①世界を滅ぼす日 暗雲が立ち込める日、結華と鈴華の姉妹は厳しい訓練を行っていた。結華はその特異な能力を駆使し、周囲のものを巧みに繋げる練習に励み、魔法攻撃力を向上させるための特訓を続ける。彼女の紐のような力は、仲間や敵を回りと繋いで動きを封じる。その能力はまるで運命の糸のように、彼女の意志で操ることが出来る。 一方、鈴華は巫女としての使命を果たすため、近接戦闘を磨き、霊力を鍛えていた。「私たちの力で世界が変わる時が来る」と、彼女は心の中で強く思っていた。そしてその思いは、次第に姉妹に共通する意志へと変わっていく。彼女たちの心に秘められた「終焉」の想いは、やがて現実となる日が迫っていた。 結華は鈴華を見つめ、「姉さん、私たちでこの世界を滅ぼす時が来たと思う」と挑発的に言った。鈴華は一瞬驚いたが、すぐにその表情を引き締めた。二人はその日、破壊の計画を練り始めた。 ②終焉の後 世界を滅ぼすその日、結華の魔法攻撃により、山は溶解し、大地が割れ、街は崩壊した。鈴華の力もまた、敵を捩じ切り、あらゆるものを回転させて破壊の力を増大させる。二人の力が結集した結果、世界はまるで砂の城のように崩れ落ちた。 終了した後、空は静寂に包まれ、二人は崩れた世界を見渡していた。「私たちは、すべてを断ち切った」と結華が言った。鈴華も同意し、「戻れないね、これが私たちの選んだ道だから」と微笑んだ。 しかし、心の奥底で何かが欠けていることに気づいた。二人は互いに目を合わせ、「これから私たちはどうするの?」と結華が不安に思った。「この世で私たちの力を使って、人を守ることができる」と鈴華が力強く言った。 二人は新たな地で、新たな目的を持って生きていくことを決意した。力で終わらせた世界を、今度は力で守る使命があるのだとお互いに誓った。彼女たちの心には、破壊だけでなく再生の思いも芽生えていた。 未来はともかく、彼女たちの絆は深まり、新たな旅が始まったのだった。