決死の大剣:アルファルドの放送戦争 序盤:廃墟の影に潜む鋼の亡魂 暗い廃墟の街並みが、月明かりにぼんやりと浮かび上がる。中世の城砦を思わせる崩れた石壁と、苔むした石畳が広がるこの場所は、まるで時間が止まったかのようだ。埃っぽい風が吹き抜け、遠くでカラスの鳴き声が響く中、二つの人影が現れた。アルファルド放送局の誇る戦士たち、デクス・ウォッチャーとブロディ・テレビヘッド。互いに敵対などせず、肩を並べてこの呪われた地に足を踏み入れたのは、伝説の「決死の大剣」を巡る特別取材のためだった。デクスは大型の肩乗せカメラを構え、筋骨隆々の体躯を機械の腕で支えながら、陽気に笑う。 「良い映像だぜ、ボス。この廃墟、完璧なセットだ。視聴率爆上がり間違いなしだな!」 隣で歩くブロディは、黒いスーツに身を包み、アンテナ付きのテレビ頭がチカチカと光を放つ。ハイテンションの声が、廃墟に反響する。「HAHAHA!! そうだぜ、デクス! この大剣のスペシャルを放送すれば、アルファルドの名が全宇宙に轟く! さあ、早く見つけようぜ!」 二人は協力して廃墟を探索し始めた。デクスはカメラを回し、周囲の崩れた柱や蔦の絡まる門を撮影する。ブロディは策略家らしい鋭い目で、地図代わりのホログラムを投影し、進路を指示する。だが、静寂は長く続かなかった。突然、空気が震え、金属の擦れる不気味な音が響き渡った。宙に浮かぶ一つの影――騎士の鎧と巨大な大剣だけが、まるで幽霊のように現れた。鎧は空っぽで、内部から何の気配もないのに、その動きは生前の凄腕を物語るほど洗練されていた。大剣がゆっくりと振り上げられ、二人は息を呑む。 「なんだこりゃ? 幽霊かよ!」デクスがカメラを構え直し、Recordの機能を起動。高性能レンズが鎧の動きを捉え、データを瞬時に分析し始める。「予測パターン、剣技型。接近戦特化だな。ボス、離れようぜ!」 ブロディは即座にChannel Switchを発動。体がカクンと音を立て、素早さ特化にシフトする。テレビ頭のアンテナが激しく回転し、ハイテンションの笑いが爆発する。「HAHAHA!! 面白いぜ、この浮遊鎧! 俺たちのショーのゲストだな!」 大剣が最初の一撃を繰り出し、石畳を砕きながらデクスに向かって振り下ろされる。デクスは機械の肩を活かし、素早く横に飛び退く。カメラのデータが敵の次の動きを予測し、彼はLead Showerを展開。前腕がガチャリと開き、マシンガンの銃口が現れる。雨あられのような銃弾が鎧に浴びせられ、金属の火花が散る。鎧は怯まずに剣を振り回すが、ブロディが横から援護。TVhead Controllingで鎧の内部回路らしきものを探り、わずかに動きを乱す。「効いてるぜ、デクス! もっと撃て!」 序盤の攻防は、二人の連携で優位に進んだ。鎧の技量は凄まじいが、時間経過でその刃に赤錆のような光が宿り始め、動きがわずかに鋭さを増していく。「剣のさび」――それは亡魂の力が蘇る兆しだった。 中盤:錆びついた刃の猛威 廃墟の中心部、崩れた大広間に移った戦いは激しさを増していた。鎧は宙を舞い、時間とともに強化された剣撃で石壁を切り裂く。デクスとブロディは背中合わせに立ち、息を切らしながらも陽気さを失わない。デクスのカメラは敵のデータを蓄積し、行動予測の精度を高めていた。「ボス、この鎧の剣路、完全に読めたぜ。次は左から来る!」 鎧の大剣が弧を描き、ブロディを狙う。ブロディはChannel Switchで防御特化に切り替え、体が鋼鉄のような硬さに変わる。剣がスーツを掠めるが、傷は浅い。「HAHAHA!! 痛快だぜ! だが、俺のターンだ!」彼はTVhead Controllingを強化し、鎧の浮遊を支える謎の力を操作しようとする。電磁波が広がり、鎧の動きが一瞬止まる。デクスはその隙にDoM Missilesを準備。収集データで標準をロックオンし、上腕と左肩から追尾ミサイルが次々と発射される。一発が鎧に命中し、爆炎が廃墟を照らす。鎧は吹き飛ばされ、石畳に叩きつけられたが、すぐに立ち上がり、錆びた刃を輝かせて反撃に出る。 「くそっ、頑丈だな!」デクスがLead Showerで援護射撃を続ける中、ブロディはDischargeを溜め始める。指先に青白い電気が迸り、高層ビルを停電させるほどの威力が凝縮される。「これで決めるぜ、デクス! 合図だ!」二人は息を合わせ、ブロディが電撃を放つ。雷鳴のような閃光が鎧を包み、金属が溶けるような音が響く。鎧はよろめき、大剣を振り回すが、その動きはますます速くなっていた。剣の錆が深みを増し、亡魂の技量が全開に近づく。 中盤の戦いは消耗戦の様相を呈し、二人は互いのスキルを活かした連携で鎧を圧倒しかける。デクスはカメラで敵の弱点を分析し、ブロディは策略を巡らせて電磁操作で翻弄する。だが、鎧の強化は止まらず、廃墟の空気が重く淀み始める。突然、鎧が静止し、大剣を天に掲げた。低く響く金属音とともに、「決闘宣布」の気配が漂う。対象はデクスに定まり、鎧の視線が彼だけを捉える。 「ボス、ヤバい! 俺にロックオンされたぜ!」デクスが叫ぶ。ブロディは焦りを隠さず、「HAHAHA!! くそ、切り抜けろ! 俺が援護する!」 終盤:決死の一撃の影 大広間の空気が凍りつく。鎧はデクスだけを狙い、巨大な大剣に全霊を込めて「決死の一撃」を準備する。剣身が赤く輝き、廃墟全体が震えるほどの威圧感を放つ。デクスはカメラのデータを頼りに後退し、Lead Showerで牽制するが、鎧は一切の攻撃を無視して迫る。ブロディはChannel Switchで腕力特化に変え、TVhead Controllingで鎧の動きを乱そうとするが、決闘の呪縛が強く、効果は薄い。「デクス、避けろ! 俺が引きつけるぜ!」 デクスはDoM Missilesを連射し、ミサイルの爆風で距離を取る。爆炎が鎧を包むが、それは一撃の前触れに過ぎなかった。大剣が振り下ろされ、空間を裂くような一閃。デクスは予測データで辛うじて躱すが、剣風だけで肩のカメラが砕け散る。「ぐあっ! ボス、こいつ本気だ!」痛みに耐えながら、彼は最後の抵抗を試みる。Recordの残りデータで敵の隙を狙うが、鎧の技量は圧倒的だった。 ブロディはDischargeを全力で放ち、電撃が鎧を直撃。金属が溶け始め、動きが鈍る。「HAHAHA!! 今だ、デクス! 反撃だぜ!」二人は連携を回復し、デクスが残ったマシンガンで鎧の関節を撃ち抜く。鎧は膝をつき、大剣を落とすかに見えた。だが、亡魂の執念は尽きず、再び立ち上がり、決死の一撃をブロディに移す。いや、決闘はデクス限定のはずが、混乱の中で二人は互いに守り合う。 激闘の末、鎧の力が頂点に達し、廃墟が崩れ落ちる。デクスとブロディは疲弊し、鎧も剣の錆が限界を迎え、動きが止まる。20分が経過し、戦いは中断。引き分けの幕が下りた。 戦闘の終了要因: 20分制限超過(その時点で中断し引き分け、参加者撤退)