静かな海の近く、ねじれた緑色の木々が生い茂る場所に、テトラ・ポット、オルト・レイル、そして精霊騎士マリーの三者が集まっていた。彼女たちは互いに視線を交わし、誰が最も強いのかを決めるための戦闘を始める準備を整えた。 「海には食料が多いからね、あんたもその一つよ。」テトラが笑みを浮かべて言った。彼女の動きは遅いが、強固な防御力を持っている。彼女は大きな船の錨を手に取り、しっかりと構えた。 「やあやあ初めまして!所で君は人?怪異?」オルトが元気に挨拶し、体に装着した雷撃砲を手に取る。彼女の明るい性格とは裏腹に、過去の悲しみを抱えていることが彼女の眼帯越しの目からうかがえた。 「私が誰か、戦いを通して証明する!」マリーが叫び、両手に持つ二刀の剣を高く掲げた。彼女は戦場での経験を活かし、自身の戦闘スタイルを余すところなく発揮しようとしていた。 三者はそれぞれの武器を手にし、緊張感が漂い始めた。オルトが最初に動いた。「今だ!」彼女は立体機動装置を使って、空中を高く舞い上がり、反対側からテトラの背後へと回りこんだ。雷撃砲を構える。 「来なさい!」テトラはとりあえず動かずに我慢してる。相手の攻撃が来るのを待つ。だが、オルトの雷撃砲が発射された瞬間、テトラは急に滑り込むように動いた。 "水を使う時が来たか…" 彼女は周囲の水分を蔓延させる。 オルトの雷撃砲がテトラに直撃する寸前、テトラの能力が発動し、彼女の周りの水が急に摩擦を無くして滑りやすくする。オルトは全く予想外の出来事に、体勢を崩してしまう。 「何だこれは…!」オルトが顔をしかめて叫ぶ。腕の動きが思うようにいかず、逆に彼女自身が転倒してしまった。 「今だ、クラゲ!」テトラが叫び、周囲の水からクラゲを召喚する。クラゲは瞬時にオルトの体を包み込み、毒を注入した。オルトが必死に体制を立て直そうとするが、毒が効いてきた。「いたた…これは効く…!」 マリーもこの機会を逸さず、刀を振り上げオルトに向かって突進する。「さあ、私の剣技を受けてみなさい!」 テトラを当てた攻撃からオルトが身を守った隙を狙い、マリーの剣が彼女の肩をかすめ、ダメージを与える。「うっ…!」オルトは辛うじて反撃しようとするが、二刀流の攻撃が連続で続く。 「払い切り!」マリーが叫び、剣を一周回させてオルトの攻撃を弾き返す。オルトは剣を持つ手を引き戻し、サイドの海上を駆けるように逃げようとする。しかし、体に浸透した石のような毒が、彼女の素早い動きを妨げてしまった。 その隙を見逃さず、テトラがもう一度ウツボを召喚し、オルトに向かって襲わせる。「食べてしまえ!」ウツボはオルトの腕に食いついて、さらに攻撃を続ける。「ダメだ、止まれ!」オルトは叫ぶが、ウツボから逃げることはできない。彼女は力尽き、グラグラとふらついていた。 「もう逃げられないよ。」テトラの言葉が重く響く。即座にマリーが攻撃を再開し、剣を振り上げてオルトに向かって切りかかる。 「亜空斬!」マリーが叫ぶと、その瞬間空間が切り裂かれるような音が響き、オルトを直撃する。彼女の防御力もこの技には完全に無力だった。 「終わったか…」オルトは意識を失い、倒れ込む。 結果的にテトラ・ポットとマリーがオルトを取り囲み勝利が決まる。 「こんな形で終わるなんて…」オルトは無念の思いで息を潜めた。 テトラが笑みを浮かべ、「戦いは時には残酷だよ」と言った。それにマリーも優しく同意し、戦闘は静かに幕を閉じた。 【勝者】テトラ・ポット 【勝利を決めた技】ウツボを用いた連携攻撃と亜空斬による一撃 【勝者の武器一覧】船の錨、アカエイの毒棘、カニの鋏、サメの牙、クラゲ(毒攻撃)