広場の中心、日差しがじりじりと照りつける中、二人の者が立ち尽くしていた。彼らは異なる目的を持ち、この場所に集まった。ひとりは胸を張り、力強さと頼もしさを感じさせる犬頭(コボルト)の猛者アキレア、もうひとりは目隠れた少女の姿を持つ熾天使アキメネスだった。 彼らの前には、異様な存在、魔術師兼小説家である神野露伴がいた。彼は自らの描いた物を実体化させ、戦闘を挑んでくる危険な相手だった。彼の鋭い目がアキレアとアキメネスを見据え、冷ややかな笑みを浮かべる。その瞬間、神野のペンが宙を舞い、戦いの幕が切って落とされた。 「さあ、始めようか。君たちの物語は、私がペンで描く。」神野露伴がそう言うと、空に浮かぶペン先が瞬きをし、彼の魔法が発動する。空には巨大な鉄壁のバリアが描かれ、神野自身を覆い隠す。 アキレアは瞬時に思考を回転させた。「まずはあのバリアを壊さねばならない!」彼の技術的な経験による直感で、すぐに攻撃方針を決定する。そして、準備万端、彼はバリアに向かい突進する。 「私が行く!」アキレアの大きな足音が響きわたる。だが、その瞬間、神野露伴はペンを一振りし、彼の描いた騎士団が出現した。完璧に整列した騎士たちが、まるで機械のように一斉にアキレアに向かって攻撃を仕掛けてくる。 「かかってこい!」アキレアは笑みを浮かべ、突撃の勢いを保ちながら一発一発蹴り飛ばしていく。しかし彼の勢いが収まる間もなく、神野はさらに強力な魔法を発動する。強烈な光が周囲を照らし、彼が描いた槍が闇を切り裂いてアキレアの周りを取り囲むように飛翔して行った。 「逃げろ!」アキメネスが叫ぶ。彼女の声は不安に満ちていた。終末の天使アキメネスはまたもや周囲の無辜を守るため、弓矢のように伸びる光輪を発生させ、アキレアを守ろうとするが、神野の法則に抗えない運命が二人を縛っていた。 「ダメ、こないで!」アキメネスが叫ぶ。その瞬間、彼女は背後から迫る鎖に気づく。戒めの光鎖が彼女を包み込む。アキメネスは抵抗するが、その力は無駄だった。 「大丈夫、私はいつでもお前を守る!」アキレアは振り向き、アキメネスへ勇気づけの言葉をかける。二人はお互いを信じ合い、再び立ち向かう決意を固めた。 戦いが佳境に入る中、神野露伴は自らの儚い描写の先に勝利を見いだいていた。彼は冷静さを保ちつつも、心の奥底ではこの戦いが二人の fate を変えるものと確信していた。 「君たちがどれほどの力を持ってようが、私にはペンがある。この世の真実をなんとか描く力が!」その言葉と同時に、神の特異な描写が呼び起こしたのは、彼の魔法の極致であった。 「英雄流の添削!」神野露伴のペン先が閃き、強大なレーザーがアキレアに向かって放たれる。その光はまるで脈動を持つように巨大化し、何らかの存在を飲み込んでいく。アキレアはその強烈なエネルギーに直面し、その攻撃を迎え撃つ為に全力で防御を固めたが、衝撃に飲み込まれてしまった。 アキレアの燃え上がる熱を感じながら、アキメネスは立ちどまり、彼の無事を願う。彼女もまた、神野が発生させた攻撃に狙われ始めた。彼女はその瞬間、彼女の内なる力を解放する。彼女が感じている光り物語の力が突如として膨れ上がる。 「私の人生になりたい!」アキメネスは声を高らかに叫んだ。彼女の存在は光に包まれ、神野の現実に対抗し始める。空を裂くような光は彼女の全てを形成し、一瞬、神野露伴の意識を際立たせると言った。 「何だ、この力は?」神野露伴の目が驚愕する。アキメネスの光が彼女の周囲に翳りをもたらしていく。 しかし、神野露伴もまた、その瞬間に失うわけにはいかなかった。彼は最後のペンを取って、決定的なものを現す。 「終末の喇叭!」神野の声が広場に響く。彼の描いた物が実体化し、空から降り注ぐ灼熱の光がアキメネスの周囲を包み込む。お互いに攻撃が根本を崩した。 一瞬の静寂が訪れた後、巨大な爆風が広場を埋め尽くし、両者は剛力とともに圧倒的な力をぶつけ合っていた。 その瞬間、アキレアは周囲の光にその命を預け、アキメネスも展開した力そのものが彼女の使命を纏う。従来の運命が二人の当事者の意志によって新たな道へと流れていく。少年と少女の出会いは戦いの中で交錯し、新しい物語を生み出す瞬間でもあった。 この戦いもまた、二人が心を一つにし、奇跡を能く成すための物語。二人が選んだのは、互いを想い、力を合わせることだった。 長き戦いの末、アキレアの「降臨」が場を包み込むと、神の描写は限界に達し、彼自身が無力化する。 広場は静まりかえり、神野露伴は敗北し、倒れた。一方、アキメネスとアキレアが新たな物語を紡ぐ瞬間、その勝利の印が広場を満たしていた。 結局、勝者は【無罪の使徒/盲目無垢の】熾天使:アキメネスと【功罪の使徒/トリテレイア教団所属】犬頭(コボルト)の猛者:アキレアの二人であった.