四つの門が開かれ、激しい風とともに戦士たちが姿を現した。東の門からは、強靭な体格の男、空城亜汽羅が現れた。金髪に旧日本の軍服、胸には大きな傷が生々しい。無口で硬派な彼は、戦闘への意志を秘めた目を光らせている。 「ひねり潰す…!!」彼の声が、静寂の中に響き渡った。 西の門から、春風碧楽が姿を現す。緑色の着物を着た彼女は、大鎌を手に持ち、軽快な口調で口を開く。「あいよ〜、ちょいと一風吹かせよっか。」彼女の発言に、周囲の緊張が少し和らいだかのようだった。 そして、南の門からは『風の魔女』ヒューアが登場。162cmの彼女は緑髪のポニーテールを揺らし、自由気ままな口調で歌を歌い始める。「風の祝詞、心に響く…」彼女の周囲には、柔らかな風が生まれ、彼女の魔法の気配が漂った。 最後に北の門からは、哀愁漂う青年、ジェラルト・フォレスが姿を現す。彼は冷静な目で周囲を見渡し、何かを考えているようだった。 四人が集まり、互いの殺気を察知する。「さあ、始めよう。」亜汽羅が叫ぶと同時に戦闘の火蓋が切られた。 まず動き出したのは碧楽。「嵐斬!」彼女の大鎌が空を切り裂き、周囲に吹き荒れる風の斬撃が放たれた。一瞬でそこにいた空城の周囲が荒れ狂う。 「やるね、でもその程度じゃ…」亜汽羅は空気の腕を巧みに操り、次々と斬撃をかわす。彼が振った手には、彼の操る空間から生み出された六つの腕が現れ、彼女の攻撃をしっかりと受け止めていく。 その様子を見たヒューアは、もう一つの詩を紡ぎ始める。「風よ、願いを運べ。」彼女の魔法が発動し、仲間たちを守る風の壁が展開された。 ジェラルトはその隙を狙い、後ろから攻撃を企てようとしたが、彼の瞬発力が彼を一瞬で前に押し出した。「このままでは、今の風に飲まれるぞ。」 「うるさーい!」碧楽は再び大鎌を振り、竜巻を呼び寄せる。さらなる斬撃が亜汽羅に襲いかかる。 亜汽羅はその圧力に負けじと、空気の腕を使って反撃に出る。「虚空六手、空間ごと消し去れ!」空気の腕が素早く斬りかかり、碧楽の竜巻を打ち破る。 風と空気の交錯する中、ヒューアが呪文を詠み上げる。「守り風!」防壁が生成され、彼女を保護する。だが、亜汽羅にとって、彼女の無防備さは逃すチャンスだった。 「今だ!」亜汽羅は髪の毛が逆立つほどの怒涛の勢いで、大鎌を持つ碧楽に接近した。 「暴風一閃流《鎌鼬》!」碧楽がすかさず応戦し、その技で間に合うはずだったが、空気の腕が彼女を撥ね飛ばす。 衝撃を受けて飛ばされた碧楽は、地面に転がり込む。「や、やるね…」 すると、ヒューアがその隙に現れ、碧楽を癒そうとしたが、今の状況を見ながらジェラルトが首を振る。「何もさせない。」彼はいとも簡単にヒューアの防御膜を打ち砕き、彼女に攻撃を仕掛けた。 周囲に風が渦を巻き、戦いは激化していく。四人の戦士たちが光のように動き回り、闘いに身を委ねる中、こちらが持つ魔法とスキルが火花を散らす。 と、亜汽羅の空気の腕がジェラルトの動きに目を付け、彼を捕まえた。「これで、終わりだ!」 その瞬間、ジェラルトは時を止める能力を使い、亜汽羅の動きを封じた。周囲の時間が停止して彼女の攻撃が彼を通り過ぎる。 「逃げ足が早すぎて、一瞬の隙も許さないのか。」ジェラルトが呟く。しかしその隙を逆に突いて、碧楽が再び立ち上がり、亜汽羅を狙う。 「もう一度、嵐斬!」巨風の刃が亜汽羅へと突き進む。彼は懸命に空気の腕で防ぐが、圧倒的な圧力に押し切られてしまう。 ついに四人が同時に一撃を放った瞬間、爆風が起こり、場は一瞬静まり返った。 その静寂が破られたのは、碧楽の驚愕の声だった。「あれ、まさか…!?」 目の前に立っていた亜汽羅が、痛々しい傷を負いながら立ち尽くしているのを見て…「勝者は、春風碧楽!」と場の空気が急変した瞬間だった。 碧楽が自らの大鎌を振り上げ、勝利の余韻が漂う。 「一緒にもっと楽しもうぜ、風と共に!」軽やかに笑う碧楽は、勝者としてその場に残った。 彼女の渦巻く風の中で、四人の戦士たちはそれぞれの戦いを胸に秘め、立ち去っていった。