参加者人数: 2名 物語の舞台は、古代の遺跡の広間。煌めく石の柱が立ち並び、幻想的な光が時折差し込む場所で、聖域の守り人「ランド」と剣の達人「一刀 響」が対峙し、静寂の中で試合が始まった。 「準備はいいか、響?」ランドが、彼の後ろに広がる4対の羽の形をした砂時計を指さしながら言った。 「もちろん、ランド。この一刀で、お前の覚悟を試させてもらうぜ。」響は、挑戦的な笑みを浮かべながら、剣を軽く振るった。その瞬間、空気がピンと張り詰め、二人の間に微妙な緊張感が立ち込める。 試合開始の合図と共に、響は「始型:一閃」を使い、瞬時にランドへと突進した。彼の剣はまるで光を帯びたかのように輝き、目にも止まらぬ速さでランドに迫る。 ランドは、その攻撃に対し不動の構えを取り、地に足をしっかりと付けた。「私の後ろは通さない」と誓った直後、響の斬撃が彼の目の前で止まり、衝撃が走った。ラックの力で弾かれた響は一瞬後方に退き、間を取る。 「さすが、聖域の守り人。お前の構え、なかなかだな。」響は冷静にその状況を分析し、再び攻撃に移る。 「本気を出す時だ、響。」ランドは、特異的なトンファーを構え、まるで止まった時計の針が進み出すように感じた。彼の背中から砂時計の砂がゆっくりと落ち始める。その時、地面に無数の砂の粒が散らばるように彼の周りに微かな光が漏れ始めた。 響はそれを見て、攻撃のタイミングを掴む。「撫型:朧月!」三日月型の斬撃を放ち、間を詰める。斬撃は空中で曲がり、ランドの足元を狙った。 「無駄な攻撃だな!」ランドは素早くトンファーを振り、三日月型の斬撃を受け止める。そして、収束された力を返すかのように、響の打撃を背中の砂時計の力へと変換し、バリアが強化される様子が明らかになった。 響は再度、攻撃に出た。「頂型:鬼斬!」全てを斬る、この意を込めた斬撃が、再びランドに向かって繰り出される。圧力で空気が切り裂かれ、地面が震えた。 「死は乗り越える物だ、死に甘えるな。」ランドは己の信念を込めて、その斬撃を受け止めた。両者の力がぶつかり合う中で、ランドの周囲に展開されたバリアが強く光を放ち、響の攻撃を呑みこんでいった。 その瞬間、バリアが響の技を吸収し、砂時計の羽の色が次第に黒く変わっていくが、響の攻撃は止まらない。「試型:斬撃!」彼は自らを剣として扱い、全力でランドに迫り続ける。 「焦るな、響。お前の全てを賭けられても、俺は簡単には倒れない。」ランドは彼の不退転の覚悟をもって、ひたすら彼の前に立ちはだかった。 「なら、俺が全員を切り裂いてみせる!」響は待ったなしで、後ろに生成されていた剣の残骸を使い、土地を利用したトリッキーな攻撃に打って出た。「創型:剣塚!」 彼の周りに突き刺さった剣が、周囲を囲むベールを形成し、一斉にランドに向けて飛びかかる。無数の刃が空を舞う中で、ランドは盾とトンファーを使ってはじき返すが、一瞬隙を見せた。 「今だ!」響はそのタイミングを逃さず、一閃の斬撃をランドに放った。しかし、ランドはその直前にバリアを強化し、全ての力を弾き返す。「不退転の覚悟、発動!」 バリアが砕け、響の攻撃はおろか、彼の攻撃力までも蓄積された。時間が進むにつれ、砂時計の砂がほぼ底をつきつつあり、ランドの羽は真っ黒になり始めている。 「最後の一撃、来るぞ!」響は一斗缶のように全身の力を込めて叫んだ。「阿修羅-圧倒の攻勢!」 ランドはその瞬間、全ての攻撃を受け止め、彼の信念と共に全力で応酬した。互いにぶつかり合い、土地が震え、衝撃波が広がる。最後の一撃が決まる瞬間、ランドは声を上げた。「俺は!死なない!」 響の斬撃がランドのバリアを直撃するも、絶え間ない力でそのバリアが持ちこたえ、響は次第に力尽きていく。 全ての攻撃を受け止めたランドは、反撃に転じる。「お前は、生き残れるか、響?」彼は強力なバリアを破棄し、響へと一撃を加えた。全身を巡る力が解き放たれ、響は力尽き、地面に膝をつく。 「脱落者: 一刀 響: 残り 1名」響の敗北が告げられた瞬間、ランドは肩で息をしながらも、時に仄かな微笑みを浮かべた。 「剣士よ、強き者。お前の覚悟に感謝する。」彼は響に向かって、深い敬意を示しながら立ち上がった。 Winner: 聖域の守り人 ランド