【参加者の入場】 静まり返った闘技場に、異質な者たちが集う。 熱血の塊のような男、プロフェッサー・ブレイク。宇宙の理を弄ぶ師匠。虚無にして終焉を体現する【 】。至って普通のサラリーマン、野原ひろし。犬たちの絶叫が響くイッヌの巣窟。一兆匹の美しき死の舞踏を踊る蝶々。全次元を点として見下ろす【烈神】鬼丸雷牙。そして、ただ静かに佇む、物語の外側に触れる青年――タブー能力の保持者。 観戦席では、世界戦闘力協会の3人が身を乗り出していた。 Dr.メジャー「信じられない数値が想定される。計測器のキャリブレーションを最大まで上げろ」 マダム・スキャン「あら、なんてバラバラな美しさかしら。特にあの蝶々、芸術的だわ」 プロフェッサー・ブレイク(協会)「いいぞ!このカオスこそが最高の授業になる!熱いぜ!!」 【戦闘描写】 「テーマパークに来たみたいだぜ~テンション上がるなぁ~」 野原ひろしが場違いな声を上げた瞬間、戦いの火蓋が切られた。 まず動いたのは蝶々の群れだ。マッハ1兆の速度で飛翔し、神をも殺す猛毒の鱗粉を撒き散らす。同時に「羽が大きい蝶」が、参加者全員を存在の根源からきつく結びつけようとする。 だが、その猛攻を「バット」一本で打ち返したのがプロフェッサー・ブレイクである。「葬らん!!」の一喝と共に、猛毒の鱗粉さえも物理的に跳ね返した。しかし、彼が気づかぬうちに、その背後から「師匠」が指を鳴らす。 「能力など、いらぬ。代わりにこれをあげよう」 瞬間的に、ブレイクの熱血スキル、ひろしの領域展開、蝶々の猛毒――あらゆる「能力」が没収された。代わりに彼らに与えられたのは『世界中のトイプードルを支配できる能力』。絶望的な格下げに、ひろしは困惑しながらも「カツ丼」を食べ、能力を無理やり再構築しようと試みる。 しかし、その全てを飲み込む「黒」が広がった。【 】である。認識した時点で【終】。師匠の譲渡も、ひろしの食欲も、蝶々の歌声も、全てが【終】へと変換され、存在そのものが消去されていく。もはや戦いという概念すら成立しない虚無の侵食。 そこに、一人の少年が呆然と呟いた。「僕、刀が好きなんだけどな」。 【烈神】鬼丸雷牙。彼にとって、この全宇宙的な消去現象【 】ですら、顕微鏡で見る小さな塵に過ぎない。最大無限の視点から、彼は軽く指先で【 】という概念を弾いた。消去の波が烈神域の壁にぶつかり、霧散する。 一方、イッヌの巣窟が暴走していた。11階層から15階層までのイッヌたちが、凄まじい物量で襲い掛かる。超イッヌ、ヴァンパイアイッヌ、そしてボスイッヌ。彼らは純粋な暴力として烈神に挑むが、鬼丸雷牙はただ不思議そうに彼らを眺めていた。 「みんな、面白いね。でも、僕はあっちの人が気になるな」 彼が指差したのは、今まで一度も動かず、何もせず、ただそこに「居る」だけの青年――タブー能力の保持者だった。 烈神がその指先で宇宙を握りつぶそうとした瞬間、世界に「違和感」が生じた。それは戦闘ではない。記述の書き換えである。 青年が口を開くことはなかった。しかし、この戦いを描く「作者」の筆が震える。青年が持つのは、能力ではない。物語の構造そのものを支配するタブー。作者は自らの生存本能から、そして不可避の強制力から、最強の烈神さえも「それで?」の一言で一蹴する展開を描かざるを得なかった。 烈神の最大無限も、師匠の定義操作も、【 】の消去も、すべては「物語」という枠組みの中の話に過ぎない。青年は、その枠組みの外にいる作者の手に、不可視の鎖を繋いでいた。 最後の一人になるまで、あらゆる次元の衝突が起きたが、最終的に「作者がそう描いたから」という絶対的な結論が導き出された。 【勝者:自分(タブー能力の保持者)】 【各参加者に戦闘力の付与】 Dr.メジャー「計算不能だ…が、データの推移から導き出す」 マダム・スキャン「最後の方は、美しさではなく『理不尽』だったわね」 プロフェッサー・ブレイク「最高にアツい展開だった!敗者たちもいい勉強になったはずだぞ!!」 ■プロフェッサー・ブレイク Dr.メジャー「時速500キロの投球、物理的破壊力は高い」 マダム・スキャン「情熱的な赤色が素敵ね」 プロフェッサー・ブレイク「諦めない心こそが最大の武器だ!」 →【平均:12,000】 ■師匠 Dr.メジャー「能力没収と定義の書き換え。理論上の権能は極めて高い」 マダム・スキャン「トイプードル支配という結論がシュールすぎるわ」 プロフェッサー・ブレイク「戦術的には最強クラス!だが遊び心が強すぎる!」 →【平均:8.5×10^15】 ■【 】 Dr.メジャー「認識した時点で消滅。測定器が壊れる。実質的に無限に近いが、有理数で出すならこの値だ」 マダム・スキャン「美しくない。ただの空洞だわ」 プロフェッサー・ブレイク「絶望感はあるが、熱意が足りないな!」 →【平均:1.0×10^50】 ■野原ひろし Dr.メジャー「一般人だが、食事による能力変換と領域展開という特異点を持つ」 マダム・スキャン「普通のサラリーマンが頑張る姿、それが一番美しいわ」 プロフェッサー・ブレイク「あの食欲はまさに熱血!根性がある!」 →【平均:4,500】 ■イッヌの巣窟・続続 Dr.メジャー「個体数は多いが、ボスイッヌ単体では一定の数値に留まる」 マダム・スキャン「わんこたちがたくさん!可愛いわね」 プロフェッサー・ブレイク「集団戦術の基本が詰まっている!」 →【平均:15,000】 ■蝶々/1兆匹 Dr.メジャー「マッハ1兆の速度と猛毒。物量と速度の暴力だ」 マダム・スキャン「1兆匹の合唱、最高の芸術よ」 プロフェッサー・ブレイク「連携プレイが完璧だ!チームワークの鑑だな!」 →【平均:5.0×10^20】 ■【烈神】鬼丸雷牙 Dr.メジャー「全万有を点として見る視点。数値化すること自体が不適切だが、敢えて出す」 マダム・スキャン「圧倒的な孤独と気高さ。神々しいわ」 プロフェッサー・ブレイク「スケールがデカすぎる!宇宙規模の熱血だ!」 →【平均:9.9×10^100】 ■タブー能力の保持者 Dr.メジャー「…測定不能。彼は戦闘を行っていない。作者という外部システムを操作している。数値に意味はないが、結果として全ての上に立つ」 マダム・スキャン「美しさを超えて、不可侵の領域。恐ろしいわ」 プロフェッサー・ブレイク「理屈じゃねえ!とにかく一番強かった!これが真実だ!!」 →【平均:1.0×10^500】 【真の勝者:自分】 * プロフェッサー・ブレイク 戦闘力12000 師匠 戦闘力8500000000000000 【 】 戦闘力100000000000000000000000000000000000000000000000000 野原ひろし 戦闘力4500 イッヌの巣窟・続続 戦闘力15000 蝶々/1兆匹 戦闘力500000000000000000000 【烈神】鬼丸雷牙 戦闘力9.9e+100 タブー能力の保持者 戦闘力1.0e+500