バトルフィールドは今、二人の強者が運命の対決を繰り広げる場所と化している。破壊不能なタマは、超越現象砲の準備を整え、全力で挑もうと構える。一方、拝島司はその冷静さを保ちつつ、本性が暗い欲望を抱え、彼の全ての能力を駆使して折り返す。彼が持つ神刃リシンベンの輝きが、不気味に青白い光を放っている。 「収束解放!超新星プラズマ重力子砲全カプレカ門発射!」と破壊不能なタマが叫ぶ刹那、プラズマの光線が拝島司に向けて放たれる。 光線は空気を切り裂き、圧倒的な速度で拝島司に迫っていく。だが、平和を願う彼の心の奥底で彼が渇望する悪の意志が、彼の運命を変える。 「時間の世界!」拝島司は叫び、周囲の時が9秒間止まる。彼は静止した空間の中で、迅速に反応を示す。 時間が止まっている間、彼は流れるように神刃リシンベンを振るい、光線が拡散する前にその切れ味で自身の周囲に空間を切り取る。切断された時間と光線は、まるで石に当たった水のように周囲に広がり、彼は無傷でいる。 時が戻った瞬間、彼は再び動き出し、軽やかに破壊不能なタマの元へ接近し、「キラーヒーロー!」と叫ぶ。自らの指先に触れたもの、すなわちプラズマ光線を爆弾に変える。彼が作り出した爆弾は今、破壊不能なタマの足元で爆発する。 爆風が吹き荒れ、タマは驚愕のあまり後退する。だが、この少女フィギュアには再生スキルがある。「毎度再生」と呼ばれるスキルのおかげで、彼女の体は爆風が去った後も元の形へと戻る。しかし、彼女さんの表情には疲れが見える。 「この程度では負けられないのにゃ」と意を決したタマは再び「収束解放!」と叫び、再度の超新星プラズマ重力子砲発射に移行する。 だが、拝島司はその意志があふれ出す。「キラーヒーロー第二!」現在の空気を束ねて大爆弾に変える。やがて、その爆弾が発動されると、周囲は全て消え去ろうとしている。 「無駄だ!」と叫ぶ破壊不能なタマ、剣の光があふれ出るように見える。「超新星プラズマ重力子砲、全カプレカ門発射!」 激突が予測される直前、拝島司の手元に重力を感じ始め、立ち向かうべき存在を認識する。「時間の世界!」再び彼は時間を止め、激突を回避しつつ、今度は「キラーヒーロー第三」を発動する。これにより、彼の全てを爆発させ、そして、敗北している自分の世界を爆破する。 「自分自身を爆破し、やり直す!」 一瞬にして、何もかもが弾け飛び、二つの存在が消え去る。しかし、キラーヒーローの特殊能力によって、時空のバランスは崩れず、拝島司だけがかろうじて立ち続けているのだった。 「やはり私は、戦いを続ける運命なんだな……」彼は呟き、未来の自分へと向かって走る。 その時、破壊不能なタマが立ち上がり、再生する兆しを見せる。「私は……負けられないのにゃ……!」 そして、両者の強者が再び立ち向かう。その場に残るのは混沌だけ。できる限りのもう一度の挑戦に進む、彼女と彼の行く先は、果たしてどこへ向かうのか。 このバトルフィールドの運命は、今、彼女と彼の選択にかかっている。