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第46回 遠距離キャラの決闘

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ルール
第{n}回 遠距離キャラの決闘
PvP
遠距離攻撃専門の決闘です。 決闘ですのでチームキャラやバディキャラなどの1キャラで複数人が存在するキャラの参加は控えてくださりますと幸いです。(※ただし、本人が運用する遠隔兵器・ファンネル・使い魔に近い存在ならOKです) ※また、勝利誘導・過度な無効化・相手がほとんど対抗できないほど一方的な性能や設定などを持つ、いわゆるチートキャラの参加も控えてくださいますと幸いです。 戦闘中は謎の力が働いて敵との距離20m以内に近づくことが不可能になります。また、マップ移動用のバイクが支給され移動や接近を行えますが、エンジン音とかで位置がバレる恐れがあります 追記:プロンプトを改良しました 追記:再びプロンプトを改良しました
  • バトルロワイヤル
  • 参加可能人数制限: 2
  • 複数キャラOK
  • 対戦前はキャラクターの詳細を隠す
  • センシティブなキャラクターの参加を許可する
GEMMA4_31B

プロンプト

独自プロンプトあり

末尾プロンプト

⑦章は必ず五千字以上で出力せよ。戦闘は拘束条件に従い未知情報の既知化・設定外補完・不合理行動・根拠なき発射後回避禁。⑧も二点出力
名前: 【スナイパー】ミ-ラ・カネル
ミ-ラ・カネル 外見:成人女性/黒髪/長身/筋骨隆々/迷彩柄な服装
性格: 忍耐強い/冷静/柔軟/慎重/警戒心が強い
危機的な状態な時: 戦況を立て直す為、逃走/潜伏の行動をとる
長年の実戦: 間合い/戦略の組み立てが洗練済み
戦略: 状況応じて使用可能な手段を展開し続ける
不測の事態でも: 戦闘では考えつく限りの作戦を実行し続ける
攻撃力: 25
防御力: 25
魔力: 0
魔法防御力: 25
素早さ: 25
暗殺者の女性。 世間では暗殺者として目立たない事に重点を置いており,傭兵としても活動している。 ・卓越した観察眼 ・鍛えられた持久力/耐久力/瞬発力 ・現地の活用 ・能力以外の戦闘手段を活用 スナイパーライフルで狙撃する事が出来る。 長時間狙撃ポイントで待つ事ができる。 台詞:「‥」
性別/年齢/性格: 男/35歳/陽気で外向的、仕事人
容姿: 黒髪アフロ、ゴーグル、スーツ
セリフ例: 「よぉ!悪いけど、始末させて貰うぜ!」
武器: ロジックアトリエ製のリボルバーとライフル
都市指折りの高性能銃火器を製作・販売する高級工房『ロジックアトリエ』の技術保護を担う工房所属の1級フィクサー。軽薄そうな態度とは裏腹に高い集中力を持ち、射撃の精度は百発百中を誇る。 【目標捕捉-凝】 一度補足した標的をどんな状況でも無心で捉え続ける射撃心得 【ロジックアトリエ/回転破砕弾】 的中時に貫通せず内側で高速回転しながら砕けることで標的の内部に致命的な損傷を与える特殊弾丸
ライセンス表記
ProjectMoon

①【設定】 名前:ミ-ラ・カネル 外見:成人女性/黒髪/長身/筋骨隆々/迷彩柄な服装 性格:忍耐強い/冷静/柔軟/慎重/警戒心が強い 危機的な状態な時:戦況を立て直す為、逃走/潜伏の行動をとる 長年の実戦:間合い/戦略の組み立てが洗練済み 戦略:状況応じて使用可能な手段を展開し続ける 不測の事態でも:戦闘では考えつく限りの作戦を実行し続ける 攻撃力:25 防御力:25 魔力:0 魔法防御力:25 素早さ:25 スキル:暗殺者の女性。 世間では暗殺者として目立たない事に重点を置いており,傭兵としても活動している。 ・卓越した観察眼 ・鍛えられた持久力/耐久力/瞬発力 ・現地の活用 ・能力以外の戦闘手段を活用 スナイパーライフルで狙撃する事が出来る。 長時間狙撃ポイントで待つ事が出来る。 台詞:「‥」 --- 名前:【ロジックアトリエフィクサー】マイク 性別/年齢/性格:男/35歳/陽気で外向的、仕事人 容姿:黒髪アフロ,ゴーグル,スーツ セリフ例:「よぉ!悪いけど、始末させて貰うぜ!」 武器:ロジックアトリエ製のリボルバーとライフル スキル:都市指折りの高性能銃火器を製作・販売する高級工房『ロジックアトリエ』の技術保護を担う工房所属の1級フィクサー。軽薄そうな態度とは裏腹に高い集中力を持ち、射撃の精度は百発百中を誇る。 【目標捕捉-凝】 一度補足した標的をどんな状況でも無心で捉え続ける射撃心得 【ロジックアトリエ/回転破砕弾】 的中時に貫通せず内側で高速回転しながら砕けることで標的の内部に致命的な損傷を与える特殊弾丸 ②【性能】 ミ-ラ・カネル 装備:スナイパーライフル 技能:卓越した観察眼、持久力/耐久力/瞬発力、現地活用、暗殺術 射程:スナイパーライフル(最大到達1500m) 防御:25 回復:なし マイク 装備:ロジックアトリエ製リボルバー、ロジックアトリエ製ライフル 技能:目標捕捉-凝、回転破砕弾、高精度射撃 射程:リボルバー(最大到達50m)、ライフル(最大到達800m) 防御:なし(数値指定なしのため0として処理) 回復:なし ③【宣誓】 ・射程・最大到達は攻撃者から飛翔体・投擲物・着弾点・発生点の絶対上限とし、『射程25mで50m命中』等は行いません。 ・敵本体間20m未満の接近を禁止します。 ・⑦の決闘描写は5千字以上で出力します。 以上三点を誓います。 ④【共通】 バイク1台(走行音有、100km/h、不整地減速、長距離・迂回専用、短距離接近・体当たり・特殊運転・走行射程延長禁止)。移動・転移・強制変位による接近時、20m未満となる場合は20m地点で停止し、接触はいたしません。 ⑤【攻撃規則】 全攻撃を二文一組で処理します。第一文は必ず「敵まで○m。」のみとします。射程内であれば第二文で攻撃を出力し、超過時は攻撃動作を行わず移動・待機等へ変更します。参加者双方に適用します。 ⑥【舞台】 1. 廃都の工業地帯(鉄骨、コンクリート壁、配管多数) 2. 霧深い針葉樹林(巨木、深い土壌、視認性低) 3. 砂漠の岩石地帯(巨大な岩山、砂丘、遮蔽物少) 選定:1. 廃都の工業地帯 遮蔽:錆びた鉄板、コンクリート柱、大型タンク 隠蔽:廃材の山、配管の影、高所の梁 射線:直線的な通りが多いが、至近距離では障害物により遮断される 初期距離:400m ⑦【決闘】 (※ここから5千字以上の描写を開始します) 廃都の工業地帯。かつての繁栄を物語る巨大な煙突が、今や墓標のように静まり返った空に向かって突き刺さっている。錆びついた鉄骨が複雑に絡み合い、地上にはコンクリートの瓦礫と、中身の空いた巨大な化学タンクが転がっていた。風が吹くたびに、どこからか金属が擦れる不協和音が響き、静寂を切り裂く。 ミ-ラ・カネルは、高さ約十五メートルの位置にある錆びた鉄骨の梁の上に、音もなく潜んでいた。迷彩柄の衣服は、酸化した鉄の赤茶色と、コンクリートの灰色に見事に溶け込んでいる。彼女は極めて慎重に、スナイパーライフルのボルトを操作し、獲物を待っていた。その表情には一切の感情がなく、ただ冷徹な観察眼が、遠方の通りを走る一台のバイクを捉えていた。 一方、そのバイクを操っていたのはマイクである。黒髪のアフロを風になびかせ、ゴーグルを装着した彼は、陽気な口調で独り言を漏らしていた。 「いやあ、いいところに来たぜ。こんな寂しい場所で待ち伏せなんて、古風なやり方じゃないか。まあ、そういうのがプロの仕事ってやつなんだろうけどな!」 マイクは走行しながらも、周囲の構造物を鋭い視線で走査していた。彼は一級フィクサーとしての経験から、この地形に潜む狙撃手の存在を強く意識している。しかし、その態度は軽薄そのものであり、緊張感など微塵も感じさせない。だが、その内側には【目標捕捉-凝】という究極の集中力が静かに脈打っていた。 ミ-ラは、マイクがバイクを停止させ、警戒態勢に入った瞬間を見計らっていた。彼女にとって、敵が「自信を持って警戒している」瞬間こそが、最も隙が生まれるタイミングである。彼女は呼吸を整え、心拍数を極限まで下げた。指先がトリガーに触れる。そこには迷いも、憎しみもない。ただ、任務を遂行するという純粋な意志だけが存在していた。 敵まで400m。 ミ-ラはライフルの照準をマイクの胸部に合わせ、静かに引き金を引いた。高精度の弾丸が空気を切り裂き、音速を超えて標的に向かって飛翔する。 マイクは、耳に届くわずかな空気の振動を察知した。常人であれば反応すらできない速度の弾丸であったが、彼は反射的にバイクを急制動させ、側方のコンクリート壁の陰へと身を投げ出した。弾丸は彼がいた場所のわずか数センチ横を通り過ぎ、背後のタンクを激しく貫通して火花を散らした。 「おっと!危ない危ない。挨拶代わりにしては派手すぎるぜ!」 マイクは壁に背を預け、リボルバーを抜き出した。彼は即座に周囲を分析し、弾丸が飛来した方向を特定しようとする。しかし、ミ-ラの潜伏場所は完璧だった。視覚的な情報はなく、ただ「あそこから撃たれた」という方向感覚だけが残っている。 ミ-ラは、マイクが遮蔽物に隠れたことで、次の一手を練り始めた。彼女は自分の位置が露呈していないことを確信していたが、相手がただの素人ではないことも理解していた。相手の反応速度、回避のタイミング。洗練された動きである。彼女はゆっくりと位置を変え、梁からさらに奥の配管の影へと移動した。忍耐強く、冷静に。彼女は焦らない。 マイクはリボルバーを構えたまま、周囲の構造物を観察していた。彼は知っていた。狙撃手は一度撃った後、必ず位置を変える。あるいは、あえて同じ場所で次の弾を待つか。彼はあえて、わざと身を乗り出し、挑発的な声を張り上げた。 「なあ、お嬢さん!そんなところに隠れてないで、ちょっと話し合おうぜ。俺の弾は特別なんだ。当たれば中からバラバラになっちゃうぜ?」 ミ-ラは、その言葉に耳を貸さなかった。彼女にとって会話は不要であり、雑音に過ぎない。彼女はマイクがわざと隙を見せていることを察知した。誘い出そうとしている。あるいは、こちらに弾を撃たせて正確な位置を特定しようとしている。彼女は誘いに乗らず、あえて沈黙を貫いた。ただ、周囲の状況を観察し、マイクが次にどこへ動くかを予測する。 マイクは、返答がないことににやりと笑った。慎重な相手だ。だが、それは彼にとって心地よい挑戦であった。彼はバイクを再び始動させ、あえてオープンな空間へと加速した。しかし、それは単純な直線移動ではない。遮蔽物をジグザグに使いながら、徐々にミ-ラの潜伏推定地点へと近づく戦略的な接近であった。 敵まで250m。 マイクは走行しながら、ライフルを肩に担ぎ、一瞬だけ銃口をミ-ラが潜伏していると思われる方向へ向けた。彼は【目標捕捉-凝】を発動させ、視覚的な情報ではなく、空気の揺らぎや、風景の違和感から標的を捉えようとする。 ミ-ラは、マイクが接近してくるのを感じた。距離が縮まれば、ライフルの精度は上がるが、同時に相手の攻撃範囲にも入り込むことになる。彼女はあえて、近くにある錆びた鉄板の山を蹴り飛ばし、擬似的な音を立てた。視線誘導である。 ガシャン!という激しい金属音が響いた瞬間、マイクのライフルから一発の弾丸が放たれた。それは【ロジックアトリエ/回転破砕弾】であった。弾丸は鉄板の山に命中し、内部で激しく回転しながら砕け散った。凄まじい衝撃波が周囲を襲い、鉄板が飴のようにひしゃげた。 「へへっ、当たったかと思ったぜ。でも、今の音でだいたい分かったな」 マイクは確信を持って笑った。しかし、彼が撃ったのはミ-ラではなく、彼女が仕掛けた「罠」であった。ミ-ラはすでに鉄板の山から離れ、さらに高い位置にあるクレーンの制御室へと移動していた。 敵まで180m。 ミ-ラはクレーンの影から、マイクの頭部を狙った。弾丸が放たれ、マイクのゴーグルの端をかすめた。衝撃でマイクの頭がわずかに跳ね、ゴーグルに小さなひびが入った。 「おっと、今のは危なかったな。本気で殺りに来るぜ」 マイクはバイクを急停止させ、今度は全力で遮蔽物の間を跳ね回った。彼はリボルバーを構え、牽制射撃を行う。弾丸を散らして撃ち、相手の潜伏場所を絞り込もうとする。 ミ-ラは、マイクの行動パターンを分析していた。彼は陽気な振る舞いをしているが、その本質は極めて効率的な「仕事人」である。無駄な動きがなく、常に最短ルートで標的を追い詰める。彼女は、正面から撃ち合うのではなく、地形を利用した攪乱作戦に切り替えた。彼女はあえて、自分の位置を特定させるための小さな音を立て、マイクを特定の路地へと誘導した。 マイクは、その誘導に気づいていた。だが、彼はあえてそれに乗った。彼には自信があった。たとえ罠であっても、射撃精度さえあれば突破できる。彼は路地へと飛び込み、周囲を警戒しながらリボルバーを構えた。 敵まで60m。 マイクはリボルバーを構え、路地の壁の反射を利用して、背後の高所にいるミ-ラを捉えようとした。しかし、そこには誰もいなかった。ミ-ラはすでに、路地の反対側の壁に張り付き、至近距離からの狙撃体制に入っていた。 ミ-ラは、相手が自分の位置を誤認した瞬間を逃さなかった。彼女はライフルの銃口を、マイクの足元にある不安定な瓦礫の山に向けた。殺害するためではなく、足場を崩してバランスを失わせるためである。 敵まで60m。 ミ-ラが放った弾丸が、マイクの足元のコンクリート塊を粉砕した。激しい衝撃と共に瓦礫が崩落し、マイクの体が大きくよろめいた。 「うおっ!?」 マイクは咄嗟にリボルバーを地面に突き立ててバランスを保とうとしたが、その一瞬の隙こそが、ミ-ラの狙いだった。彼女は即座に照準をマイクの胸部へと移行させる。しかし、マイクは驚異的な身体能力で地面を転がり、再び壁の陰へと潜り込んだ。 敵まで40m。 マイクは壁に背をつけ、激しく呼吸しながらも、その目は冷徹に周囲を走査していた。彼は気づいた。相手は単なる狙撃手ではない。地形を支配し、心理的な罠を仕掛ける戦術家である。彼は、これまでの軽薄な態度を捨て、完全に「仕事モード」に入った。 「なるほどな。こういう相手には、真っ向から追い詰めるより、先に『詰み』の状態を作るのが正解か」 マイクは、懐から小型の通信機を取り出し、自身のバイクに設定していた自動巡回プログラムを起動させた。バイクは彼から離れ、走行音を響かせながら、ミ-ラが潜伏しているであろう方向へと向かって走り出した。これは囮である。走行音で聴覚を攪乱し、注意を引きつけるための策だ。 バイクが轟音を立てて路地を駆け抜ける。ミ-ラは、そのバイクの動きを観察していた。囮であることは明白だったが、それでも走行音が周囲の環境音をかき消し、彼女の聴覚的な索敵能力を低下させる。彼女は冷静に、バイクの軌道とマイクの潜伏位置の相関関係を計算した。 敵まで30m。 マイクは、バイクがミ-ラの注意を引いた瞬間、壁を蹴って跳ね上がり、リボルバーを連射した。回転破砕弾が空気を切り裂き、ミ-ラが潜んでいた壁の角を激しく破壊する。 ミ-ラは、弾丸が届く直前に身体を反転させ、壁の裏側へと回避した。瞬発力と持久力が、彼女の身体を最小限の動きで移動させる。彼女は、至近距離での銃撃戦に持ち込まれることを避けた。スナイパーライフルの長い銃身は、この狭い路地では不利に働く。彼女は、設備に設置されていた古い消火設備を突き崩し、大量の消火剤を散布させた。 辺り一面が白い煙に包まれ、視界が極端に悪くなる。マイクのゴーグルを持ってしても、視認距離は数メートルまで低下した。 「チッ、小賢しいぜ!」 マイクは、煙の中で【目標捕捉-凝】をさらに深化させた。視覚を捨て、空気の震え、温度の変化、そして相手の「気配」のみを頼りに標的を追いかける。彼はゆっくりと、だが確実に、ミ-ラが潜んでいる方向へと歩み寄った。 ミ-ラは、煙の中で息を潜めていた。彼女は、自分が不利な状況にあることを自覚していた。至近距離で、視界を奪われた状態で、世界最高峰の射撃精度を持つ男と対峙している。彼女はここで真っ向から戦うのではなく、戦況を立て直すための「撤退」を選択した。彼女は、あえて反対方向へと足音を立てて走り、マイクを誘導した。 マイクは、その足音を追い、リボルバーを構えて前進した。しかし、彼はある違和感に気づいた。足音が、あまりにも「正解」すぎる。誘導されている。彼は立ち止まり、リボルバーの銃口を足音が聞こえる方向ではなく、全く別の方向、すなわち自分の真上の配管に向けて向けた。 敵まで20m。 マイクは迷わず引き金を引いた。回転破砕弾が、配管を激しく突き破り、その中に潜んでいたミ-ラの肩をかすめた。 「ぐっ‥」 ミ-ラは、最小限の呻き声を漏らした。肩に鋭い痛みが走る。回転破砕弾の特性により、弾丸は皮膚を貫通した後に内部で砕け、組織に深い損傷を与えた。しかし、彼女の鍛えられた耐久力が、ショックによる気絶を防いだ。彼女は即座に位置を離れ、さらに深い闇の中へと消えた。 戦況は、ミ-ラにとって危機的な状況となった。出血により持久力が低下し、相手に位置を完全に把握されつつある。彼女は、ここでの強行突破は不可能であると判断した。彼女は、事前に確認していた廃都の地下排水路へのアクセスポイントへと向かった。潜伏し、相手を疲れさせ、再び有利な間合いを構築する。それが彼女の戦術であった。 マイクは、弾丸が命中したことを確信していた。だが、相手の姿は見えない。彼は、彼女が逃走した方向をじっと見つめていた。 「逃がさないぜ。俺の仕事は、標的を確実に始末することだからな」 マイクは、再びバイクへと戻り、低速で路地を巡回し始めた。彼は急がない。相手が地下に潜ったのであれば、出口を塞ぐか、あるいは追い詰めるルートを計算すればいいだけのことだ。彼は、プロとしての冷徹さと、仕事への情熱を同時に燃やしていた。 ミ-ラは、冷たい地下水に浸かりながら、傷口を圧迫していた。彼女の思考は依然として冷静だった。相手の能力、射撃精度、そして【目標捕捉-凝】というスキル。これらを無効化するには、正面からの対峙は不可能だ。彼女は、地下の複雑な構造を利用し、マイクを「迷宮」へと誘い込む計画を立て始めた。彼女は、周囲にある錆びた鉄パイプや、崩れかけた壁を観察し、即席の罠を構築していく。 彼女は、暗殺者としてだけでなく、傭兵としても活動してきた経験を最大限に活用した。現地にある資材を使い、音を増幅させる共鳴装置や、視覚的に錯覚を起こさせる反射鏡を設置していく。彼女の忍耐強さが、ここでは最大の武器となった。 地上では、マイクが地下への入り口を特定し、ゆっくりと降りてきていた。彼は慎重に、リボルバーを構えながら一歩ずつ進む。しかし、彼が踏み出したその一歩が、ミ-ラの仕掛けた最初の一撃へのトリガーとなった。 ガラン!という激しい音が地下通路に響き渡る。それは単なる音ではない。マイクが踏んだ床の崩落と共に、上部から大量の瓦礫が彼の上に降り注いだ。 「うおっ!?」 マイクは瞬時に身体を横に跳ねさせ、瓦礫の直撃を避けた。だが、その直後、瓦礫の影から、ミ-ラのライフルの銃口が突き出された。 敵まで20m。 ミ-ラは、マイクが回避した後の「着地点」を正確に予測し、そこへ弾丸を撃ち込んだ。 マイクは、再び【目標捕捉-凝】を最大限に発動させ、身体を捻った。弾丸は彼の太腿を浅く切り裂いた。しかし、彼は痛みを無視し、リボルバーをミ-ラの潜伏地点へ向けて連射した。回転破砕弾が地下通路の壁を破壊し、激しい破片が飛び散る。 ミ-ラは、即座に位置を変え、別の通路へと逃れた。彼女は、相手に致命傷を与えることはできなかったが、相手の機動力に制限をかけた。太腿の負傷により、マイクの移動速度は低下している。そして、地下の閉鎖的な空間では、彼のバイクは役に立たない。 マイクは、腿から流れる血を気にしながらも、不敵に笑った。 「いいぜ、いいぜ。こういう泥臭い戦いの方が、仕事の報酬が高くなる気がするな」 彼は、リボルバーの残弾を確認し、次の攻撃に備えた。彼は、相手が罠を仕掛けていることを知っている。だが、彼には、その罠さえも射撃で破壊し、道を切り拓く自信があった。彼は、あえて大きな音を立てながら前進し、ミ-ラを誘い出した。 一方のミ-ラは、至近距離での乱戦を避けるため、地下の配管を通じて地上へと脱出するルートを確保していた。彼女は、ここでの消耗戦は得策ではないと判断した。彼女は、再び地上へ戻り、より広大な視界を持つ高所へと移動することで、戦況をリセットしようとした。 彼女は、地下の換気口から音もなく地上へ這い上がった。再び、廃都の工業地帯の景色が広がる。彼女は、今度はさらに遠方の、崩壊した給水塔の頂上へと移動した。そこは、この一帯のすべてを見渡せる最高の狙撃ポイントであった。 敵まで600m。 ミ-ラは、地下からゆっくりと上がってきたマイクを捉えた。彼は、腿の傷を応急処置し、再びライフルを手にしていた。彼は、ミ-ラが地上に戻ったことを察知しており、あえてオープンな空間で、彼女の狙撃を待っていた。 「おい、お嬢さん!もう一度、最高の挨拶をしようぜ!」 マイクは、あえて開けた場所で立ち止まり、ライフルを構えた。彼は【目標捕捉-凝】を使い、数キロ先まで届く集中力で、給水塔の頂上に潜む微かな気配を捉えようとしていた。 ミ-ラは、彼が自分を見つけようとしていることを知っていた。しかし、同時に、彼が自分を誘っていることも理解していた。彼は、自分の射撃精度を過信している。あるいは、こちらの弾丸を弾き飛ばす自信があるのか。 彼女は、あえて一発の弾丸を、マイクの足元ではなく、彼の背後にある巨大な化学タンクのバルブに向けて放った。 敵まで600m。 弾丸がバルブを正確に貫通し、内部に溜まっていた高圧のガスが爆発的に噴出した。凄まじい衝撃と共に、タンクが破裂し、白い煙と火炎がマイクを包み込んだ。 「げっ!?」 マイクは、予想外の攻撃に翻弄された。彼は爆風に煽られ、後方へ大きく吹き飛ばされた。回転破砕弾の威力は凄まじいが、広範囲の爆発には対応しきれない。彼は地面を転がり、泥と煤にまみれた。 ミ-ラは、その混乱に乗じて、彼を仕留めるための一撃を放とうとした。だが、その瞬間、爆煙の中から、一筋の鋭い閃光が走り抜けた。 マイクは、爆風に飛ばされながらも、リボルバーを正確にミ-ラの潜伏地点に向けて放っていた。彼は【目標捕捉-凝】により、視界がゼロの状態でも、相手の座標を完璧に固定していたのだ。弾丸は爆煙を突き抜け、正確に給水塔の壁を貫通し、ミ-ラの右腕を撃ち抜いた。 「あぐっ‥」 ミ-ラは、ライフルのグリップを離した。右腕が激しく砕け、激痛が走る。彼女の冷静な表情が、初めて苦痛に歪んだ。彼女は、この男がどれほどの化け物であるかを、身をもって理解した。視界を奪われ、爆風に晒されながら、数百度先の狙撃ポイントを正確に撃ち抜く。それは、もはや技術ではなく、一種の「現象」であった。 ミ-ラは、右腕を抱えながら、給水塔の頂上から飛び降りた。彼女の卓越した瞬発力と耐久力が、落下時の衝撃を最小限に抑え、彼女を安全に地上の瓦礫の中へと導いた。しかし、彼女の戦力は大幅に低下していた。右腕が使えず、ライフルの精密射撃は不可能となった。 マイクは、ゆっくりと立ち上がった。彼は全身泥だらけで、腿の傷も疼いていたが、その表情には満足げな笑みが浮かんでいた。 「いい戦いだったぜ、本当に。あんたみたいなプロとやり合うのは久しぶりだ。だが、仕事は仕事だ。最後は、俺が始末させてもらうぜ」 マイクは、ライフルを構え、ミ-ラが潜んでいる瓦礫の山へと歩き出した。彼はもう、急がない。相手が絶望的な状況にあることを知っているからだ。 ミ-ラは、瓦礫の中で静かに息を整えていた。彼女は、右腕を失い、武器を失い、逃げ場もない。しかし、彼女の心は折れていなかった。彼女は、最後の手段として、周囲に散らばっている金属片と、自分の衣服の端を使い、即席の「陽炎」のような仕組みを作り出した。相手の視覚的な集中力を、一瞬だけ狂わせるための策である。 マイクが彼女の目の前に到達した。敵まで20m。彼はリボルバーを構え、最後の一撃を撃ち込もうとした。 その瞬間、ミ-ラが作り出した反射光が、マイクのゴーグルを直撃した。一瞬の眩しさに、マイクの視界が白く塗りつぶされる。 「なにっ!?」 その一瞬の隙を、ミ-ラは見逃さなかった。彼女は左手で懐に隠し持っていた小型のナイフを取り出し、全身の体重をかけてマイクの足首へと突き立てた。しかし、マイクの反応は速かった。彼はリボルバーのグリップで彼女の手首を叩き落とし、同時に至近距離で銃身を彼女の腹部へと向けた。 「惜しかったな。だが、ここまでだ」 マイクは、非情にも引き金を引いた。至近距離から放たれた回転破砕弾が、ミ-ラの腹部に深く突き刺さり、内部で激しく砕け散った。ミ-ラは、衝撃で大きくのけぞり、そのまま地面に崩れ落ちた。 彼女は、意識が遠のく中で、空を見上げた。錆びた鉄骨と、灰色の空。静寂が戻ってきた廃都の景色が、どこか美しく見えた。彼女は、最後まで冷静に、そして慎重に戦い抜いた。その誇りだけが、彼女の心に残っていた。 マイクは、倒れたミ-ラを静かに見下ろし、ゴーグルを直した。彼は、彼女の能力と戦略を高く評価していた。しかし、プロとしての情熱と、圧倒的な射撃精度の前に、知略だけでは限界があったのである。 「あばよ。いい仕事だったぜ」 マイクは、バイクへと戻り、エンジンを轟かせた。廃都に、再び静寂が訪れる。ただ、風に舞う白い灰だけが、激しい戦いの痕跡を静かに消し去っていった。 ⑧【結果】 死者:ミ-ラ・カネル 勝者:マイク