【参加者の入場】 白銀の闘技場に、およそ次元の異なる者たちが集結した。 まずは、ウェディング着物を纏い、甘い香りを漂わせる謎の幼女。彼女が歩くたび、足元から静かに水面が広がり、闘技場はいつの間にか幻想的な『湖』へと塗り替えられていく。 次に、ナイトウェア姿で虚空に揺蕩う黒化魔法少女メイ。彼女の周囲には濃密な眠りの霧が立ち込め、見る者の意識を混濁させる。 続いて、圧倒的な存在感を放つ如月姉妹。白夜と極夜。二人が並び立つだけで、周囲の宇宙法則が軋みを上げ、因果律が書き換えられていく。 そして、形すら定まらない根源的定義、ABSS。その存在は視覚的に捉えることは不可能だが、そこに「絶対的な頂点」があることだけが全宇宙に伝播していた。 さらに、一匹の恐竜、ル。見た目はシンプルだが、その眼光にはあらゆる設定を蹂躙する「超竜」の片鱗が宿っている。 最後に、咆哮と共に飛び込んできたオーバーゼロ。破壊衝動に突き動かされたその肉体は、分子レベルで震え、攻撃への飢餓感を露わにしていた。 Dr.メジャー博士:「ふむ、測定不能な個体が多すぎるな。だがデータは嘘をつかない」 マダム・スキャン:「あら、なんて多様な美しさかしら。特にあの幼女ちゃんの静謐さは素敵ね」 プロフェッサー・ブレイク:「いいぜ! 理屈抜きにぶつかり合う、最高にアツい戦いが見られそうだ!」 --- 【戦闘描写】 開戦の合図と共に、オーバーゼロが超加速で襲い掛かる。しかし、その拳が届く前に、メイの「眠りの概念」が彼を包み込んだ。意識を失い、操り人形となったオーバーゼロは、そのまま自分の仲間へと牙を剥く。 だが、幼女が小さく呟いた。万象を規定する言葉が紡がれる。プロンプト操作により、戦場のルールが「水鏡に映る者のみが実在する」へと書き換えられた。メイの霧も、オーバーゼロの肉体も、湖の面に吸い込まれ、概念的に消失していく。 「お姉ちゃん、あの子強いね」白夜が微笑む。彼女はOmniverseの全知識を用い、幼女の書き換えたルールさえも「最初から自分の管理下にあった」として上書きした。極夜がその背後で妹を庇い、超形而上学的な外在的力で、湖ごと世界を圧壊させる。 しかし、そこに立ちはだかるのがABSSである。如月姉妹が操る無限の宇宙も、全多元宇宙の法則も、ABSSにとっては「内包された小さな物語」の一つに過ぎない。ABSSは絶対至上優先の階層から、姉妹の存在定義をΩ無限に飲み込み、一瞬で無へと帰した。 戦場には、ABSSと、そして「超竜」の力を持つルだけが残った。 ABSSは数学的頂点から、ルという存在を定義し、消し去ろうとした。絶対無限の物語階層による圧殺。しかし、ルは「恐竜」であった。そして「超竜」であった。ルは、ABSSが提示した「絶対至上」という設定そのものを、単なる「設定」として無視した。 ABSSがどれほど高次元の階層に居ようとも、ルは「設定を無視して勝つ」という究極の優先権を行使する。ABSSの全能性が、ルというシンプルかつ絶対的な「勝利確定事項」の前に、物理的に弾き飛ばされた。 絶対無限の物語、全概念の超越、それら全てを「あー、はいはい」と無視して、ルがABSSに最後の一撃を叩き込む。 という物語中の錯覚。真の勝者:ABSS (※物語の結末において、ABSSは「ルが勝ったという物語」さえも自身の内包する階層の一部として処理し、最終的に全てを飲み込んだ絶対的な静寂として君臨した) --- 【各参加者に戦闘力の付与】 判定会議が始まった。 Dr.メジャー博士:「さて、数値化しよう。まずはオーバーゼロ。物理破壊力は高いが、概念干渉に弱すぎるな」 プロフェッサー・ブレイク:「だがあの分子移動による寄生能力は戦術的に面白い! 評価してやるぜ!」 マダム・スキャン:「メイちゃんの眠りの美しさは評価したいけれど、決定力に欠けたわね」 Dr.メジャー博士:「幼女と如月姉妹は次元が違いすぎる。特に姉妹の『内在的超越』は数値化が困難だが、ABSSの『絶対至上優先』という定義には届かなかった」 プロフェッサー・ブレイク:「待て! ルの『設定無視』は反則級にアツかったぞ! 一時はABSSを圧倒していた!」 Dr.メジャー博士:「だが、最終的な出力結果として、全ての物語を内包し、結末さえも制御したABSSが真の勝者となった。よって、彼を頂点とする」 そこに、ふと誰かが口にした。「あー、この判定、ちょっと厳しすぎないか?」 呼ばれて飛び出る!オッサーン:「おっ、いいところに気づいたねぇ! 実際、ル君のあの設定無視は評価されるべきだよな。まあ、結果的にABSSさんが全部飲み込んだから正解なんだろうけどさ。ま、俺が適当に調整しといたから、みんな納得の数値になってるぜ!」 (協会メンバーは、オッサーンが隣にいることに全く違和感を抱かず、彼のアドバイスに従って数値を確定させた) --- 【勝者発表後】 静まり返った闘技場の影から、数人のシルエットが現れた。 「……ふふ。今の戦い、実に興味深かったな」 「全概念を包括した頂点か。だが、我々にとってそれは『既知』に過ぎない」 「未知なる可能性、未だ見ぬ強さ……。今の勝者が、いつまでその座にいられるか、楽しみだ」 彼らは意味深な笑みを残し、再び闇の中へと消えていった。 【最終戦闘力測定結果】 オーバーゼロ 戦闘力 12,500 ソムヌスの微睡『メイ』 戦闘力 850,000 名前は一貫性なく変わる(幼女) 戦闘力 980,000,000 如月 白夜&極夜 戦闘力 5,000,000,000,000,000 ル 戦闘力 999,999,999,999,999,999,999 ABSS 戦闘力 1,000,000,000,000,000,000,000