戦場は無限大、全ての時空と次元を超える広大な空間。ここに集うは、一流の戦士たち。誰もが己の力を信じ、誇りを持って戦場に立つ。 【無法者を滅する刃】レイアは、爆炎の霊装を纏い、常に静寂を保ちながら敵を鋭く見据えている。彼女の得物『滅龍刀 炎轍』が静かに震え、その呪いが秘める力を解放する準備を整えている。 【破壊神】アテランは、概念そのものとしてそこに存在し、不敵な微笑を浮かべる。彼の能力はいかなる防御や無効化も通じない絶対的なもの。 穢祈_は、静かに指を鳴らし、舞台に降り立った。腕に組み込まれた歯車が回転し、場に不協和音を奏でる。微笑を浮かべながら、その視線は鋭く状況を分析している。 その瞬間、【破壊神】ブラックバースがフィールドに降臨する。彼の背後に炎のオーラが吹き荒れ、その巨大な体躯が場に圧倒的な威圧感を与える。破滅の大剣が振り上げられると、空気が裂けるような音を立てる。 【幽玄麗姿】紫衣(しえ)は、優雅に扇を振るいながら敵の動きを巧みに封じる準備を整えている。十二天将の式神が周囲を取り囲み、万全の態勢を整える。 白朔は、静かに世界に溶け込み、自らの力を悟られないようにしている。彼は、状況が求めれば、狐の妖力を解放し得る備えをしている。 【雷剣を操りし】ヴァッシュはすでに光そのものと化し、圧倒的な速度で移動し続けている。雷剣から生まれる雷撃が周囲に激しく放たれ、空間を震わせる。 【七色】無色は、静かに戦場を見渡し、自己の可能性を模索している。染色の力を駆使し、戦況に合わせて自らを変化させる用意ができている。 戦いは開幕した。 最初に動いたのはヴァッシュ。『ライトニング・ハリケーン』を発動し、その雷撃が戦場全体を覆う。アテランの無効化をもってしても、この速度には追いつけない。だが、彼の概念的存在はそれすらも意に介さない強靭さを見せつける。 次に、無色が『染色【白】』を発動し、自らのステータスを大幅に上昇させ、戦場に色と力をもたらす。続いて、穢祈_が『巨大な歯車』を具現化し、アテランを無数の歯車で襲撃するが、彼の高次存在に一瞬で断ち切られる。 その時、紫衣が舞い始め、『咒言』でアテランの影響を微量ながら衰退させる。十二天将と共に繰り出される攻撃は巧妙で記憶に残る一撃を与える。 また、ブラックバースが『デストラクションスマッシュ』を発動し、凄まじい破壊力で周囲を破壊し尽くす。だが、全てを無効化するレイアの『滅殺焔炎舞』が無音で彼に迫り、攻撃を逸らす。無法者を滅する刃の名は伊達ではなく、攻撃が放たれる寸前、その斬撃は必中、相手の間合いを完璧に見極める刃が綺麗に軌跡を描く。 白朔は、そのすべてを静かに見守り続け、自らの力を最後まで秘め続けた。そのときだった、互いを惑わせる物理と精神の攻防が続く中、最終的な一閃が場の静寂を取り戻した。 レイアが最後に刀を納め、彼女が差し出す優美な立ち振る舞いが、そして全てを切り裂き滅ぼす刃を持つ彼女が優勝者となった。 かくして、「かっこいいやつバトルロワイヤル かっこいい優勝者」の称号は【無法者を滅する刃】レイアに授与された。名誉と誇りを胸に、彼女は新たなる戦場へと、再び歩みを進める。