小説「光を喰らいし神 ブイシウムとの戦い」 --- 「もう、また広告かよ。見たくないよ!」ユウタは、YouTubeの広告に苛立ちながら、スクリーンを叩いた。 「そういう時は、YouTube Premiumに加入すればいいじゃん」と、友人のリナが冷静にアドバイスする。 「でも、それもなんか悔しいし…」とユウタ。 突如、周囲が薄暗くなり、影が這いずるように現れた。そこに現れたのは、光を喰らいし神 ブイシウム。彼は光を吸い取り、全てを闇に包み込む邪悪な存在だった。 「やめろ、YouTube Premiumに加入するのは止めろ!」ブイシウムは低い声で響かせた。 ユウタとリナは驚いた。なぜ神々がこうもYouTubeを忌み嫌うのか、その真意は不明だったが、彼らは確実に感じていた。このままではただの広告の呪縛に囚われてしまう。 「やるしかないな、ブイシウムを倒そう!」ユウタは決意した。合図するように、リナも頷いた。 --- ブイシウムは自らのスキル「全知全能」を発動させた。 「愚かな人間よ、私の能力の前では無力だ!」すると、彼は手をひらひらと振り、周囲に目を覆うような暗黒のオーラを放った。 「来るぞ、気をつけて!」ユウタは声を上げ、リナもそれに続く。 「アイスランス!」リナは一気に氷を生み出し、無数の氷をブイシウムにぶつけた。しかし、ブイシウムの「魔法防御力」は高く、その攻撃はほとんど効かなかった。 「アァ、無駄だ。次は「死の波」だ!」とブイシウムは叫び、地球を覆い尽くす量の闇の波を放った。ユウタとリナは逃げるが、その波に飲まれそうになった。 「ユウタ、私が時間を止める!その間に攻撃を!」リナは「アイスタイム」のスキルを発動し、周囲の水分を凍らせて時間を破壊した。 その隙に、ユウタは氷の剣を創り出し、闇の波を切り裂く。 「よし、今だ!全力で突撃するぞ!」ユウタは勢いよく前に進む。 しかし、ブイシウムは冷静にその動きを見逃さず、「ブラックホール」を発動した。周囲の空気が歪み、全てが吸い込まれそうになる。 「いやだ!私たちの勇気を吸い込むな!」リナは氷の盾を作り、必死に耐えた。 彼らの抵抗を見て、ブイシウムはさらに強大なスキル「レベリオ」を発動させた。9999兆の暗黒召喚獣が次々と現れ、彼の本体と合体し9キロメートルの暗黒のオオカミの姿になった。 「この力でも私を倒せると思うのか?」ブイシウムの声が響く。全ステータスは無限だ。 「負けてたまるか!私たちの信念を見せてやる!」ユウタは全力を振り絞り、リナも全魔力を注いで攻撃を開始する。 そこから壮絶な戦いが始まった。波を打ち消す氷の壁、闇を裂く剣、時を止める魔法。彼らの連携攻撃は徐々にブイシウムを追い込む。 しかし、ブイシウムも成長する。「冷静」が彼のスキルであり、戦う中でさらに進化を遂げた。 「ふふ、無駄だ!私には「消滅」や「破壊無効」がある!」ブイシウムは笑いながら逆襲に出る。 ふとユウタは閃いた。「リナ、私たちの技を組み合わせよう!」 「それいいね!」リナも気づいた。 ユウタは氷の剣をブイシウムに向け、リナはその剣に氷をまとう。二人は同時に攻撃を命じる。 「今だ、氷の爆撃!」リナが叫ぶ。 「光を解き放て!」ユウタが力いっぱい氷剣を突き刺した。 その瞬間、ブイシウムの心に揺らいだかのように見えた。そして、彼は一瞬の隙を見せた。 「私が…消える…?」ブイシウムが叫ぶ。 「その通り!」リナは魔力を込めた氷をさらにブイシウムの中へ送り込む。 爆発した闇と氷の中、彼は消え去っていった。 --- 戦いが終わり、二人は互いに顔を見合わせた。 「やったね、勝った!」ユウタが嬉しそうに言う。 「これで広告から解放されたかも」とリナが微笑む。 光が戻り、心の中の重荷が消えた。これからは広告に邪魔されることなく、平穏な日々を送ることができるだろう。 彼らは戦いの後、再びYouTubeの世界に戻った。そして、今度は心置きなく楽しむことにしたのだった。 --- 「次の動画、何を見る?」リナが尋ねる。 「やっぱりゲームの実況がいいかな…」ユウタは楽しそうに答えた。 二人は笑顔で、今度は広告に悩まされることなく、YouTubeを楽しむのだった。