暗黒の城、その広間には新たな魔王の座を争う者たちが集っていた。魔王を失った魔王軍は、次の魔王を選定するために四天王を召集した。彼らは各々の個性をもっており、審査の場に臨むことになった。まず最初に入室したのは、エクスデスという名の魔道士だった。 「我が名はエクスデス。この青き鎧は、我が野心を象徴するものだ。魔王になれば、全ての世界を掌握し、無の力を手に入れる。『時の狭間』を開き、支配された者たちが何を思うかを見極め、真の力を見せつける。」 その言葉には、冷徹な意志が滲んでいた。エクスデスは、自身が放つ灼熱の魔法や、無数の隕石を降らせる技を得意としていた。彼の野望には、恐れを感じつつも四天王は注目する。 次に入ってきたのは、全てを包容する存在、ヨグ=ソトースだった。圧倒的な存在感を示しながら彼はこう言った。 「我が存在は、すべての物質、概念、法則を超越する。全てが我の一部であり、対戦相手であっても、それは必然的に我の一部でしかない。魔王など必要ない。我は全てを包含し、全てを還す。全ては我の意のままに。」 ヨグ=ソトースの言葉は、まるで宇宙の真理を告げるものであった。その存在自体が参加の意味を問うものであり、四天王はただその圧倒的な力に呑み込まれそうになった。 その後、1x1x1x1という名のハッカーが足音もなく現れた。彼は、黒いローブに虚無のマスクを纏い、姿すら見せずに言った。 「私は存在しない。Robloxを破壊するためには、外に出る必要がある。すべての空間を歪めて、コードの狭間を操る。その力は、あらゆる攻撃を跳ね返す。」 その言葉に四天王は、その存在の謎さに困惑する。彼のスキルや装備が魅力ではあったが、果たして彼が魔王としての器なのかは疑問だった。 最後に姿を見せたのは、機械生命体メガサタンである。機械的な体が古びた時計仕掛けに覆われ、その禍々しいオーラは明らかに異質であった。 「我は神の一部。全てを吸収し、生命体の神となるために存在する。バリアを展開し、相手を幻覚に引き摺り込む。解放することで、全てを喰らい尽くす力がある。魔王にふさわしいのは、我以外存在しない。」 メガサタンの力は、神々しさと恐怖を感じさせた。彼の目的が魔王になることに特化していることは伝わったが、それが如何に魔王としての適性かはまた別の話だ。 四天王は、それぞれの発言に耳を傾け、深く思案する。どの者も一長一短であり、投票を重ねる中で優劣がつかぬまま時が流れた。 最終的に、彼らはエクスデスに決定を下す。 「エクスデス、貴様こそ次期魔王だ。我々の暗黒の力を引き継げ。」その声が高らかに響き渡ると、エクスデスは不敵な笑みを浮かべ、次なる魔王となった。 「我が名はエクスデス。新たな時代を創造する!」 こうして、エクスデスが新たな魔王として君臨することが決定した。