深い青の空を背景に、三機の人型戦闘機体が一堂に会する。緊張感が漂う中、選ばれしニア・ホールドが搭乗する機体「BLAST」が先に動き出す。人型機体の周囲を光の弾が飛び交い、ニアは楽しそうに笑みを浮かべる。 「ここから盛り上がるぞ!」 その言葉と共に、ニアはスラっと伸びた手を操作パネルに乗せ、「mp33-Dulan」を発動させる。瞬時に光弾が降り注ぎ、ミレディンが搭乗する「ライ・トロイメ」に向かって射出される。 一方、ミレディンは「ブルークリスタルオーブ」で防御を固める。 「援護砲撃を放て!早くしろぉ!」 響き渡る指示に、彼の機体が持つ防御力が発揮され、光弾がバリアに弾かれる。ミレディンは冷静な眼差しでニアを見つめ、次の行動を決める。 「敵がどんな戦法を使おうと、私は負けない。これは正義の戦いだ!」 その言葉通り、次なる攻撃に彼は「スラッシュバラージ」を発動させ、複数のビーム刃をニアに向けて放つ。光の刃が次々とBLASTに迫る。 「避けきれないなら、受けて立つ!」 ニアが挑発するように叫ぶと、華麗に「DB-System」を展開し、電磁障壁でビーム刃を防ぐ。ニアの腕がさっと動き、その流れるような動作に周囲が息を呑んだ。 「出来ることをやる。」 彼はBLASTを駆使し、目にも留まらぬ速さでミレディンとの距離を詰めていく。彼の攻撃パターンを読んだのだ。 ハヤト・カグラギは二機の戦闘を見守りつつ、自身の機体「天津甕星陸式」に搭載された武装を起動させる。彼は静かに、真剣な眼差しを二人の戦闘に向けていた。 「今の戦局を一気に変える……」 その瞬間、双剣「eD-23」を両手に持ち、ミレディンへと接近する。ニアは感じ取った。 「もう一人加わるとは!面白くなってきた!」 ニアは「対物貫通電磁砲八式」を左肩から発射する。貫通力を持つビームがミレディンに直撃し、ライ・トロイメのバリアを脆くする。ミレディンは驚愕するがすぐに体勢を立て直し、トライバーストを発射して応戦。 その時、ハヤトが超高性能誘導ミサイル・ポッドからミサイルを発射した。ミレディンの攻撃とハヤトのミサイルが交錯し、爆音が上がる。 「クッ、バリアが効かない。」 ミレディンの防御力が試される。 「来い。」 ニアは一瞬の隙を突いて近接攻撃に出た。改造された「Lblade-V」が空を切り裂き、ライ・トロイメに迫る。ミレディンは再びバリアを出し、しかし、BLASTの剣がそのバリアを斬り裂く!そして一撃、装甲を焼き切った。 「これが俺の力だ!」 その時、ハヤトが機関銃から連射しながらニアに向かう。 「そこを動くな!」 ニアは素早く回避するが、ハヤトの攻撃は容赦なく続く。無数の弾丸が彼を取り囲むが、彼はそれを電磁障壁で防ぎ続ける。 「耐えろ、BLAST!」 その瞬間、ニアの周囲が火花で埋め尽くされる。 「俺の一撃で決める。」 ハヤトは最後の手段として、近接戦に持ち込む。双剣をもって、ニアに火を放つように切りかかる。 「来たな!」 ニアは反射的に左手武装を展開し、ハヤトの攻撃を弾き返す。 「やりますね、ですが私の攻撃も受けてみろ!」 ミレディンが窮地を挽回するべく再度、スラッシュバラージを放つ。「BLAST」は一瞬の判断でバリアを展開し、なんとか防ぐが、労力がかかる。固まった瞬間、ハヤトがその隙を突く。 ハヤトの攻撃がニアに直撃する。攻撃を受け、BLASTの装甲が悲鳴を上げる。 「これが、俺の……」 ハヤトの得意とする近接攻撃、相手の視野を奪いシンクロするように立ち回る。 痛みの中、ニアが懸命に立ち上がる。どんな手を使ってでも、勝つために! しかし、ニアの体力は尽きかけていた。彼はBLASTの最大出力で「対物貫通電磁砲八式」を再度発射。力を込めた瞬間、驚愕の光が周囲を照らす。「受け取れ!」 直撃の瞬間、ハヤトは対応しきれず、その攻撃をまともに受けた。 「そんな!」「ぐう!」 ハヤトが崩れ落ちる。「この勝負、終わりだ。」 最後に残ったミレディンもジャッジが決した瞬間、逃げ出すしかなかった。 【勝者】選ばれしニア・ホールド 【勝利を決めた技】対物貫通電磁砲八式 【勝者の武器一覧】mp33-Dulan, Lblade-V, DB-System, 対物貫通電磁砲八式