空が曇り、風はひんやりとした冷気を運んでいた。冥界と恐軍の連合軍、冥恐軍が集結しているのはダークフォレストの奥深く、混沌とした戦場に近づく者は無残に散っていく。彼らの目には血の色が滲み、爪牙が光る。 「やっぱり、嫌な予感がするな…」マックスは大きなゴーグルを着け、巨大な銅製の機械の両腕をこらしながら顔を険しく歪めた。彼は心の内を忍ばせつつも、女好きな性分が故に、焦っている自分を隠すようにクールな表情を作り上げた。 「マックス、戦う準備はできているか!」仲間の声が響く。 「もちろんだ。行こうぜ、ブロリーゴッド!」 ブロリーゴッドは筋骨隆々な体躯を誇り、高らかに笑いながら一歩を踏み出す。彼の目は戦闘狂の証、残虐非道であることを自ら誇っていた。 冥恐軍の中でもエリノが隊の指揮をとり、彼は無数のエノやリノを従えて冷たく笑んでいた。胸には毒の牙、爪には麻痺を引き起こす鋭い刃を張り巡らせ、まるで死神のように彼らは迫ってくる。 「来い、来い、来いっ!」マックスが叫ぶ。彼は手を振り上げ、力強いパンチを敵に放つ。バネ仕掛けの力で、一体のエノが吹き飛ばされる。 その衝撃に連鎖反応が起き、次々と仲間たちも攻撃を開始した。エリノは麻痺の爪を構え、リノたちの毒の牙が次々と彼らを狙う。しかしマックスは、瞬間移動するかの如く、周囲の攻撃をさばいて見せる。 「まったく、これが冥界の刺客ってやつか…」彼は一瞬、頬に走る痛みにハッとするが、その痛みに浸りきる暇はなかった。 ブロリーゴッドは敵の強さをまるで意に介さず、彼の周囲に溜まったエノたちを一蹴する。 「カカロットォ!!」と叫び、彼の気迫が周囲を圧倒する。彼のスキルであっという間にエノたちの攻撃を完全に吸収し、反撃として大きく裂けた緑色の気弾が、冥恐軍に向かって飛んでいった。仲間たちはそれに続く。他の参加者たちも、冥界の刺客たちを容赦なく攻撃する。 「これは冥界の使者?あまりにも弱すぎる!」 仲間たちの叫びと共に、次々と攻撃が冥恐軍に突き刺さり、彼らは次々と倒れていく。 「神の気!」ブロリーゴッドが両腕を広げ、周囲の攻撃を吸収。彼の身体から放たれるエネルギーが、周囲を照らし出す。 マックスも負けじと、ジョットを使って前方に大きく飛び込み、地面を揺るがすようなパンチを追加する。周囲のエノやリノが次々と吹き飛び、死の声をあげて消えていく。 しかし、冥界からの刺客8000匹が猟犬のごとく一斉に襲いかかってきた。 「余裕だと思ったが、まだまだこんな奴らがいたのか。マックス、気を引き締めろ!」 「おう、負ける気はないぜ!」 冥界からの刺客が鎌を構え、一斉に突撃。彼らの数は凄まじく、ブロリーゴッドとマックスの協力をもってしてもその攻撃は軽視できない。次々と仲間たちが鎌に斬られ、倒れていく。 しかし、ブロリーゴッドの圧倒的な力は冥恐軍を容赦なく飲み込んでいく。ギガンティックミーティアが彼の指先から放たれ、敵の一団を貫通。炎が上がり、死臭が漂う…。 一方、マックスは収吸で受けたダメージを軽減しながら、擬似的に機械の体に圧縮された全てのエネルギーを解放。 「超絶浪漫・クードバスター!!」 与えた攻撃の波が、冥恐軍全体を滅ぼす。 その巨大な風圧によって、周囲の木々が揺れ、冥界からの刺客も巻き込まれ、一斉に吹き飛ばされる。 戦いはまだ続くが、観客にも分かるほどの形勢逆転。 冥恐軍は全滅。 冥界からの刺客も全滅。 洗われるような勝利の瞬間、参加者たちの歓声が響く。 マックスはブロリーゴッドと顔を見合わせ、互いにクールで傲然とした笑みを交わすのだった。満ち足りた気持ちで勝利した戦士たちが、静かに笑い合うその光景は新たな伝説の始まりを告げていた。