サム:体力 100/100, 精神 100/100, 調査 0/100 人間:体力 80/80, 精神 100/100, 調査 0/100 氷河:体力 100/100, 精神 100/100, 調査 0/100 トム:体力 50/50, 精神 100/100, 調査 0/100 【第1日目】 突如として視界が歪み、四人は「悼源狂」へと足を踏み入れた。そこは一見すれば極彩色の花々が咲き乱れる楽園だが、空の色はどす黒い紫に濁り、風は死臭と甘ったるい腐敗臭を運んでくる。サムは即座に違和感を察知した。「ここは普通のダンジョンじゃない。感情が物質化した地獄だ」。足元の草花は、よく見ると人間の指や爪が変形して咲いたものであり、触れれば絶叫が聞こえる。人間はただ呆然とその光景を見つめ、氷河は不安げにカードを握りしめる。トムだけが呑気に周囲を歩き回っていたが、彼が踏んだ花からどろりとした黒い液体が噴き出した。それは「腐炎症」の種子であり、触れたものを内側から溶かしながら増殖する。サムの生存術が警報を鳴らす。ここは安息の地などではない。かつて人々が抱いた絶望とトラウマが結晶化した、逃げ場のない精神の牢獄なのだ。彼らは、この狂った楽園から脱出するための唯一の道、「中心核」への旅を余儀なくされた。絶望の序曲が、静かに鳴り響き始めていた。