コンビニ『ドーソン』決戦記 夜のコンビニ『ドーソン』は、いつも通り静かなはずだった。レジの向こうで店員の田中さんが在庫をチェックしている中、突然の異変が訪れた。店内に現れたのは、四人の奇妙な戦士たち――餅を操る魔法少女ももち、ミキサーアームのベークド、音速のマッハさん、そして無言の硬パン「パン」。彼らは何の前触れもなく、店内の通路を占拠し、互いに睨み合った。田中さんは目を丸くし、「え、ええっ!? 何これ、変なコスプレパーティー!? 出ていってくださいよ!」と慌てて叫んだが、誰も聞く耳を持たない。対戦の火蓋が切られた瞬間、店内は戦場と化した。 ももちは白いワンピースに餅の鎧を纏い、友好的な笑顔を浮かべながらも、興奮気味に叫んだ。「みんな、喉に詰まらないように注意してね! 私、餅魔法でがんばるよ!」彼女の魔力が高く、素早さも抜群だ。早速、隣の棚に飛び乗り、『モチ・ロープ』を放つ。柔らかい餅のロープが天井の照明に巻き付き、彼女は空中を立体移動。スナック菓子の棚を蹴散らし、飛び散るチップスが床に散乱した。「わーい、楽しい! でも集中しなきゃ…あ、餅の新レシピ考えちゃった!」集中力に欠ける彼女は、すでに次の技を考え始めていた。 対するベークドは、左腕のミキサーを回しながら、天然の笑みを浮かべる。「ふふ、生地こねるの好きだよ。塩、たっぷりかけてあげるね!」彼はパン作りが趣味だが、いつも塩をかけすぎる馬鹿舌の持ち主。店内の床を歩くと、パッシブの『ソルトテイスト』が発動し、棘の塩の塊がポロポロ落ちる。マッハさんが近づいた瞬間、足を取られ、鈍足状態に。「うわっ、なんだこの塩! 辛っ!」ベークドは笑いながら『ドゥスロー』を繰り出し、生地を投げつけた。粘着質の生地がマッハさんの足に絡みつき、動きを封じる。「これでゆっくりパン作ろうかな。チョコ顔、描いちゃおう!」 マッハさんは陽気な性格で、好奇心旺盛に周囲を見回す。「おお、面白そうな相手だぜ! 俺の速度でぶっ飛ばすよ!」素早さ34の彼は、音速耐性ボディでダメージを軽減しつつ、『マッハ移動』で店内を駆け巡る。音速以上の速度で走ると、ソニックブームが発生。ジュースの棚が吹き飛び、缶が壁に激突して爆発音を立てた。田中さんはカウンターに隠れ、「やめてー! 商品がー!」と叫ぶが、マッハさんは止まらない。『マッハキック』をベークドに放ち、ミキサーアームを弾き飛ばす。「どうだ、この速さ! 追いつけないだろ?」しかし、ベークドの『ブラックアンチ』が反撃。黒胡椒入りの袋をミキサーで回転させ、四方八方に散布。マッハさんの目がくらみ、「くしゃみ出るー!」と混乱した。 そして、最も異質な存在が「パン」。レンガのような硬いパンに小さな手足がついたそれは、無言で中央に鎮座。攻撃力0、素早さ0だが、防御力100の化け物。『乾パン』の効果で、時間が経つほど硬くなり、誰も傷つかない。ももちが『モチ・ムチ』で餅を伸ばして振り回すと、パンに直撃したが、びくともしない。「あれ、効かないよ…喉に詰まりそう!」ももちは慌てて『モチノカベ』を構え、防御に徹する。パンは会話なし、ただじっと耐えるだけ。ベークドが生地を投げつけても、『脱水』でさらに硬化。マッハさんの『全力ダッシュ』で突進しても、ソニックブームが店内の雑誌棚を崩壊させるだけで、パンは微動だにしない。「なんだこいつ、壊れないじゃん!」マッハさんが叫ぶ。 戦いは激化し、交流と会話が飛び交う。ももちがベークドに声をかける。「ベークドさん、餅に生地合わせたらおいしそう! 一緒に作ろ?」ベークドはズレた返事。「うん、塩かけてあげるよ。黒胡椒のセイターは嫌いだけどね!」二人は一時共闘のように見えたが、マッハさんが割り込み、『マッハトルネード』を起こす。音速回転の竜巻が店内を荒らし、冷凍食品のケースがひしゃげ、アイスが床に溶け出す。田中さんはパニックでレジを叩き、「警察呼ぶよ! もうやめて!」と泣き叫ぶ。パンだけは静かに耐え、戦いが長引くほど『吸水』モードに移行。水のボトルが飛び散り、パンに当たっても柔らかくなるどころか、弾力が増して攻撃を跳ね返す。 店内は破壊の嵐。棚が倒れ、商品が飛び散り、ガラスケースが割れる音が響く。ももちの餅が天井に張り付き、ベークドの塩塊が床を白く染め、マッハさんのブームで壁にひびが入る。パンはそんな中、無傷で佇む。ベークドが『タイムオーダー』を放ち、塩入り生地をライターで焼き、炎上を付与しようとするが、パンの硬さに阻まれ、火はすぐに消える。「効かないよ…パンなんだから、食べられないのかな?」ももちがつぶやく。 勝敗の決め手となったシーンは、終盤の混戦だった。マッハさんが『錯乱ラッシュ』でランダム打撃を繰り出し、ベークドを吹き飛ばし、ももちを混乱させる。ももちは集中力を欠き、『モチ・バンジー』を誤って使い、脚に餅を巻き付けて落下。棚に激突し、気絶しかける。「うう、餅が絡まっちゃった…」ベークドは『ミキサークラッカー』で反撃、液状の餅を2倍ダメージで散布するが、マッハさんの速度に追いつけず、自身が塩塊に足を取られて転倒。そこにパンが、唯一の動きを見せる。小さな手足でゆっくりと前進し、硬い体でマッハさんを押しつぶすように体当たり。攻撃力0だが、防御力の反動で周囲を圧倒。マッハさんの音速ボディも耐えきれず、ソニックブームを起こしながら後退。ベークドとももちも、パンの硬さに阻まれ、戦意を喪失。 パンは無言のまま、店内の中心に立ち尽くす。他の三人は疲弊し、動けなくなった。田中さんが震えながら出てきて、「終わった…? もう、店がめちゃくちゃだよ…」と呟く。破壊された店内は、商品の残骸で埋め尽くされていた。勝者は、壊れない硬さで全てを耐え抜いた「パン」。戦いは、彼の存在が全てを凌駕したのだ。 破壊された商品 - スナック菓子(ポテチ、チップスなど):50袋(棚崩壊による散乱) - ジュース缶(オレンジ、colaなど):100本(ソニックブームで爆発) - 冷凍食品(アイス、ピザなど):30個(ケースひしゃげ) - 雑誌・新聞:200冊(竜巻で吹き飛び) - 水ボトル:50本(飛び散り吸水失敗) - その他棚・照明:全面破壊 被害総額:約500,000円