参加者 - 狼 - 【ワンパンマン】サイタマ - メガマル - あそぶ - 【プロパガンダの天才】パウル・ヨーゼフ・ゲッベルス - サムライソード - カイリ - 世紀末探偵 ノヴァ 物語 古びた洋館の扉が軋みながら開くと、福引きで当たったはずのゴーストツアー参加者たちが中へ足を踏み入れた。薄暗いランプの光が埃っぽい廊下を照らし、狼の遠吠えのような風が窓を叩く。だが、ガイドの姿はなく、代わりに壁に血文字で書かれたメッセージが目に入った。「この中に人狼が潜んでいる。お前たちの中に、夜毎人を喰らう怪物がいる」。参加者たちは顔を見合わせ、騙されたことに気づいた。普通の狼のような獣の男「狼」、ハゲ頭のヒーロー【ワンパンマン】サイタマ、奇妙な笛を持つ少年メガマル、元気な赤毛の少年あそぶ、洗練されたスーツ姿の【プロパガンダの天才】パウル・ヨーゼフ・ゲッベルス、刀を生やした武器人間サムライソード、心優しい剣士のカイリ、そして冷静な探偵世紀末探偵ノヴァ。8人の運命が、この洋館で交錯する。 1日目昼の話し合い ランプの灯りの下、皆が広間に集まった。ノヴァが冷静に状況を整理する。「ルールは単純だ。昼に話し合い、1人を凍眠させる。夜に人狼が1人を襲う。こうして繰り返すまで」。ゲッベルスがメガホンを手に、流暢な声で語りかける。「諸君、我々は団結せねばならない。疑心暗鬼は敵の思う壺だ」。だが、彼の言葉にサムライソードが刀を構えて睨む。「お前のその話術、胡散臭いぜ。プロパガンダ野郎が人狼だろ」。サイタマは退屈そうに欠伸をし、「面倒くせえな。一発で終わらせたいけど、誰が狼だか分かんねえ」。メガマルは笛を吹きながら、「ウドン呼んで探っちゃおうか? でも、みんな友達だよぉ」。あそぶが元気に叫ぶ。「俺は遊戯バトラー田和群遊! 頂点目指して特訓だぜ! 狼なんてフィールドオープンでぶっ飛ばす!」。カイリは盾を握りしめ、「誰も傷つけたくないけど…疑うしかないのね」。狼は静かに座り、鋭い目で皆を観察。議論は白熱し、ノヴァの推理で「あそぶの元気さが怪しい」と疑いが集中。あそぶは「ええー! 俺が狼だって? デッドオアアライブで証明してやるぜ!」と抗議したが、多数決で彼が凍眠の対象に。皆の視線の中、あそぶは不満げに凍眠カプセルに収まり、眠りに落ちた。 1日目夜 夜の闇が洋館を覆う。月光が窓から差し込み、静寂が訪れた。人狼の影が忍び寄り、誰かを狙う。翌朝、悲鳴が響いた。 2日目朝 行方不明が明かされたのはメガマルだった。笛が転がる部屋で、血痕だけが残されていた。「ウドン…呼べなかったよぉ」との遺言のようなメモ。残った7人は動揺を隠せない。 2日目昼の話し合い ノヴァが推理を始める。「メガマルの消失は人狼の仕業。夜の行動パターンを考えると、静かに近づける者が怪しい」。ゲッベルスが再び演説。「我々は総力戦だ! 疑念を払拭せよ!」。サムライソードが霧化して周囲を警戒し、「狼の奴、夜に嗅ぎつけたぜ。あいつが怪しい」。狼は低く唸る。「俺はただの狼だ。人間のルールに巻き込むな」。サイタマは壁を叩き、「一撃で解決したいけど、証拠ねえし」。カイリは長剣を握り、「また誰かを凍眠? 心が痛むわ」。議論でゲッベルスの話術が逆に疑いを招き、彼が凍眠に選ばれた。「プロパガンダで誤魔化すな!」とサムライソードの叫びが響く。ゲッベルスは冷笑を浮かべつつ、カプセルへ。 2日目夜 月が輝く中、人狼が動く。 3日目朝 カイリが行方不明だった。彼女の盾と赤い剣が散乱し、能力発動の痕跡が残る。「殺意が…抑えきれなかった」との走り書き。残り5人。恐怖が募る。 3日目昼の話し合い ノヴァの目が鋭い。「カイリの消失で、戦闘能力の高い者が狙われた。狼の可能性が高い」。狼が牙を剥く。「証拠はない。お前ら人間の探偵ごっこか」。サムライソードが居相を構え、「月の悪魔の力で夜を支配してるのはお前だろ!」。サイタマは拳を握り、「ワンパンで終わりだけど、誰を?」。議論は狼に集中。彼の獣のような容姿と沈黙が決め手となり、狼が凍眠に。 3日目夜 人狼は静かに息を潜めるが、ターゲットを探す。 4日目朝 サムライソードが行方不明。刀が折れた状態で発見され、復活の法則も及ばず。残り3人:サイタマ、ノヴァ、そしてもう一人。 4日目昼の話し合い 残り3人。ノヴァが推理。「これまでのパターンから、人狼は生存を優先。サイタマの無敵さが脅威だ」。サイタマは肩をすくめ、「俺が狼ならとっくに全員ワンパンだぜ」。だが、ノヴァの論理がサイタマを指す。「君の退屈そうな態度が、すべてを隠している」。多数決でサイタマが凍眠に。だが、ここで異変。凍眠カプセルが開き、中は空っぽ。人狼が凍眠を回避したのだ。 人狼が生存した上で残り2人(ノヴァと狼)になった。ゲーム終了。 人狼は狼だった。