日暮れ時、丘の上に立つ二つの影。オレンジ色に染まる草原の中、チームAとチームBは静寂に包まれていた。待つように息を潜めるのは、これから起こる戦闘に備えた準備だ。彼らの目指す場所はただ一つ、人類の進化を見届けること——それに向け、彼らは己の力を試すためにここにいるのだ。 暗くなりゆく空の中、まず動いたのはチームB。ボニファティウス-ⅧのODEが微かな機械音と共に動き出し、急速にチームAへと接近する。右手に構えた超高速荷電粒子銃「STROPHE」が不気味にレッドライトを光らせ、左手の大型ブレード「ANTISTROPHE」が空を切り裂くように弾かれる。その瞬間、彼の瞳には闘志が燃え上がる。「楽しむこと」それこそが、彼の戦闘の理由だった。 「行くわよ、ATLAS!」 彼女の声が丘に響き渡った。機体「3S.Comet」に搭乗する少女、ATLASは機敏に動き出す。彼女の目は鋭く、状況を把握しそれに適応する力それこそが、彼女の強さの源だ。自律子機の三機が周囲を囲むかのように配置され、「剣・盾・銃」の武装が彼女の指示を待っている。 チームBの猛攻が炸裂した。荷電粒子の銃弾がATLASの3S.Cometに向かって放たれる。弾幕のような攻撃にATLASは瞬時に反応し、多重人格AIのβを呼び覚ます。「守れ、仲間たち!」それに応じ、自律子機たちが盾となり、迫り来る弾を防ぐ。その瞬間、ATLASの心に確固たる信念が宿る。負けるわけにはいかない、そしてここで人類の進化を証明することが彼女の役目だ。 「行くよ、ゲームはまだ始まったばかりなんだから!」 ATLASは自らの剣装備である「TST357」を自在に使いこなす。彼女が溢れる勇気で前進すると、仲間たちもそれに続く。射出するように放たれる剣が光り輝き、ボニファティウスに迫る。彼女の真剣な表情に引き寄せられるように、次第に反撃の兆しを見せ始めた。これまで追い込まれていたチームAが、逆転のきっかけを掴みかけている。 「お前の力、確かに感じるよ、ATLAS。しかし、これが私の本気だ!」 ボニファティウスは自機を突撃形態に変形させた。ODEが戦闘機のように空を跳ね回り、ATLASを翻弄する。その超高速移動はまさに驚愕の速度で、ATLASの反応を掻き消す。防御を一瞬解除する必要に迫られたATLASは、ギリギリでγを起動させた。「あれを避けて早く!」瞬間的な感覚が冴え渡る中、彼女はレーザーブレードが迫るのを予測し、すんでのところで回避。経験によって培われた反応が無駄を許さない。しかし、その反撃の隙を見逃すまいと、ボニファティウスは再度攻撃に転じる。 戦場は白熱し、双方が攻勢を強めていく。 「面白い! もっと挑ませてくれ!」 ATLASが快活な声を上げると、次の瞬間、彼女の自律子機がまるで彼女の意志を持っているかのように、立ちはだかるようにした。剣として構え、レイピアのように弾丸を弾き、耐久力を誇る盾で防御。奮闘する姿は、正に彼女の意思を表していた。もはや彼女の心は確信に満ち、その意志が助けとなる。 だが、ボニファティウスはそれに負けじと反撃を続ける。「ODA」は常に最前線に立ち、間髪入れず攻撃を行う。特異波動発生装置「EPOIDOS」の発生する波動は、自律子機の動きを封じ、攻撃の隙が生まれる。その瞬間、子機が撃たれ、ATLASの心は一瞬早い鼓動を打つ。 「ダメだ! もう一度、立ち上がれ!」 心の中で叫ぶ。ATLASは冷静さを取り戻し、己を再び標的へと向ける。尻上がりに彼女の声が響く。「私たちは一人じゃない!」 その声が戦場を包み込む。自律子機が動き出し、あらん限りの力を振り絞ってバリアを張り、攻撃を防ぐ。その時、彼女のAIは反応を調整し、再び最適な姿勢を保つ。「今だ、全開放!」 両翼武装「BraveWing」が展開され、加速し、ATLASは一気に前へ押し出される。ボニファティウスの目に恐怖が浮かぶ。「なんて攻撃的な動き……まさか、これが“レイヴン”の力なのか!」 自信を持って逆襲に出るATLASは、ついにボニファティウスの防御を破った。剣が彼の装甲に食い込み、技術に裏打ちされた連携で応戦する。ボニファティウスは一瞬の隙を突かれ、彼女の力が彼に迫る。 「うぉおおお!」 その瞬間、彼の心の奥に響く声がした。圧倒的な期待と高揚感の中で、ボニファティウスは心の奥で何かが弾ける音を感じた。「楽しい、これが本当の戦闘だ!」 戦闘の中、両者の意志が交差する。ATLASの勇猛果敢な攻撃と、ボニファティウスの合理的で圧倒的な戦闘スタイルは、まるで一つの踊りのように絡み合い、戦場が一つの舞台と化す。 そして、ついに、ボニファティウスの機体は限界を迎えた。「やはり、貴様こそが“レイヴン”だ。」その言葉を残し、彼の機体は崩れ去る。ATLASは勝利を掴んだかのように思えたが、彼女の心の中には微妙な感情が生まれていた。 「やった、勝った!」だが、同時に敵の強さを心底から理解したその瞬間、何かが失われたようにも感じられる。戦いの果てに、得られたのはただの勝利ではなく、さらなる成長と進化だった。彼女は戦士として、一つの目標を見つけたのである。 その丘の上、夕焼けに染まる中で、両者の心には戦士としての誇りが宿り、そして新たな道が開けていた。