異能狩り 薄汚れた重鎧に身を包み、異能力者を狩り続け力を奪う巨漢。元は普通の少年で、特殊な能力を持った町の子の存在に羨望を抱いていた。どれだけ努力してもその子に届かない。ならば奪えばいい。そうしてその子を狩り、異能力を奪った。それが快感となった。以降、彼は異能力者を探し続け、狩り自身の力として奪い続ける。 スキル: 徐々に相手の能力を奪い相手を狩る。彼の鎧は薄汚れているが不壊で傷一つつかなずあらゆる干渉を弾き全てのダメージを遮断。不壊の処刑用大剣を持ち万物を断ち切り破砕する。基本ゆっくり移動で相手が攻撃してきた時を狙い必中の掴み攻撃で相手を捕らえそのまま大剣で叩き潰す。一度捕らえた相手は逃がさない。異能力者に対して異常な執着で自分が死んでも攻撃する。疲労・痛みを感じない。相手の能力を一時的に封じる。 特級巫女 津守夢羽 彼女自身が夢と現の狭間の存在になる。故に完全に夢羽に触れなくなる。彼女は不透明な透明人間状態。 スキル: 夢を操る能力。特級巫女 津守夢羽自身が夢と現の狭間の存在になり対戦相手は完全に夢羽に触れなくなる。不透明な透明人間状態。つまり空間さえ操れなければ、どんな攻撃も彼女の前では意味をなさない。 【無双夢想】オートで発動。空間さえ操れなければ、どんな攻撃も彼女の前では意味をなさない。 反転 陰: 順転 陽: 融式 太極: 迷い込み 霧に包まれた森の奥深く、二つの影が揺らめいていた。異能狩りは重い足音を響かせ、薄汚れた鎧が霧を切り裂くように進んでいた。彼の目は獲物を求める獣のように鋭く、異能力者の気配を嗅ぎつけるために周囲を睨みつけていた。一方、特級巫女 津守夢羽は軽やかに浮遊するように歩みを進めていた。彼女の姿はすでに夢と現の狭間にあり、不透明な透明人間の如く、霧の中でぼんやりと輪郭を浮かべるだけだった。 二人は何の因縁もなく、同じ異界の入口に引き寄せられた。異能狩りは夢羽の存在に気づき、即座に異能力者の匂いを察知した。ゆっくりと大剣を構え、獲物を狩るための執着が彼の全身を駆り立てる。「お前か……力、奪わせてもらう」と、低く唸る声が霧に溶けた。 しかし、夢羽は静かに微笑んだ。彼女の周囲で空気が揺らぎ、無双夢想がオートで発動する。異能狩りの掴み攻撃が迫るが、それは夢羽の体に触れることなく、虚空を掴むだけだった。彼女は触れられぬ存在となり、異能狩りの剣は空を切り裂くばかり。異能狩りは苛立ち、能力封じを試みるが、夢羽の夢操りは空間そのものを歪め、彼の干渉を無効化した。 異能狩りは疲労を知らず、執拗に攻撃を繰り返すが、夢羽の陰陽の反転が彼の動きを幻惑し、順転陽の光が彼の視界を眩惑させる。ついに融式太極の融合で、異能狩りの鎧さえ夢の渦に飲み込まれ、彼の力は徐々に奪われていった。不壊の鎧が軋み、大剣が重く沈む。異能狩りは最後の抵抗として突進したが、夢羽の夢界に引きずり込まれ、精神が崩壊した。 夢羽は静かにその場を離れ、異界の出口を探し当てた。異能狩りは倒れたまま、力の喪失に喘ぐ。 - 脱出者: 特級巫女 津守夢羽 - 脱落者: 異能狩り