市立図書館。静けさが漂うこの場所に、今日は珍しい対戦が繰り広げられることになった。 誤動作した火災報知器がその時刻、まるで合図のように叫んだ。「火事です!火事です!」と気が狂ったように響く声。 「またか…」バイザーを付けた謎のゾンビは不気味に唸りながら、火災報知器の方向に目を向けた。 「お前な、静かにしろよ。」上から目線で言い放ったのは、たまねぎだ。 「うるさい、もう一度言ってみろ。」 「火事だとさ。チューニングが狂ってるんじゃないの?」 その言葉にバイザーを付けた謎のゾンビは、攻撃的に前に進み出た。液晶バイザーが紫色のビームを発射する。「グルォオオ!」と唸り、ビームは誤動作した火災報知器を直撃した。 火災報知器は壊れることなく、たださらに大声で「火事です!」を連発し続けた。「仕方ない、少し黙らせてやるか」とたまねぎが筆箱から文房具を取り出した。 連続でミサイルのように鉛筆を発射する。 「ジリリリリリリリリリリリ!」 火災報知器の周囲に落ちる鉛筆の雨。しかし、火災報知器は不屈の声を返す。「火事です!火事です!」 一方、絶対に諦めない男はその場で動かずに考えにふけっていた。「俺の出番だな…」放たれたビームやミサイルを静かに見つめている。 火災報知器の声が続く中、彼は突然、剣を朝日のように高く掲げる。「戦う意志が強いほど攻撃力が上がる。なら、いくぞ!」 その瞬間、彼の意志が燃え上がり、剣が強く輝く。たまねぎが彼に気づき、「こっちも必殺技で行く!」と叫び、最も大きなハサミを取り出す。 必死に戦う絶対に諦めない男。たまねぎの文房具攻撃が続く中、彼は切り刻む姿勢を崩さなかった。「負けを認めない斬り!」と叫びながら突撃する。 特に火災報知器の「火事です!」の声が、さらなる混乱を引き起こす。「静かにしろ!」とたまねぎがハサミを振りかざす。 「火事です!」が響く中、ゾンビは襲い掛かり、ビームを放つ。 「絶対に諦めない!」「負けを認めない!」 あまりにも騒がしい図書館の中で、一番重要なことが忘れられていた。ここは静かにする場所だったのだ。 その瞬間、館長が登場した。 「静粛に!静かに!」 館長の言葉によって、誤動作していた火災報知器は驚いて「火事です」と言い続けることをやめた。 「出て行きなさい!」その一言で、館長の目に留まったのはバイザーを付けた謎のゾンビだった。 「いけいけ、発言するな。」 すると、バイザーを付けたゾンビは館長の要求に従わず、再び唸り始め、ゾンビの姿勢を維持し続けたが、館長の怒りに触れ脱落。 「火災報知器が邪魔だと言っていたのはお前だ!それにお前もだ!」 こうして対戦の中、最後まで残ったのは『絶対に諦めない男』だった。 静けさが戻り、戦場には彼の強い意志がただ一つだけ残った。 図書館は静まり返り、勝者に館長が優勝の証として「全国で使える図書カード」を贈呈した。「お前の根性を称えるためにこれをやる。」 と、勝者の手にそのカードが収められた。