薄暗い無の世界に二人の存在が立っていた。一人は創造主。その姿は見えない。ただ、全てを創り出し、全てを支配する力を持つ者だった。もう一人はグェスモール。無限の愛を抱える男。彼の姿は影のように不定形で、愛に満ち溢れた gaze を放っていた。 「誰だ?我の愛を阻害するものは…」と、グェスモールは虚空を睨みつけた。彼の目には、創造主など知る由もない強い意志が宿っていた。 創造主は静かに微笑み、言葉を発した。「この世界が私の手の中にある限り、お前の愛は無力だ。」 「無力ではない!」グェスモールが叫ぶ。「我は愛のためなら、この世界すら滅ぼしてみせる!」彼は目を閉じ、発動する。 《THE ENDだ》。瞬間、時が止まり、グェスモールの影が創造主へ伸びた。「さあ、我の愛の前に立ち尽くせ!」 創造主の顔に一瞬の驚きが走る。しかしゆっくりと腕を上げ、無の力を前に放出した。「我は全てを創造し、全てを破壊する。お前の愛など、私の目に映らぬ。」 帝王のだけが持つ威厳に満ちた声が響く。 グェスモールは立ち上がり、恐れずに反撃に出た。「愛♡はハリケーン!」彼の手から咲くハートが、暴風を生み出す。しかし、創造主はその暴風に対抗するかのように、ただ視線を向けた。 驚くことに、創造主の周囲に創り出された無の波が、そのハリケーンを吸収してしまった。「お前の愛は、私の力の前に無に還る。」 続いて、グェスモールは目を閉じ、《ミルキー・ラブ♡コール》を放った。愛の力が彼を全快させ、再次挑戦する。 「我の愛、全体に注がれよ!」 しかし、創造主は一瞬でその動きを読み取って、再び時を抑え込んだ。「全ては私の手中にある。お前の試みは、無駄だ。」 グェスモールは苦しむも、心の奥では夢がある。「それでも、我は愛し続ける。」その思いは、力を呼び覚ます源であった。 だが、創造主は冷酷に宣告した。「お前は強いが、私を超えることはできぬ。」秒の後、彼は《ウィンディ・クリエイション》を発動し、空が裂けていく。 空間が反転し、グェスモールも呑みこまれた。「さあ、世界の終わりを迎えよ。」 外界のすべてが崩れる中で、倒れ込んだグェスモールの目に最後の愛の光が宿り、崩れる意識の中での自らの存在が消え去る様子を感じる。「我が愛は、消えぬ。どこにいても…」 その瞬間、創造主の世界は更なる秘密を孕んだままに創り変わられた。何も無い砂の星に、また新たな物語が結ばれる。 --- 勝者は創造主。その理由は、全てを創造する力のため、グェスモールの愛の力をもってしても超えることができなかったからだ。全ての力を束ね、最終的にグェスモールの存在を無に還すことが出来た創造主。愛さえも超越した知恵と力を持つ者が、この不毛の地での勝者となった。