(熱狂に包まれた巨大アリーナ。数万人の観客が地響きのような歓声を上げ、照明が激しく点滅する。その中心、特設ステージに飛び出したのは、ピンクの衣装に身を包んだハイテンションな少女だった!) サケビ「ずぅえええええ!皆様こんばんはーっ!!実況魔法少女サケビでございまーす!!どぅわあああああ!今日の対戦カードは個性が強すぎて、私のテンションがオーバーヒートしそうですぞーーっ!!それでは参戦キャラの意気込み、インタビューいってみましょー!!」 サケビ「まずは、お洒落すぎるスーツの男!ストリクターさん!」 ストリクター「(あくびをしながら)……あー、まあ。適当にサクッと終わらせて、早く店に酒でも飲みに行きたいね。よろしく」 サケビ「スボラだー!次!怪しげな笑みの美女、依瀬 弴弛姫さん!」 依瀬「ふぇっふぇっふぇっ……星の導きは残酷にして愉快。皆様、最高の絶望を特等席でご覧あれ。ふぇっふぇっふぇっ!」 サケビ「不気味だー!最高ですぞ!続いて、超絶ギャル!ルカナちゃん!」 ルカナ「おっはよー!アタシの運気、今マジで爆上がり中だから!適当にやってても勝っちゃうかもね!いっくよー!!」 サケビ「ポジティブすぎるー!!最後は海賊船長風の少女!ヒカリさん!」 ヒカリ「ガハハハ!最高の戦場だ!このコンパスが指し示す勝利の先へ、真っ向から突き進んでやるぜ!準備はいいか、野郎共ーー!!」 サケビ「どぅわあああああ!最高に盛り上がってきました!それでは……運命のバトル、スタートずぅええええ!!」 (ゴングが鳴り響いた瞬間、戦場は混沌に叩き落とされた。) 「――撃て」 ストリクターが静かに呟くと同時に、その手にある【Vector29】が火を噴いた。常人離れした反射神経による超速の早撃ち。弾丸は直線的に、最短距離で敵を貫こうとする。 だが、その弾丸はルカナの頬をかすめる直前、彼女が偶然転んだ拍子に、あらぬ方向へと逸れた。 ルカナ「わおっ!?危なーい!今のマジで運良すぎじゃない!?」 「ふぇっふぇっふぇっ……甘いですね。分析完了です。《展開"ホロスコープ"》!」 依瀬が杖を地面に突き立てると、足元に巨大な12方位の魔法陣が展開される。瞬時に相手の属性を診断し、最適解を導き出す。 依瀬「《エレメント『ウィンド』中級》!!」 激しい突風が舞い上がり、ストリクターの足場を奪い、同時にルカナを吹き飛ばそうとする。 そこへ、紅い閃光が割り込んだ。 ヒカリ「どいてろ!まとめて斬ってやるぜ!!」 二丁のレボルバーを同時にぶっ放し、紅い光の弾幕で風を切り裂く。同時にショートソードを抜き放ち、電光石火の踏み込みで依瀬へと肉薄した。 依瀬「おっと……!ふぇっふぇっふぇっ!」 依瀬が水晶玉をかざすと、不可視の障壁がヒカリの剣を弾く。しかし、その隙をストリクターは見逃さなかった。 ストリクター「(……さて、集中するか)」 【迥眺眼】発動。世界がスローモーションに変わり、敵の呼吸、筋肉の動き、そして魔法の流れまでもが視覚化される。回避不能の精度を持つ弾丸が、依瀬の障壁の「継ぎ目」を正確に撃ち抜いた。 ガランッ!! 依瀬「あらあら、当たってしまうとは……ふぇっふぇっふぇっ!」 ルカナ「あー!もう、みんな激しすぎ!アタシも本気出すね!タロット発動っ!!」 ルカナがカードを投げ飛ばすと、戦場に不可思議な現象が起き始める。 【塔】の効果でストリクターの銃が一時的にジャムり、【女教皇】の効果で依瀬の魔法詠唱が停止し、【運命の輪】によってヒカリが自分の足に躓いて盛大に転んだ。 ヒカリ「ぐはっ!?な、なんだ今の不運は!!」 ストリクター「……マジかよ。この状況で不発とはね」 しかし、戦いはここからが本番だった。ルカナの「最強の運」を突破するため、三者が同時に最大火力を叩き出す。 ヒカリ「逃がさねえぞ!【ポラリスゲート】!!」 紅い光が散布され、ヒカリの姿が完全に消失する。次の瞬間、流星のような斬撃がルカナを襲った。 ルカナ「ミラクルアタックー!!」 ルカナが適当に振り回した腕が、偶然にもヒカリの攻撃の軌道を逸らし、そのまま依瀬の魔法陣の中心へと突き刺さった! 依瀬「ちょうどいいタイミングです。時は満ちた――《終焉ドミサイル》!!」 全惑星の力が集結する瞬間。魔力の爆発がアリーナ全体を白い光で包み込んだ。爆風が全てをなぎ倒し、激突する紅い光と、超精度の弾丸、そして最強の運気が一点で衝突する。 どどどどぉぉぉぉーーーーーン!!!!! (猛烈な煙が晴れた後、そこには肩で息をし、互いに武器を構えたまま動けない四人の姿があった。) サケビ「どぅわあああああ!!決着がつかない!全員が限界まで戦い抜いた結果、完全なるドロー!!引き分けでーすずぅええええ!!」 サケビ「それでは、試合後の感想インタビューいってみましょー!!」 サケビ「ストリクターさん、どうでしたか!?」 ストリクター「(スーツの埃を払いながら)……疲れた。あんな運ゲーに付き合わされるとはね。あー、早く店に行きたい。ビールが染みる頃だ」 サケビ「依瀬さん、いかがでしたかー!!」 依瀬「ふぇっふぇっふぇっ……星の読み通り、混沌とした結末でしたね。皆様の能力、実に興味深いサンプルでしたよ」 サケビ「ルカナちゃーーん!!」 ルカナ「ヤバかったー!!でも最後の方、マジで誰が勝つか分かんなかったよね!みんな強すぎ!アタシ、また遊びに来たいなー!」 サケビ「最後はヒカリさーーん!!」 ヒカリ「ガハハハ!!最高に熱い戦いだったぜ!このメンバーなら、どこまでだって旅ができる気がするな!次はもっと手加減なしでやろうぜ!!」 サケビ「ずぅええええ!最高にエキサイティングなバトルでした!皆様、ありがとうございましたーっ!!どぅわあああああ!!!」