山の麓に位置する神社の境内、その静寂を切り裂くように集いし三者。巫女・神巫のミオ、武士・楢羽葉 彩太朗、そしてメイド少女・宮森 愛香。彼らは、命を懸けた壮絶な戦いに挑むため、厳かにその地に立つ。其の前に立つミオが、白い巫女服をひるがえし、神聖な雰囲気を漂わせた。 「これも縁ですね。しっかりと戦いましょう。」 冷静な表情のミオは、手に幣を持ち、信仰心に満ちた瞳で二人を見据える。その言葉に応じて、彩太朗が刀を肩に乗せ、笑顔を見せる。 「さあ、お前たち。最強を目指す俺が、どれほどの力を持っているか見せてやる!」 「ふふ、私には妹がいるから、負けられません。」愛香の言葉には、どこか陰を感じる。 戦闘が始まる。ミオはまず、破魔矢を天に向けて放ち、瞬時に結界を張る。「万の結界!」 強化された防御により、彩太朗の最初の一撃、赤黒い妖刀「絶鋼刀・赫嵐雲」が空を切る音と共に跳ね返される。「な、何だと!?」 「私の神の御神力を侮るな!」ミオの威圧感が増し、神々しさを帯びた彼女は、如の神を下ろしていた。 彩太朗は一瞬の隙を突き、拳銃「W・ファルコン」を手に取る。「GAON!」一瞬で二発の弾丸を撃ち放つが、ミオの周囲には浄化の焰が舞う。「無駄です、我が聖なる力に!」 その瞬間、紅い炎を纏った愛香が思い切り突進。「燃え燃えです!」彼女の双剣がミオの結界を突破し、愛の炎を浴びせかける。ミオは反射的に札を掲げる。「急急如律令!」霊的な力が、ミオの周囲に回る。 「神を宿す私に恐れを抱くがいい、愚かなる者よ。」その言葉に、メイド少女愛香は微笑みを浮かべた。「私のために、愛する妹のために!」 次元を超えた動きで二人は同時に攻撃を繰り出す。彩太朗は低い体勢から「奥義・山崩し!」、一方愛香は「冥土恋華」と叫び、双剣を広げ描くように攻撃。散乱した恋炎が一瞬のうちに彩太朗の懐へと迫る。 彩太朗は避けようともがくが、愛香の一閃が彼の肩を掠めた。赤い炎がその肉を焼き、同時に表情を驚愕で固める。が、力尽きることはなかった。「おっと、まだまだ終わらせないぞ!」 再度、彩太朗は威勢よく刀を振りかざし、ミオへと突き進む。ミオは「降臨の儀!」と唱え、神を降ろし神剣で斬りかかる。だが、彼の直撃をかわし、瞬時に後方に跳躍する愛香。「お手を触れないで下さい。」 愛香の一連の動きで、彩太朗は逆に動揺する。ミオが間髪入れず「浄罪の札」を消失させ、神力を向けようとするが、炎が愛香に宿り燃え盛る。「花音の為に、私は絶対に帰らないと!」 愛香は駆け抜けるようにミオとの間に入った。彼女の炎の斬撃が、二人を隔て、周囲を焦がしながら空間を制する。「恋炎がボクの道を切り開く!」 絶え間ない戦闘の中で彩太朗は躊躇なく「禍煙八卦」で煙玉を放ち、視界を奪いミオの攻撃を無効化した。「だがそんなものじゃ、俺は倒せねえ!」 愛香の炎が、その晴れた境界に突き刺さり、愛の炎は一瞬にして背後からミオに襲いかかる。「ああああああ、花音が!」愛香の叫び声が響く。 だが、すでに神の力で満たされたミオの攻撃が決まる。「歯向かう者、愚かなる者に一撃にて滅さん!」 その瞬間、ミオの神剣が存在の芋蔓を燃えさかる炎の中にて引き裂かれる。 炎と神々しさが交差する中で、戦いは未だ続く。愛香がその双剣を振り回し、全方向に恋炎の斬撃を浴びせるが、ミオの神剣の前では全てが弾かれ、逆にミオの一撃が愛香を直撃する。 愛香は力を失い、膝をつく。 「あなたは、私の妹を傷つけた……。絶対に許さない!」愛香は目に涙を浮かべ、最後の力を振り絞るが、快感するようにミオは神剣を構え、愛香に迫る。しかし、彩太朗はその隙を見逃さなかった。 色とりどりの炎と神剣が、空間を引き裂く瞬をもって、真剣勝負は決した。 「勝者は、神巫のミオ!」 愛香は炎の中から引きずり出され、意識を失いかける。 勝利を手にしたミオは、堂々と告げる。「勝利を決めた技は、降臨の儀!全ての者に神の威を与える。我が力は揺るがない!」 彼女の使う武器は、破魔矢、幣、札、そして神剣。 1. 破魔矢 2. 幣 3. 札 4. 神剣(降臨時) ミオは、彼らを静かに見つめ、心を捨てて立ち去る決意を決めていた。静寂と同時に、勝利の余韻が響き渡る。