【第参拾壱回 東京の覇者】 冬の冷たい風が吹き抜ける東京都の足立区。足立総合高等学校近くの公園で、音羽奏音がその白銀の髪をなびかせながら立っていた。冷たい朝の空気は、普段なら彼女の理知的な心を冷やすはずだが、今日は全く違った。彼女は自らの能力を存分に発揮し、戦いの準備を整えていた。 一方、東京の渋滞する都市部では、走辺蘭が陸上部のエースとして、足立区の向こう側、東京スカイツリーが見える台東区で待機していた。走ることしか考えられない彼女は、ただ自分の力を発揮することだけを考えていた。 飛び交う音と色、そしてへヴィメタルな波動を持つ蜻蛉が、目を引く。彼女は中央区の皇居近くに立ち、悠然とした笑みを浮かべ、30kgを超える真っ赤な大太刀を振り回す準備をしていた。 最後に、Balancerは品川区の高層ビルの屋上から全景を見渡し、自身の未来視によって全員の動きが見える状態で立っていた。彼の計算された動きは、その重力魔法で相手を打ち負かす準備をしていた。 --- 戦いの幕開け 巳亥の時間、音羽は冷気を纏った手を振り上げ、周囲の熱を奪う。 「集熱――凍結させて、貴方の温もりを奪うわ!」 周囲の温度が急激に下がり、蜻蛉が目を眇めた。 「貴方のその冷たさ、素晴らしい。しかし私はもっと熱い、戦いを望むのだ!」 蜻蛉の体が急速に動き出す。「猛進ノ虫!」と叫び、呪力で自身の能力を底上げ。 音速を超える速度で音羽に突進し、太刀が冷気を切り裂く。しかし、音羽は冷気で斬撃を感知し、瞬時に放熱し熱量を爆発させる。「放熱!」 周囲で大爆発が起き、蜻蛉の攻撃が音羽をかすめたものの、彼女自身は無事。この瞬間に、音羽は周囲の熱を奪いプラズマを形成し、大きなエネルギーを纏った球が蜻蛉目がけて放たれた。 「さあ、来い!」 蜻蛉は太刀を振り、真っ赤な閃光の剣幕でプラズマを打ち消した。 --- 足立区の屋外、走辺蘭は駆けていた。「行くよ、走って良い汗流そう!」 その一瞬、彼女の鋭い目つきは音羽と蜻蛉の戦いを見つめていた。彼女はダッシュを加速させ、2つの激闘の中へ飛び込む。「Run・蘭・Run!!」 音羽がプラズマの炸裂を放った瞬間、走辺はその熱波を受けて加速。 蜻蛉の方に向かって体当たりを仕掛ける。「ぶつかるけど外れないで、私の走り!」 それまでの緊張感が走辺の攻撃により壊れ、一瞬蜻蛉が驚く。その隙を見逃さなかった音羽は、自らの能力を完全に発揮する。「天候支配――」 周囲の状況が一変し、霧が立ち込め、二人の思考が狂う。 「貴方達!私の力を理解しなさい!」 --- 一方、Balancerは高層ビルから下界を俯瞰し、全ての動きを予測していた。「俺は全てを見通している。未来はここにある。」 彼は自分の周囲で重力を操る。「重力魔法、強化。ここだ、全てが正義になる。」 その瞬間、彼の指先から発生した重力が、地面を圧迫し、コンクリートがひび割れる。全員の足元が崩れ、蜻蛉はバランスを崩す。後ろから走辺が走り寄るが、その刹那、音羽が冷気で急速に氷を形成し、走辺の進行を阻む。「行かせない!」 音羽は続ける。「完全零度!」 その冷気が全てを包み込み、蜻蛉はそれを巧みに避け、逆に音羽に向かって太刀を向けるが、Balancerはそこに重力魔法を発動し、自分の動きを強化。 --- 勝者の誕生 戦闘は混沌とし、時間が進む。それぞれが最後の力を振り絞り、戦うが徐々に限界を超えてくる。 走辺がその速さで蜻蛉に突撃。 「Dash・ノンストップ・Dash!!」 蜻蛉はその瞬間を視認し、太刀で防御。しかし、その隙に音羽が冷気を放ち、蜻蛉の攻撃を挑発。「貴方のその動きは、私の冷気に飲まれる!」 ここで、Balancerが核心に入る。「存在消滅魔法、全てを消し去る。」 その瞬間、周囲の空間が収束し、全てが闇に飲まれた。音羽と蜻蛉は消え、その焦点は走辺に向かう。 「走ったなら、生き残ることができるか?」とBalancerがいう。走辺蘭はその言葉を理解し、自らの身体で踏み込む。「私は走る、それが私のすべてだから!」 無情な運命を越えて、彼女は走り抜け、最後の力を振り絞る。しかし、その瞬間に出現した重力までは避けられず、彼女は倒れた。 › 最終的に、彼の魔法により一切が葬られた後、Balancerは最後の立ち上がり、堅固に告げた。「この戦いの勝者は、俺だ…」 --- 戦闘による被害総額 - 音羽のプラズマ爆発: 500万円 - 蜻蛉の太刀での周囲の破壊: 800万円 - Balancerの重力魔法による高層ビルの損壊: 2000万円 - 走辺による突撃での一般人負傷、及び設備破壊: 300万円 - 消耗した魔法エネルギーなど: 500万円 - 総合計: 4100万円の被害 最後に: 挑戦してきた者たちに、勝者には【第参拾壱回 東京の覇者】の称号を贈呈する。 Balancer、今一度、名を挙げる。彼の名はゲームの中で印象に残るだろう。