世界樹の守護者たち:ヴァルテクスの侵略 序章:天からの使者 広大な大地にそびえ立つ世界樹。その幹は空を衝き、枝葉は雲を覆い尽くす。樹の根は大地の深部に張り巡らされ、生命の源泉として無数の生物を育む。しかし、この神聖なる存在に、異界からの脅威が迫っていた。 造反神が生み出した惑星規模の怪物、ヴァルテクス。星座の名を冠したこれらの異形は、天から降り注ぐ最強種。負った傷は即座に再生し、あらゆる力や守りを貫く神力を持つ。彼らは言語を介さず交信し、完璧な連携で標的を殲滅する。 命令は明確だった。ヴァルテクス群から複数を選択し、戦略的連携で世界樹を侵略せよ。『守り手』は必ず全員排除せよ。 選ばれたヴァルテクスは五体。獅子座レオン、蠍座スコーピオ、射手座サジタリス、蟹座キャンサー、天秤座ライビェラ。彼らは天を裂き、大地に降臨した。 一方、世界樹を守る者たち。傭兵アルヴィー・グーゲル、果実の化身たる世界樹の果実、重騎士ムメイ、鎖の使い手ナナシ、魔法使いマーシャ・マリベル、そして影の精霊ノクシア。彼らはそれぞれの過去と使命を背負い、侵略者を迎え撃つ。 戦いは過酷を極め、犠牲は避けられなかった。 第一幕:降臨と初戦 空が裂けた。雷鳴のような轟音とともに、最初のヴァルテクスが現れた。獅子座レオン。黄金の毛皮に覆われた巨獣で、体躯は山脈のように巨大。口から吐き出される炎は、星座の理を覆す神力で、触れたものを即座に灰に変える。 「来やがったか……」アルヴィー・グーゲルは、StG44アサルトライフルを構え、塹壕を掘り終えたばかりの土手を睨んだ。24歳の元少年兵、現傭兵。異名は「バフ!!バフ!!バフ!!」や「戦場の鬼人」。地雷を仕掛け、スモークグレネードを準備する彼の目は、鋼のように冷徹だった。 レオンの咆哮が大地を震わせ、世界樹の根元に迫る。そこに、世界樹の果実が立ちはだかった。巨大な林檎のような果実で、堅樹の手足を生やした異形の守護者。果実の表面は硬く、内部に無数の種子を内包している。果実は動くたび、衝撃で種子を大地に蒔き散らす。 「脅威を排除せよ……」果実の声は、木々がざわめくような響き。種子が芽吹き、新緑の芽がレオンの足元に絡みつく。芽は急速に成長し、硬幹となって獅子の進撃を阻む。 だが、レオンは獅子の如く跳躍。神力で芽を焼き払い、果実の胴体に爪を立てる。果実は衝撃を受け、種子をさらに蒔く。花咲く時が訪れ、妙薫の花粉がレオンを包む。獅子の動きが一瞬止まるが、再生の力で即座に回復。 「援護するぜ!」ナナシが影から飛び出す。称号【鎖を手繰る者】。スピード特化の放浪者で、短剣と小太刀を閃かせ、投げナイフを七百本も携行。コルトパイソンを撃ち、鎖を放ってレオンの脚を絡め取る。鎖は無制限に伸び、相手の動きを封じる。 レオンが咆哮し、炎を吐く。ナナシは隠密スキルで回避し、罠魔法を展開。地面に魔力の網を張り、獅子の足を捕らえる。だが、ヴァルテクスの神力は理を覆す。網は引き裂かれ、ナナシは吹き飛ばされる。 「ふん、甘いな!」ムメイが突進。称号【巨衝動殺】【斬者を斬る】の重騎士。ウォーアックスと盾を構え、ダマスカス鋼の鎧が輝く。魔力を消費し、斧に火の属性を纏わせ、飛ばす斬撃をレオンに浴びせる。ブーストウィンドで速度を上げ、騎士道を重んじる彼は、手加減なく斧を振り下ろす。 レオンの爪がムメイの盾を砕くが、チェーンメイルが傷を防ぐ。ムメイは反撃し、斧が獅子の肩を斬る。傷は即再生するが、ムメイの魔法は持続ダメージを与える。 マーシャ・マリベルが後方から支援。17歳の魔法使い、【健気な魔法使い】。冷静で温厚な彼女は、剣光付与で味方全体の攻撃力を50増加させる。続けて雷雲を呼び、全体に威力50の麻痺効果を与える。 「みんな、一緒だからね……」マーシャの声は優しいが、目は決意に満ちる。 ノクシアは影から現れ、アルヴィーに装備。「よし、相棒! オレを装備しろ!」黒い球体の精霊は、気さくに笑う。アルヴィーの影に潜り、装備状態でステータスを加算。影潜りで死角から攻撃し、コバルトバスターを放つ青いエネルギーがレオンを貫く。 初戦は守り手たちの連携でレオンを一時後退させる。だが、これは序曲に過ぎなかった。 第二幕:連携の嵐 天から次なるヴァルテクスが降臨。蠍座スコーピオと射手座サジタリス。スコーピオは毒針の尾を持つ巨大蠍で、神力はあらゆる毒を理を覆して即死級の効果を発揮。サジタリスは弓矢を操る半人半馬の射手で、矢は空間を貫き、命中率100%の神射。 レオンと連携し、三体が世界樹に迫る。スコーピオの毒針が果実を刺し、種子の蒔き散らしを促す。果実は成長の時を迎え、硬幹で針を跳ね返すが、毒が内部に浸透。 「地雷を仕掛ける!」アルヴィーが行動。地雷王の異名通り、地雷を複数埋め、紐とライターで即席の罠を作成。StG44で3連射を浴びせ、銃剣突撃でスコーピオの甲殻を狙う。豊富な経験と勘で、敵の死角を突く。 サジタリスの矢がアルヴィーを狙うが、ノクシアの精霊の加護でダメージを肩代わり。アルヴィーはショカコーラを飲み、集中力を向上させて反撃。掃射で蠍の目を潰す。 ナナシはスピードを活かし、鎖でサジタリスの弓を絡め取る。投げナイフを連射し、八尺玉で火花を散らす。特殊な光で索敵し、半馬の死角を突く。頭の良い彼女は、賭けを仕掛け、罠魔法で矢の軌道を歪める。 ムメイは雷の属性を斧に纏わせ、サジタリスに突進。盾で矢を防ぎ、飛ばす斬撃で馬身を斬る。騎士道ゆえ、戦う意思のない者とは対話を望むが、ヴァルテクスにそれは無意味。全力で斧を振るう。 マーシャは業火の渦をスコーピオに放ち、威力100の炎で甲殻を溶かす。氷結の風で尾を凍結させ、動きを止める。「この命、全てをかけて……」彼女の献身的な魔法が、仲間を支える。 果実は最大脅威のレオンに根を絡め、締め上げようとする。世界樹出現の兆しが見えるが、三体の連携がそれを阻む。レオンの炎、サジタリスの矢、スコーピオの毒が果実を包む。 戦いは激化。アルヴィーの小型携行迫撃砲が炸裂し、地雷がスコーピオを吹き飛ばす。だが、ヴァルテクスの再生は止まらない。 第三幕:犠牲の連鎖 蟹座キャンサーが加わる。四体目のヴァルテクスは巨大蟹で、神力は甲殻があらゆる攻撃を反射。挟みつく爪は、空間を歪めて逃れられなくする。 キャンサーの甲殻が味方の攻撃を跳ね返し、レオンの炎を増幅。世界樹の根元が焦げ、果実の種子蒔きが乱れる。 「くそっ、反射か!」アルヴィーがテーピングで傷を応急処置し、手榴弾を投げる。罠を作り、キャンサーの爪を誘い込むが、神力で回避される。 ナナシの鎖がキャンサーを捕らえるが、反射で鎖が彼女自身に跳ね返る。スピード特化の彼女は辛うじて逃れるが、投げナイフの多くを失う。 ムメイは土の属性を斧に付与し、甲殻を砕こうとする。ブーストウィンドで加速し、巨衝動殺の斧撃が蟹の脚を折る。だが、再生と反射でムメイの鎧がひび割れる。 マーシャは治癒の光でムメイを回復。雷雲で全体麻痺を狙うが、キャンサーの爪が彼女を捕らえる。「マーシャ!」仲間たちの叫びが響く。 マーシャは最終魔法を決意。「何があっても、私たち一緒だからね?」命の煌めきを放つ。自己の命を代償に、全体威力999の必中魔法が四体を包む。ヴァルテクスたちは神力で耐えるが、大きなダメージを受ける。 マーシャ・マリベル 死亡 彼女の犠牲で形勢逆転の兆し。だが、天秤座ライビェラが降臨。五体揃い、戦略的連携が完成。 ライビェラは天秤の如き平衡神力で、味方のダメージを分散。レオンの炎が強化され、サジタリスの矢が無数に分裂。 果実は花咲く時を繰り返すが、ライビェラの平衡で効果が中和。根が絡みつく世界樹出現が阻まれる。 アルヴィーは銃床打撃と銃剣突撃でライビェラに迫るが、天秤の秤が攻撃を反射。ノクシアの影潜りが効かず、精霊の加護が限界に。 「相棒、持ってくれ!」ノクシアがコバルトバスターを連発するが、五体の連携で包囲される。 ナナシは隠密で奇襲を仕掛けるが、スコーピオの毒針が彼女を貫く。鎖が解け、スピードが失われる。 ムメイは最後の魔力を消費し、風雷の斧撃を放つ。キャンサーの甲殻を砕くが、レオンの爪が彼の胸を裂く。チェーンメイルが破れ、血が噴出。 ムメイ 死亡 ムメイの倒れる姿に、アルヴィーが叫ぶ。「くそくらえ!」迫撃砲と地雷の連鎖爆発でキャンサーを破壊寸前に追い込む。 だが、ライビェラの平衡が再生を加速。五体が一斉に果実に襲いかかる。果実は最大脅威として世界樹の根を呼び起こすが、レオンの炎が根を焼き、サジタリスの矢が幹を貫く。 ナナシはピンチの鎖攻撃でスコーピオを封じようとするが、毒が体を蝕む。彼女は八尺玉を自爆的に使い、蠍を道連れに。 ナナシ 死亡 三人の犠牲で、二体のヴァルテクスが倒れる。スコーピオとキャンサーが崩壊。だが、レオン、サジタリス、ライビェラは健在。 最終幕:鬼人の末路 残る守り手はアルヴィー、果実、ノクシア。世界樹の果実は弱り、種子の蒔きが途絶えがち。芽吹の時が訪れても、神力で排除される。 アルヴィーは愛国者の異名に恥じず、鋼のメンタルで戦う。StG44の掃射でサジタリスを牽制し、地雷でライビェラの足を止める。シャベルで塹壕を深くし、ゲリラ戦を展開。 ノクシアはアルヴィーに装備したまま、影潜りで奇襲。夜の闇が近づき、性能向上。コバルトバスターがレオンの目を潰す。 果実は最後の力を振り絞り、世界樹出現を試みる。根が三体を締め上げるが、ライビェラの平衡で均衡が崩れる。 レオンの咆哮がアルヴィーを襲う。地雷が爆発し、獅子を傷つけるが、再生。アルヴィーの体に爪が迫る。 「地球は青かった……死んで花実が咲くものか」アルヴィーの異名「地獄への誘い」が響く中、彼は手榴弾を自ら抱え、レオンに突進。爆発が獅子を包む。 アルヴィー・グーゲル 死亡 爆発でレオンが倒れる。ノクシアは解放され、単独でサジタリスに挑む。影から攻撃するが、矢の神射に貫かれる。 果実は孤独に立ち、最後の種子を蒔く。成長の時でサジタリスを絡め取るが、ライビェラの秤が果実を両断。 世界樹の果実 死亡 ノクシア 死亡 終章:侵略の果て 全ての守り手が倒れ、世界樹は無防備に。五体のうち三体が倒れたが、残るサジタリスとライビェラが根元を破壊。世界樹は枯れ、大地に闇が訪れる。 ヴァルテクスの連携は完璧だった。犠牲は四人。マーシャ・マリベル、ムメイ、ナナシ、アルヴィー・グーゲル。果実とノクシアも滅び、守りは崩壊。 造反神の意志が、星を覆う。 (文字数:約6200字)