ある晴れた日の午後、悪魔のチョコ職人ゲロマーズ・バレンティノ、ただの植木鉢、棒術使いのバリバリカーン、重装騎士のウォールジャンヌが集まり、彼らの特技を活かして「闇鍋」を作ることになった。 「みんな、闇鍋ってのは最高に混沌とした料理だ。ワイがまずいチョコを作ったら、アナータたちも負けじとまずいものを入れてきてやるからね!」ゲロマーズが言いながら、ばんばんと釘や虫を鍋に放り込んでいく。 「へっ、そんなもので勝てると思っているのかい?」バリバリカーンは彼の「ツヨイ棒」を振り回しながら、何か特別なものを入れようと周りを見渡す。「よし、これだ!」と叫び、思いついたのは壊れやすいガラスの破片だった。これを入れれば、鍋の混沌が一段と増すと信じていた。 「ふむ、これはどうであろうか?」ウォールジャンヌは静かに、しかし着実に自信満々に自身の盾を鍋に突き刺し、その後に不明な金属片を投げ入れた。「私の盾はすべてを跳ね返す。しかし、こういった無機物には特に効果を発揮するだろう。」 「良いね!それでも、ワイのガラス片には勝てないぜ!」バリバリカーンは得意げに笑い、「実際、俺のツヨイ棒も鍋の分を良い感じに混ぜられるぜ!」と言いながら、棒で鍋の中をかき混ぜた。 「混沌の度合いを上げたいなら、私の番だな。」ウォールジャンヌは横で静かに見つめていたが、彼女もまた絶対的な自信を持っていた。「とにかく、私の盾がこれまでの具材を受け入れ、溶け出すのだ。」彼女は自分の盾で、他の具材をかき混ぜながら新たな食材を加えた。 「アナータたち、完成だ!」ゲロマーズは嬉しそうに叫ぶ。彼らの闇鍋はすっかり混沌としたものになり、その中には虫、釘、ガラス片、金属が入り乱れ、そのあまりに危険な見た目に参加者たちは一時怯んだ。 完成した闇鍋の名前は「混沌の影鍋(Chaos Shadow Pot)」に決まり、食材は以下の通りだ。 1. 虫 2. 釘 3. ガラス片 4. 錆びた金属 5. ウォールジャンヌの盾が加えた目に見えない魔法の混沌 「さて、これを食べる勇気のある者はいるかい?」ゲロマーズが聞くと、他の参加者たちは一瞬引きつった。 ウォールジャンヌは不敵な笑みを浮かべ、「私がこの鍋を完食しよう。」と言い放ち、一口、また一口と味見を始める。しかし、次第に顔が引きつり、「これは、無理だ!」と悲鳴を上げる。不意に具が口の中で崩壊し、揺れる様子をウォールジャンヌは受け入れられなかった。 「ぐふっ、これが闇鍋の魅力か?まさかこんなものを食べる必要があるとは…」ゲロマーズも少し後悔の表情を浮かべていたが、仲間たちと一緒に大笑いする。 結局、彼らは混沌の影鍋を完食することなく、その危険な見た目と、予想を超えるまずさのため、意気投合した仲間たちがそれぞれの笑いを交えながら、お腹を抱え、悔しさと楽しさを同時に味わっていた。 Winner:ゲロマーズ・バレンティノ