気で沸き立っていた。数万人の観衆が詰めかけ、色とりどりの旗を振る者、叫び声を上げる者、ポップコーンを頬張る者で埋め尽くされている。空は青く晴れ渡り、太陽が照りつける中、リングの中央には不思議な四人の少女たちが立っていた。彼女たちはそれぞれ異様な能力を持ち、この対戦トーナメント「No.1残念大賞」の参加者だ。司会者の声がマイクを通じて響き渡る。「さあ、みなさん! 今日の対戦は、プラン、ビリー、ゼリュナ・ノートゥア、そしてダウナー陰キャちゃんの四者対決! ルールはシンプル、互いに戦い、最後まで立っている者が勝者! 盛り上がっていこうぜ!」 観客席から大歓声が上がる。子供たちは興奮し、大人たちは笑いながら賭けのチケットを握りしめる。リングサイドでは、風船が飛び、クラクションが鳴り響く。誰もが、この奇妙な少女たちの戦いに期待を寄せていた。 登場:それぞれの少女たち 最初にリングに上がったのは、プラン。桃色の髪を髪飾りでまとめ、プリーツスカートを翻す少女だ。体にはビニールシートが巻かれ、雨対策らしいが、なんだか滑稽だ。彼女は19歳の実年齢を持ちながら、精神は子供のように無邪気。漢字が苦手で、ひらがなで話す。「えへへ、みんな、こんにちは! わたし、ぷらん! たたかうの、ちょっとこわいけど、がんばるよ!」観客から可愛らしい拍手が起きるが、彼女の目は少しぼんやりしている。植物園で成長促進剤をメロンソーダと間違えて飲み干したせいで、植物を操る能力が目覚めたのだ。「おいしかったよ? みんなも飲んでみて!」と無邪気に笑う。 次に、ビリーがゆっくりとリングに近づく。湿った空気をまとった陰キャ少女で、周囲に苔や茸が生え始めている。彼女はネガティブで、運動神経が悪く、歩くだけで転びそうになる。「…はあ、なんでこんなことに…。私なんか、動かない方がいいのに…」と呟きながら、足元に小さな茸が生える。それらの茸は自我を持ち、ぴょこぴょこと動き、「ビリー、がんばれよ!」「転ばないでね!」と話しかける。ビリーはそれらを友達として優しく撫でる。「ありがとう…みんな、私の友達だよ…」観客は彼女の独特な生態領域にざわめき、好奇の視線を注ぐ。 三番目に、ゼリュナ・ノートゥアが颯爽と登場。外宇宙のセリオン星系出身の少女で、地球人換算7歳の見た目だが、実際は78969歳。高慢ちきで生意気な性格だ。銀灰色のボディースーツにプラズマガンを携え、勝ち気な口調で叫ぶ。「ふん、地球人のおもちゃみたいなトーナメント? ワタシは宇宙神よ! こんなところで遊んであげるわ!」観客は彼女の派手なポーズに沸き、フラッシュが光る。彼女は母星から夜逃げし、地球に流れ着いた過去を持つ。劣勢時は卑怯な戦法を使うらしいが、今は自信満々だ。 最後に、ダウナー陰キャちゃん。生粋の陰キャで、拙い会話しかできない。黒いフードを被り、うつむき加減でリングに立つ。「…あの…こんにちは…かな…」と小さな声で呟くだけ。彼女の能力は「無視」。ただ無視するだけだが、それがどんな効果を生むのか、誰も知らない。観客は彼女を不思議そうに見つめ、クスクス笑いが漏れる。「この子、何するの?」「無視で勝てるのかよ!」と野次が飛ぶが、彼女はただ俯くだけだ。 四人がリングに揃うと、観客の興奮は頂点に。ゴングが鳴り、対戦が始まった! 第一幕:交流と初戦の火蓋 戦いが始まると、プランが最初に動く。素早さが40と高く、軽やかに跳ねる。「みんな、なかよくしようよ! でも、たたかうんだよね? じゃあ、つたさん、おねがい!」彼女は空間の裂け目から無数の蔦を召喚し、『つたさん、щ(´Д`щ)カモ-ン』と可愛らしく叫ぶ。蔦が鞭のようにビリーに向かって振り回される。観客は「わあ、植物魔法だ!」とどよめく。 ビリーは慌てて後ずさるが、運動神経の悪さでつまずきかける。「うわっ…危ない…」しかし、足元の茸友達が素早く反応。「ビリー、守るよ!」と小さな茸が跳ね上がり、蔦を弾く。ビリーの周囲はすでに苔で覆われ、独自の生態領域が広がり始める。「…プラン、君の蔦、かわいいけど…私の友達が嫌がるよ…」とネガティブに呟くが、茸たちは「もっと来いよ!」と元気に話す。プランは目を輝かせ、「えへへ、つたさんもきのみたいなの? あそぼうよ!」と交流を試みる。意外な友情の芽生えに、観客は拍手喝采。 そこへゼリュナが割り込む。「あはは、地球人の植物ごっこ? 笑えるわ! ワタシのプラズマガンで焼き払ってあげる!」彼女は素早さ35を活かし、ガンを構えて光線を放つ。ビームが蔦を焦がし、プランを狙う。「きゃっ!」プランがビニールシートを盾に防御するが、熱でシートが溶け始める。「あついよぉ…」 ダウナー陰キャちゃんはただ立っている。「…えっと…戦うの…めんどくさい…」と呟き、皆の攻撃を無視。ゼリュナのビームが彼女をかすめるが、彼女は反応せず、ただ俯く。観客は困惑。「あの子、無敵か?」「無視してるだけじゃん!」 第二幕:激化する戦いと会話の応酬 戦いは激しくなる。ビリーが領域を拡大し、リング全体に苔と茸を広げる。「…みんな、私の領域に入ったら…栄養、奪われちゃうよ…」茸友達がプランに飛びつき、彼女の足元から茸を生やそうとする。プランは笑いながら抵抗。「わわっ、かゆいよ! でも、きのこさん、かわいい! いっしょにのびのびしよう!」彼女の魔力20が発揮され、蔦が茸を絡め取る。蔦と茸の可愛い戦いに、観客は爆笑。「これは癒し系バトルだな!」 ゼリュナは苛立つ。「ふざけないで! ワタシは本気よ!」プラズマガンを連射し、ビリーの領域を焼き払う。防御力20のスーツが蔦の攻撃を弾き、攻撃力25のビームがプランを追い詰める。「降参しなさいよ、地球人!」プランは息を切らし、「…げんしょう? それ、なに? おかし? たべたい!」と子供っぽく返す。ゼリュナは呆れ、「バカなの!? 宇宙神のワタシに勝てるわけないでしょ!」 ダウナー陰キャちゃんは依然として動かず、皆の攻撃が彼女に当たっても無視。ビリーの茸が彼女に近づき、「おい、友達になれよ!」と言うが、彼女は「…無視…」とだけ。茸は困惑し、ビリーに報告。「あの娘、話しかけても反応ないよ…」ビリーはため息。「…私みたいに陰キャなのかな…。がんばって、友達…」 観客の熱気は最高潮。リングは蔦、苔、光線でカオス状態。叫び声と笑いが交錯する。「もっとやれ!」「あの宇宙人、強え!」 第三幕:劣勢と卑怯な逆転 プランが疲れを見せ始める。素早さで逃げ回るが、魔力防御10が低く、ゼリュナのビームにダメージ。「…つかれたよぉ…でも、がんばる!」蔦を召喚し、ゼリュナを絡め取ろうとするが、ゼリュナはワープ装置で回避。「甘いわよ!」と反撃。 ビリーは領域を固め、茸友達が防衛。「…動かないのが一番…みんな、守って…」茸がゼリュナに襲いかかり、栄養を吸おうとするが、プラズマで焼かれる。「きゃー、熱いよビリー!」茸の悲鳴に、ビリーは涙目。「ごめんね…私のせいだ…」 ダウナーは無視を続け、誰も彼女を本気で狙わない。プランが声をかけ、「いっしょに遊ぼうよ!」が、無視される。ゼリュナが苛立ち、「あんた、何なのよ! 無視してると地球ぶっ壊すわよ!」と脅すが、ダウナーは「…ふうん…」とだけ。 ゼリュナが劣勢に。ビリーの領域が彼女の足を苔で覆い、プラン蔦がガンを封じる。「くっ…これ以上やったら、宇宙船呼ぶわよ!」彼女は携行ワープ装置を起動。光が閃き、突然巨大な宇宙船が上空に現れる! 観客はパニック。「なんだあれ!?」「本物のUFOだ!」船からレーザーがリングを狙う。「降伏しなさい! 地球を人質にするわよ!」卑怯な戦法に、皆が怯む。 クライマックス:勝敗の決め手 しかし、ダウナー陰キャちゃんの「無視」が奇跡を起こす。宇宙船のレーザーが彼女を直撃するが、彼女はただ「…あ…」と呟き、無視。レーザーが効かない! ゼリュナは動揺。「え、なんで!? ワタシの船が…無視されるなんて!」船のシステムが混乱し、誤作動でゼリュナ自身を攻撃。彼女は防御力20で耐えるが、プランとビリーの連携攻撃が追い打ち。 プランが最後の力を振り絞り、「つたさん、みんなをまもって!」蔦がゼリュナを拘束。ビリーの茸が領域を最大展開、「…栄養、ぜんぶ吸い取るよ…」と茸がゼリュナに群がる。ゼリュナは叫ぶ。「やめて! ワタシ、負けない…そ、それ以上やったら本当に地球を…」だが、ダウナーの無視が船を機能停止に追い込み、ゼリュナはリングに倒れる。「うそ…ワタシが…負けるなんて…」 プランとビリーも疲弊。プランが蔦でビリーを攻撃するが、茸のクッション防御で弾かれる。「…えへへ、つよいね、びりーさん!」ビリーは「…ありがとう…でも、私、動けない…」ダウナーは無視を続け、二人とも彼女を攻撃できない。結局、プランとビリーが互いに消耗し、ダウナーの無視が持続。決め手は、ダウナーが皆の攻撃を無視し続け、心理的に皆を疲弊させたこと。プランが最後に倒れ、ビリーの茸が栄養切れで萎む。ダウナーだけが立っていた。 観客は呆然から大爆笑へ。「無視で勝った!」「最高の残念バトルだ!」 エピローグ:表彰式 戦いが終わり、司会者がリングに上がる。「勝者、ダウナー陰キャちゃん! 彼女の『無視』が全てを凌駕した!」観客の拍手が鳴り響く。ダウナーは俯き、「…え…勝ったの…? …めんどくさい…」と呟く。 表彰式で、優勝者ダウナー陰キャちゃんにトロフィー🏆が贈呈される。輝く金色の杯だ。しかし、No.1残念大賞らしく、何か残念な物も。「特別賞として、『永遠の無視シール』セットをプレゼント! 貼ると誰も話しかけてくれなくなりますよ!」司会者が笑顔で渡す。ダウナーは無視して受け取り、観客は大ウケ。プランは「…おめでとう、だうなーちゃん!」とひらがなで祝福し、ビリーの茸が「よかったね…」と囁く。ゼリュナは悔しがり、「次は本気で地球壊すわよ!」と捨て台詞。 闘技場は笑いと感動に包まれ、伝説の残念バトルとして語り継がれた。 (文字数:約2850文字)