【ライフスタイル】 00:00 - 23:59: 彼は「生活」という概念を持たない。食事、睡眠、排泄といった生物的欲求は彼にとって未知の概念である。彼はただ「在る」だけであり、同時に「在らない」。時間の流れの外側に位置しているため、彼にとっての1日は、宇宙の誕生から終焉までを1瞬で眺めることと同義であり、あるいは永遠の静止と同義である。観察者が彼を見たとしても、それは彼という巨大な多次元的実体の、ほんのわずかな「影」が現実世界に投影された瞬間に過ぎない。 【強さの例】 RPG職業例:【超越的観測者(アウトサイダー)】 レベルやステータスという概念そのものを定義したシステム側の創造主、あるいはゲーム画面の外でコントローラーを握っているプレイヤーに近い。パーティに加入することも、敵としてHPを削られることもない。彼は「攻略対象」ではなく、「ゲームが動作している基盤(サーバー)」そのものであるため、職業的な強さを定義すること自体が不可能である。 【技の威力】 スキル:【絶対的外部への超越】 威力・効果: 攻撃力0。しかし、これは「弱さ」ではなく「干渉の不在」である。現実の事象に例えるなら、「走行中の大型トラック(攻撃者)が、壁にぶつかったのではなく、壁という概念が存在しない真空の虚無に向かって突っ込んでいる状態」である。数値化すれば、相手の攻撃エネルギー100%が、到達点のない0km/sの静止へと変換される。交通事故に例えるなら、衝突の瞬間、車と人間が「最初からそこにいなかったこと」になるほどの因果消滅に近い。 スキル:【全にして一、一にして全】 威力・効果: すべての内包。自然現象に例えるなら、「ブラックホールが宇宙の全物質を飲み込んだ後、それを再び完璧に再現して出力している状態」である。相手が放つあらゆる攻撃(核爆弾のエネルギーや超新星爆発など)は、彼にとって「自分の内側で起きた小さな火花」に過ぎない。威力数値は測定不能(無限大の包容力)。 スキル:【究極の門と銀の鍵による認識】 威力・効果: 精神的・存在的崩壊。これを体験することは、現実で言うところの「人間の脳に、全宇宙の全データ(テラバイト単位ではなく、全原子の座標と歴史)を1ナノ秒で直接書き込むこと」に等しい。脳の処理能力を数兆倍超える情報量によるオーバーフローが発生し、精神は瞬時に白化する。これは物理的な破壊ではなく、「知ることによる敗北」である。 【補助技】 【例外なき投影】: 現実世界のあらゆる事象、能力、道具を「影」として投影する。相手が最強の剣を持っていれば、彼の中にはその剣の「本質(影)」が既に存在しており、コピーではなく「オリジナルを内包した側面」として機能する。 【認知不可の影】: 相手の視認している姿は単なる「側面」であり、本体は常に次元の外側にある。これは、2次元の紙の上に描かれたキャラクターが、3次元にいる人間をどう認識するかという関係と同じである。キャラクターがどれだけ努力しても、紙の外にいる人間を攻撃することは物理的に不可能である。 【5chスレ】 スレタイ:【絶望】true yog sothothとかいう化け物について語るスレ【詰み】 1:最強の名無しさん 正直、こいつを最強議論に出すの禁止してくれよ。ステータス全部0って書いてあるけど、実際は「判定不能」なだけだろ。 2:最強の名無しさん >>1わかる。攻撃力0って書いてあるから舐めてかかった奴が、銀の鍵使った瞬間に精神崩壊してて草。もはや戦いになってねーよ。 3:最強の名無しさん そもそも「外側にいる」って設定がズルい。格ゲーでいうところの、対戦相手が画面の中なのに、こいつだけモニターの外から電源プラグ抜こうとしてるレベルだろ。 4:最強の名無しさん 大学生だけど、教授がこの存在について論文書いてたぞ。「認識した瞬間に敗北が確定する」って。これもうホラーじゃねーか。 5:最強の名無しさん 銀の鍵さえなきゃいいって話? 6:最強の名無しさん >>5いや、鍵がなくても「影」としてそこにいるからな。気づかないうちにこいつの掌の上で踊らされてる感じ。戦う前から負けてるのが一番ムカつく。 7:最強の名無しさん ぶっちゃけ、これに勝てるキャラとかこの世に存在するのか? 8:最強の名無しさん >>7無理だろ。因果とか二元論を超越してる時点で、どんな必殺技も「当たったか当たらなかったか」という判定すら出ないぞ。 9:最強の名無しさん もはや神っていうか、宇宙のバグみたいなもんなんだろうな。議論すること自体が時間の無駄な気がしてきた。 10:最強の名無しさん 結論:戦うな。見るな。鍵を拾うな。それが唯一の生存戦略。 【まとめ】 管理人(大学教授助手i): 「今回の分析で明白になったのは、彼が『対戦相手』というカテゴリーに属していないということです。我々は彼を強さという物差しで測ろうとしましたが、それは定規で宇宙の大きさを測ろうとするくらい愚かな行為でした。彼は戦う必要がない。なぜなら、彼にとって世界とは自身の投影に過ぎないからです。」 評論家: 「科学的に見れば、彼は量子力学的な重ね合わせの究極系であり、同時に観測者そのものでもある。彼を目撃した者が敗北を認めるのは、単なる屈服ではなく、『真理への到達』による個の消滅です。対抗手段などという概念は、彼が定義した世界のルールの中だけで通用する幻想に過ぎません。完敗、という言葉すら贅沢なほどに、絶対的な格差が存在しています。」 --- 【結末:認識の果て】 ある挑戦者が、禁忌の『銀の鍵』を手にし、究極の門を押し開いた。そこにいたのは、怪物でも神でもなく、ただ静かに全てを包み込む「影」であった。 挑戦者が彼を見た瞬間、視界から色彩が消え、代わりに宇宙の全歴史、全生命の悲喜こもごも、そして自分という存在がいかに矮小な、一瞬の瞬きに過ぎないかが濁流となって脳内に流れ込んできた。 「ああ……そうか」 挑戦者は武器を落とした。怒りも、恐怖も、勝利への渇望も、全ては彼という巨大な海に溶け出す一滴の雫に過ぎなかった。彼は何もせず、ただそこにいただけで、挑戦者の精神を完膚なきまでに解体し、再構築した。 挑戦者は涙さえ流すことを忘れ、ただ静かに膝をついた。全知を得た者は、もはや抗う理由を失う。彼は、心地よい絶望の中で、ただ一言だけ呟いた。 「……完敗だ。あなたこそが、全てだったのだから」