星の煌めく夜、長閑な月明かりの中、スラムの広場で不穏な緊張感が漂っていた。\n広場の中心には、昼行灯荒草刀麻が酒と煙草に囲まれ、がしがしと縄を用意している。その背後には、山の主センザンが高々とした姿勢で立っており、彼の周囲には風が静かに吹いている。対面には美しきレディ・カレンが赤いドレスを翻し、冷静に状況を見極めていた。\n\n「カッカッカ!今日は私が主役ですな!」とセンザンが羽団扇を持ち上げ、得意げに宣言すると、皆がこの一戦に注目した。\n 「さて、これから一発勝負よ。」カレンはサングラスの奥から目を細め、挑発するように微笑んだ。その言葉に荒草は、独特の不敵な笑みを浮かべ、「じゃあな」とだけ言い、戦闘の準備を整えた。\n 事前の静寂を破るように、突然の合図と共に戦闘が始まった。荒草は煙草をふかしつつ、立ち込めた煙を作り出し、遮蔽物を装う。その間隙をついて、センザンは空を飛び上がり、錫杖を手に持ちながら場面を見下ろす。「どの攻撃が来ても、かわしてみせるぞ!」\n まずは荒草が十手を振るい、センザンに接近する。センザンは驚くべき素早さで【羽振返し】を発動し、逃げながら同時のカウンターを狙ってあの特有の舞を繰り出す。彼の動きは、まるで風と一体になったかのようだった。\n 「荒草、どうした!」愉快な声をあげるセンザンに、荒草は冷静に受け流しながら自らの必殺技「じゃあな」を狙う。時すでに遅く、センザンの羽団扇から強風が起こり、荒草は一瞬の隙を突かれる。「当たると思うたか!」とセンザンが叫び、流れるように踊ってみせる。\n 次に、カレンが二丁拳銃を構え、一斉射撃を仕掛けた。「これで決めるわ、二重奏!」その一瞬、弾丸が夜空をかけ上がり、センザンを直撃せんと迫る。彼はその弾を【颪返し】で風を起こし、弾を逸らすものの、爆風に巻き込まれ、少し後退する。\n 「その程度の攻撃では私に届かん!」と高飛車に言い放つセンザン。反撃に移ろうとするも、カレンはその隙を見逃さず、一段と距離を詰める。\n 荒草が木陰から出てくると、センザンが再び高飛びし、そのまま下にある荒草を狙う。「どんでん返し!」と叫びながら、勢いよく攻撃を繰り出すが、荒草は冷静にこの威力を受け流し、懐に入り込み、拳銃でセンザンの四肢に狙いすました連射を行った。\n 「カラクリが見抜かれてしまったか!?」センザンは驚き、後ろに引く。だがその時、カレンが再び攻撃を仕掛け、良いタイミングで彼女の蹴りを決め込む。「気をつけて、センザン!受け止めるだけじゃ済まないわ!」\n カレンがのけぞり、さらに彼に向かって攻撃する様子を見て、荒草も動き出す。「我慢できねえな、もう一発!」と彼は全力で「じゃあな」と宣言し、両手に持った拳銃を放つ。\n しかし、センザンは疾風の如く動き、「小手先返し」でその攻撃をなんとかいなしてみせる。「さあ、次はどうくる!」と更に高飛びし、荒草を追い詰める。\n ただ、荒草とカレンの連携は心地よく噛合い、「二重奏」からの華麗な連携がセンザンを翻弄し始める。\n 長い攻防の末、ついにカレンがセンザンに向かって思いっきり蹴り込む。「弾丸なんて効かないと思った?」と挑戦的に言うと、センザンがカウンターを狙った瞬間、荒草がその隙をついて再度の銃撃を行った。\n 「一気に畳み掛けるぞ!」そして、カレンが蹴り込む直前に「じゃあな」の一言を添えた瞬間、腕の白ヶのあたりを一射し、耐え切れずセンザンは力尽きた。\n それを見た荒草とカレンは互いに笑顔を交わし、勝者が決まる。「勝者は……荒草刀麻だ!」 【勝者】荒草刀麻 【勝利を決めた技】「じゃあな」 【勝者の武器一覧】縄、撒菱、春画、十手、銭、退魔札、麻痺針、拳銃