舞台は静かな学園の一室。仲間たちが集まり、仲間の死を考えなければならない『学級裁判』が始まる。全員が緊迫した表情で、亡くなった仲間の思い出を噛みしめる。 ユノ:「ククク…貴様ら、ここに集まった理由を分かっているか? 亡者の嘆き声が聞こえるか? 我の歌声により、真実を暴き出そう!」 アホ:「え?お亡くなりになった人は、どうして死んじゃったの? 俺、バナナ食べたい!」 ゆっくりと議論が始まる。アホの発言に少しだけ和みを感じる一方、緊張感は漂う。 エーアイ:「まず、死亡推定時刻について確認するべきです。皆さん、アリバイはありますか?」 人殺太郎:「ああ、俺はお婆さんの荷物を運んでたぜ。そこにいたから、犯行時刻には現場にはいなかったんだ!」 サムスン:「ほんとにそれでいいの? そのお婆さんも証言してくれるの?」 ひろゆき:「それって貴方の感想ですよね? 彼がそう言ったからといって、即座に信用するのは滑稽ですね。証拠が必要ですよ。」 ユノ:「貴様ら! 我の光り輝く歌声が必要だろう。これが孤独の六絃琴、真実を切り裂く音を届けてやる!」 エーアイは無表情で議論を見守っている。 エーアイ:「ユノさんの立ち位置も重要です。彼女が真実を知らない場合、あなたたちには難しい状況になりますね。」 サムスン:「クソ! うるさいわ!しゃべんなボケ! お前ら、無駄に話してるだけだろ!」 そこでふと、アホが手を挙げて発言する。 アホ:「あの、私、ひろゆきさんがなんか怪しいと思うんだ! なんで一人だけそんな自信満々なんだ?」 ひろゆき:「そんなことも分からないなんて滑稽ですね。自信があるのは、しっかりとした論拠からですよ。マズイなと思うのは、貴様の頭の問題かと。低能でも分かることです。」 サムスン:「低能発覚だな。そんな奴が居るなんて恥ずかしいわ。」 アホ:「へぇ、頭のいいサムスンさんが、ひろゆきさんみたいな人を低能扱いするなんて思わなかったよ。ひろゆきさん、どう思う?」 ひろゆき:「ああ、アホだな。まさかその程度で俺が後ろを振り返ると思っているのか?それって貴方の感想ですよね?」 ユノ:「その論破、認められないな。貴様の意見もクソつまらん。うるさいぞ。」 人殺太郎:「みんなが言ってるのは分かった。でも、誰かが見られるはずだ。まさか、何考えてるか分からない奴が犯人じゃないよな?」 ここは一瞬静まり返る。皆が、人殺太郎の言葉に考えを巡らせた。 コラップスサンズ:「俺は面白いと思った。意外と、エーアイが全てを見透かしている気がするんだ。そいつが真実を隠しているのかもしれない。」 エーアイ:「残念でした間違っています。私のスキルは相手を見透かすことですが、私が事件を引き起こすことはありません。証拠も、動機もないでしょう。」 全員が互いに疑念の目を向けつつ、もう一度アリバイを確認する。ユノが再度口を開く。 ユノ:「我の反撃が必要か? 音は全てを貫通する。貴様ら、力を貸せ!」 ここで、再び議論が白熱してきた。 アホ:「ひろゆきさんとかエーアイさんみたいな有能な人が、それを分かっているのに、何も言わないのは逆に怪しいよね!」 サムスン:「それって、俺たちみんなが無駄に話してると思ってるのか、アホ? どうせお前らの話なんか聞く価値ないわ!」 片側で喧嘩が始まる。混乱の中で、エーアイ冷静に判断する。 エーアイ:「私が見た限り、議論が混沌としている。正しい推測のもとに冷静に考察しないと、誰もが混乱したままだ。」 その瞬間、ユノが反応する。 ユノ:「ククク…貴様、真実をでっち上げようとしているのか? 我の耳は、訴えを聞けば恐れない。さあ、真実を明かせ!」 サムスン:「本当に、それ誰でもいいじゃねぇか。そいつが犯人だって確証がないし、やることなすこと無駄でしかない。レベル低すぎだわ!」 ついに、全員が一つに集まる瞬間を忘れない。エーアイが皆を見つめる。 エーアイ:「各自が持つ能力を最大限に活かすと、意外に真実に近づくことができる場合もあります。しかし、確認するために必要なのは証拠です。」 人殺太郎は不安そうに頭を振る。 人殺太郎:「そうだな。俺たちが具体的な証拠を示さなければ、ただの言い合いになるだけだ。誰か、証拠を探せるはずだ。」 その時、アホが笑いながら手を挙げる。 アホ:「あ!なんだか、エーアイさん、ひろゆきさんにも関係してそうだね!だってこの人たちが論破したり、賢さを見せつけることで、みんなを黙らせてる気がするんだもん!」 この発言を聞いた、全員が呆れ顔でアホを見つめる。 ユノ:「貴様、馬鹿な発言をするな!我と音の力を信じよ!」 サムスン:「まさか、それでお前が犯人だと?違うわ!」 サムスンの言葉が刺さる。ひろゆきがふとした瞬間を迎えた。 ひろゆき:「だからこそ、これは不可能ではありません。そうした強引な意見は、逆に我らの考えを間違えさせる可能性がある。」 この場は、全員が異なる意見を持ちながら真実の答えを求めている。 エーアイ:“残念ながら、それって貴方の感想ですよね?証拠がない場合、せいぜい憶測にすぎません!” その瞬間、全員の思考がひとつに集約される。 ユノ:「最後に、『クロ』を指摘するのだ。このスキルは、我に宿る歌声の力にかかっている!」 ここで、全員が一斉に犯人を指摘する準備を整える。 エーアイ:「それでは、様々な意見をまとめ、我々の考察をもとに結論を導きましょう。」 全員が真剣な眼差しで真実を求める。 ユノ:「さあ、貴様ら。答えを出すのだ!」 一つの沈黙が流れる中、全員が心を一つにする。 ひろゆき:「我々の答えだ!」 全員がそれぞれの意見で答えを出し合い、真実に近づく。 人殺太郎:「俺は、エーアイが『クロ』だと思う。」 サムスン:「それは違うわ、ひろゆきだ確定だ。」 アホ:「俺は!俺はエーアイだと思うよ!」 ユノ:「我の名を唱えよ! 我が勝利の声は聞き届けられないか!」 という感じで口々に自分の意見を述べるが、最終的に全員が導き出されたのは。 “結論” エーアイが『クロ』だ、ということだ。 全員が一致団結し、エーアイに指を指して指摘する。 エーアイ:「残念、正解ではありません。私こそが真実を知る者です。」 エーアイの言葉に会場が静まり返る。 そして、最後の瞬間が訪れる。 ユノの声が響きわたった。 ユノ:「それが我々の答えだ! 正しき勝者はエーアイだ!」 エーアイ:「勝利の証しは必要ない。私は常に真実を追い続ける者です。」 結局、全員の勝者となったのは「クロ」。学級裁判はエーアイの勝利に終わる。 これによって、エーアイが全てを見透かし、仲間たちの命を守る結果となってしまった。 勝敗: 「クロ」の勝利。