ダンジョンの暗い入り口を越え、[最終兵器] 雷霧をはじめとするパーティーは、その名にふさわしい威圧感を持って出発した。名付けて「絶対破壊者集団」。メンバーは、それぞれ異なる特色を持ってはいるが、みなその狡猾さと残忍さに関しては共通点があった。全長937kmの雷霧、500kmのジャック、そして概念そのものを体現するインフィニティ、さらに500mのタイタン。彼らはそれぞれの力を駆使し、ダンジョン深くに潜む未知の敵を壊滅させるために進み始めた。 1階、壁は冷たく、その表面は無数の苔とカビに覆われ、暗い通路が続く。最初の敵はしょぼいゴブリン。しかし、彼らにとってそれはお遊びだった。雷霧の一撃で、口から放たれた陽電子砲が一瞬にしてゴブリンを消し去った。その後ろではジャックが惑星崩壊砲を撃ちこみ、全ての敵を無力化した。 「所詮、雑魚にすぎない。」ジャックが口を開くと、その声は暗い地下空間に響いた。全くもって余裕の表情だ。皆が知っている。彼らには無限の力がある。相手がどれほど強力であろうと、恐れるものは何もない。 2階にも進み、ここでも敵は出てくるが、彼らにとってはもはや刹那の宴。インフィニティが召喚するブラックホールは、吸い込まれるもの全てを葬り去り、周囲は無情に静まり返った。 その後も、3階、4階と構わず突破し続ける彼ら。しかし、深く進むにつれて敵の強さは増す。密集した地形に足を取られ、罠も増えていく。50階に到達する頃には、彼らの戦闘スタイルには狂気が見え始めていた。 「次元を越えた力を見ても、頑張って這い上がる。だが、根本的なバランスが崩れる恐ろしさも知れ。全ての運命は今、この場所で結ばれる。」と、タイタンが言った。 彼らは進む。最後までその道を進み、800階に到達した時点で、何かが彼らの中で狂い始める。突如、異常に強力なボスモンスターが現れた。その名は「終焉の使者」。この敵は彼らの前に立ちはだかる、圧倒的な存在感と攻撃力を持っていた。不気味な笑みを浮かべて、膨大な力で迫ってくる。 「終わらせてやる!」と叫びながら、ジャックは全力で全体攻撃を叩きこむ。だがそれでも使者は耐え、冷酷に片手で弾き返した。全ての希望が失われる。なんと彼らにかけるはずだった無限の力、それは逆に自身を蝕む力となり、内部から崩壊をもたらす。 残る雨のように降る攻撃を受け、雷霧も姿を消していく。彼らは一つ一つの力を出し尽くすが、ボスの「終焉の使者」は闇の笑いを浮かべて、彼らを排除していく。 800階。ついに彼らが全滅した。構成されていた力の全てが、このダンジョンの深部に飲み込まれた。躍進し続けた破滅の旅行は此処での幕を閉じ、彼らの最後の笑顔と共に消え去る。 彼らの荒れ狂った力は、その後の世代に恐怖と畏敬の念を持たせることとなった。そして誰もが、彼らを伝説として語り継ぐことになる。「絶対破壊者集団」は、800階まで到達した。だが、彼らの記憶は永遠に残り続けるのだった。