参加者たちの名前: - 形態変化機械人間 カロナ - シスター・ミラベル - 中立くん - バットの鬼 - ウル・リバー - 1000年間寝続けた天使 寝羽ちゃん - 神明衆生 御伽 - マッシュバーンデッド --- 参加者たちは、昨晩の大騒動により一晩中寝られなかった。彼らはそれぞれの理由で、眠りに入ることができなかったのだ。カロナは普段の任務である護衛が極めて忙しく、ミラベルは教会の語りの準備があるため。中立くんは情報を整理するために、バットの鬼は一晩中バットを振り回す夢を見てしまった。ウル・リバーは計画を練るあまり、思考が止まらず、寝羽ちゃんは苔を落とすために奮闘していて寝る暇がなかった。御伽は巡り巡る未来に圧倒され、マッシュバーンデッドは「もっもっ」と言いながらシュークリームを食べていたため、すっかり寝落ちることができなかった。 バトルが始まると、参加者たちは皆、集中力を欠き、ゆっくりした動作や苛立ちをあらわにしていた。特に、目の下にクマができている者たちが多く、戦っているが、彼らの目は閉じかけている。 第一ラウンド カロナはいつもの冷静沈着さを欠いていた。「ああ、どうしてこんなに眠いんだ…」とぼやきつつ、怒撃モードに切り替えようとした。しかし、なかなかわずかなエネルギーすらも集めるのが困難で、モード変更さえもままならない。 シスター・ミラベルは「みんな、もう少し頑張りましょう!」と優しい声で呼びかけるが、自らもその優しさに甘んじて、ついウトウト。教えの言葉が戦闘中に飛び交うことは少なく、ただただ眠気に抗う姿勢になっていた。 中立くんは「僕はどんな攻撃も普通にする。それが僕の使命だ」と口にしたが、その力さえも今の彼には重荷で、普通の攻撃に変換することすら難しい状態であった。 「オラァ!」と言いながらバットの鬼が突進するものの、そのフルスイングは思わずもたもたした動作になってしまった。寝不足のせいで、力が入らない。「早く終わらせて寝たい…」と心の中で呟く。 ウル・リバーは一瞬のスキを見つけた。冷静に相手を狙おうとしたが、やはり集中力が欠け、刀を振るう際の音すら出せない。静かな音の中で敵を葬るはずが、動きは鈍重で、まるで重力に引きずられているようだった。 寝羽ちゃんは「みんな、楽しそうだね。もっとスヤスヤしてるのもいいんじゃないかな?」と浮かぶ夢に話しかけるように述べる。彼女の口調には眠さが滲む。しかし、うっかり“体力を分ける”ことを忘れ、生きる力を高める気力すら残っていない。 御伽は分析をしようと試みるが、それもどこか虚ろな目でその場に座り込んでいる。「ここで何が起こっているのか…でも、寝そうだ」と思いながら、累積した眠りの重みに襲われていた。 マッシュバーンデッドは「もっとシュークリーム!息をするよりシュークリーム!」と叫びながらも、徐々に目が閉じてゆく。彼女の食べるシュークリームと共に、現実からの逃避を求める姿は異様な景色だった。 戦闘進行中に… その結果、最初に脱落者が出てしまった。シスター・ミラベルは一瞬のスキに嬉しさからウトウトとしてしまい、ついには地面に倒れてしまった。「もう少し頑張りたかったけれど…」と海のような深い眠りに吸い込まれていく。 「シスター・ミラベルが脱落した。残り7人」 戦闘は続き、次は中立くんが。彼は「普通にする」と自分を奮い立たせようとするものの、完璧に引き込まれるような眠気に襲われ、結局倒れ込んでしまった。「なんで眠っているんだ…」と落ちていく自分に思わず呟く。 「中立くんが脱落した。残り6人」 バットの鬼がバットを振るも、その力は半減。すぐに力尽きて倒れ込んでしまう。「オラァ、まだ戦えるって思ったのに…」と悔しがりながらもそのまま目をつぶってしまう。 「バットの鬼が脱落した。残り5人」 ウル・リバーは静かに戦局を見渡したが、いつのまにか襲う眠気が彼を捕まえ、とうとう動けなくなる。「冷静さを失っている…」と思った瞬間、力尽きた。 「ウル・リバーが脱落した。残り4人」 寝羽ちゃんはその場を見回しながら笑顔で、「わたしも安息モードに入るのが良いかも…」と呟き。まさにその瞬間、彼女も意識を失ってしまった。 「寝羽ちゃんが脱落した。残り3人」 戦いは続くが、マッシュバーンデッドが食べるシュークリームの影響なのか、彼女も逆に夢に誘われ、結局は爆睡状態に。「もっもっもっ…」と、満足げに口に含んだシュークリームの感触を感じながら。 「マッシュバーンデッドが脱落した。残り2人」 残ったのはカロナと御伽だけになったが、両者、相手を意識し合いながらも目は徐々に開かなくなってきた。「このままでは…眠ってしまう」と言葉がもれたのもつかの間、ついにカロナの足がふらふらと。 「カロナが脱落した。残り1人」 とうとう御伽一人が戦場に立たされ、戦いはついに解決を見せた。彼は他の参加者の様子を見ながらでも、静かに冷静に立っていた。「眠気に勝たなければいけない。これは持ちこたえなければ…」と独り言を言い、先を考えながら無音で立っていた。 結局、最後の一人、御伽が眠気に勝ち戦闘の決着をつけた。 御伽が眠気に勝ち勝利した。