季節は桜咲く江戸、寛永10年の御前で、二人の剣士が真剣勝負に臨んでいた。小石の敷き詰められた城の中庭では、武士や町民が見守る中、碧羽ソラと西舞が対峙していた。白ロングタキシード無造作ヘアの青年・碧羽は、赤い目を煌めかせながら剣を構え、対するは寡黙な流浪の剣客、西舞。38歳になっても変わらぬ姿は、まるで時が彼を忘れたかのようだった。 将軍の合図と共に、試合が始まった。碧羽の手には聖剣ヴィルネ・ブラッド・レッドディアが輝いている。西舞は静かに、剣を抜き放ち、戦闘体勢に入る。彼の目が光を放つ瞬間、全ての時間が止まったような静寂が中庭を包む。 「さあ、行くよ!」碧羽が宣言し、剣を振りかざして攻撃を仕掛ける。その動きはしなやかで速く、まるで炎を纏う龍のようだった。しかし、西舞は無言のまま、見える隙を捉えると冷静に受け流す。 「その攻撃、もっと柔らかな振りで来るんじゃないか?」西舞の声が響いた。 「柔らかい?いや、それはあくまで力強さを持たせた技だから!」碧羽は笑顔を浮かべつつ、攻撃を続ける。しかし、彼の剣は無情にも西舞の「影断」で弾かれる。サッと伸ばされた大太刀は、碧羽の頬を掠め、血を流させる。 「うっ、痛い!」彼は一瞬驚きつつ、すぐに再び立て直す。 「さすがは流浪の剣客、私をすぐに傷つけてきたな」碧羽は笑みを見せたまま、戦う意欲を失わない。 対して、西舞の表情は変わらないが、その静寂の中に確かな闘志が見え始めていた。彼は「火翼」を発動し、剣に白炎をまとわせる。 「来い、炎の舞を受け止めるが良い!」碧羽は聖命の力を発揮し、自らの傷を回復させようとする。しかし、その行動は無駄に終わる。「勝割!」西舞は剣を振るい、碧羽の防御を貫通した。 「これは…!」碧羽は腹に深い裂傷を負い、彼の立ち位置が不安定になる。目の前に迫る西舞の影は、まるで恐怖の象徴だった。 「覚悟はいいか?」西舞の冷酷な声が響く。碧羽はその瞬間、白炎を纏わせたヴィルネ・ブラッド・レッドディアを高く掲げた。「やるしかない、行くぞ!」彼は「聖剣の舞」を発動し、攻撃を連続で繰り出す。 西舞は「迷絶」を用い、剣を弾く。スピードが増し、流れるような連撃が重なり合う。サッと閃く剣先が、またしても碧羽の右肩を切り裂いた。血が滴り落ち、彼の衣装が真っ赤に染まる。 「だが、まだ負けない!」碧羽は叫び、立ち向かう。今、彼は全てを超える「白炎状態」に突入していた。彼の周囲には炎が渦巻き、まるで無限の力を持ったかのようだった。「これが、私の全力だ!」彼は「裂天割地」を発動し、巨大な斬撃を繰り出す。 「くっ…!」西舞もまた「境地」に移行し、全ての力を解放する。二人の剣は交わり、周囲の空気が震える。やがて、一瞬の静寂が訪れた後、巨大な衝撃が発生した。二人とも同時に地面に膝をついた。 「こ、これ以上は…」西舞の息が荒くなる。碧羽もまた呼吸が乱れ、痛みで倒れそうになりながら立ち上がる。「私は、勝つ!」彼は再び剣を掲げ、「聖命」を使い自らの傷を癒す。しかし、西舞もまた最後の力を振り絞り、一閃の斬撃を放つ。「さようなら、碧羽。」 「くっ!」碧羽はそれを受け、一瞬の隙を突かれ、致命傷を負う。彼はそれでも剣を手放さなかった。 「この試合は、君の勝ちだ、西舞…」碧羽は立ち上がりながらも深い傷に苦しみ、彼はその言葉を最後に倒れ込んだ。 将軍が慈悲深い目を向けると、西舞は刀を収める。「勝者は西舞だ。だが、お前の技は今後の武士たちに語り継がれるだろう」と立ち上がる。 将軍は西舞を称賛し、褒美を与える。「そして、今、自らの戦を鍛えてくれ。和歌を詠み、世のために心を込めよ」。 西舞は無言のまま頷き、静かに詩を口ずさむ。「花散る時、戦い終わりしこの身、焰は永遠に。」 桜の舞う中、二人の戦いは長く語り継がれ、将軍と観衆の記憶に刻まれることとなった。