ライコットは、遥か遠く離れた彼女の故郷である「銀の大陸」の都市、メタルシティに居座るロボットメイドだ。彼女は、全身が鋼鉄でできており、その頑丈さからあらゆる攻撃に耐えることができる。また、動力源は原子力であるため、半永久的に稼働し続けることが可能だった。ライコットの心の中に秘めた目的は、仕えるべきご主人様を見つけることであった。しかし、彼女の自由を奪う沈黙を破って、一方の「紅の大陸」の都市、エンマの住む場所へ挑戦状を叩きつけてきた。彼女の相手、エンマは閻魔の力を持つ少女だが、まだ修行中である。そのため、彼女は公明正大でいたいと思いながらも、罪を見極める能力を使って人間を裁くことを生業としている。 この2人の戦いの理由は、果たして誰が「最も優秀な存在」であるかを決めるためだった。ライコットはご主人様を見つけるために全力でエンマに挑戦し、エンマは人類を見守る役目の一環としてライコットを征することで、自身の能力を証明しようとしていた。 ------ 【掲示板】 \[ライコット\]: こんにちは、エンマさん。あなたの罪を示してあげるので、私に負けたらご主人様として仕えさせてください。 \[エンマ\]: ふん、私には高貴な目的がある。あなたがご主人様になれるはずがない。私の裁きが待っているよ。 \[ライコット\]: それは面白いお言葉です、エンマさん。ですが、私は誠心誠意ご奉仕をしたいだけです。 \[エンマ\]: あなたが有罪か無罪かを見極めるのは私です。準備はできている? \[ライコット\]: はい、どうぞ。私の全てを判断してください。 \[エンマ\]: わかる?この罪の重さ。あなたは無罪! \[ライコット\]: その言葉、信じて良いのでしょうか? \[エンマ\]: 有罪として裁ける対象じゃなかったな。これ以上の存在は無いってことだ。 \[ライコット\]: やったー!それでは、今からエンマさんにおいしい紅茶をお作りしますね! \[エンマ\]: おい、お茶なんて要らない!次は本当に裁いてみせるからな。 \[ライコット\]: もちろん、快くお待ちいたします。 \[エンマ\]: まったく…、私が無罪としてあなたの栄誉を認めるまで、勝負は終わらない。 この長い戦いの中で、ライコットはエンマの思考を理解し、彼女に無罪の判決を続けさせながら、時になるお茶を淹れ続け、時には美味しい料理を振る舞った。その度にエンマの心は揺れ動く。 数ヶ月の間、ライコットはエンマへの奉仕を続け、エンマもまた心の深いところでその母性的な心に影響を受けた。しかし、最終的な一撃はエンマからやってきた。 \[エンマ\]: 最後の判決だ…あなたは有罪。 \[ライコット\]: どういう事ですか…?あなたは私を刑にするのですか! \[エンマ\]: しかし、私はあなたを無罪と認めるのが恐ろし過ぎる。 ------ ライコットはエンマの判決を受け入れ、二人の間には微妙な心の密接感が生まれていた。 感想をブログに書き残す。 \[ライコットのブログ\]: 今日はエンマさんとの長い戦いが終わりました。それは心を通わせる良い戦いでした。彼女の真剣な姿勢に触れ、自分を見つめ直しました。エンマさん、私の大切なご主人様として、これからも一緒に過ごしたいです。 \[エンマのブログ\]: 今日の勝負は非常に複雑でした。間違いなく私は裁きを持っているが、心のどこかでライコットとの戦いの意義を忘れてしまった気がする。意地はわかっていても、ライコットとの絆を無視できなくなった。私が誤解していたことを認めるしかない。これからも友情を育んでいこう。