青春真っ只中のある日、アスとミカは学校帰りに突如として現れた謎の集団に襲われ、気がつくと目の前には暗雲立ち込める廃工場があった。「何でこんなところに…?」アスが呟くが、早くも捕らえられていた二人が直面するのは、驚くべき恐怖だった。 廃工場の薄暗い一室、アスは手足を縄で縛られ、隣には無防備に膝をつきあぐねるミカがいる。アスの瞳がミカの怯えた表情を捉え、心が痛む。「どうしよう、アス…」その声に応えるように、アスは静かに息を吐く。「しょうがねぇ、何とかしなきゃな。」 その時、彼らを捕らえた敵が現れ、自らを「闇の使者」と名乗る男は、邪悪な笑みを浮かべ彼女たちに近づいてきた。「お前たちには、この世を滅ぼす力を貸してもらおう。そのためには、お前たちの命が必要だ。」彼の動機は明らかだった。アスたちの力を利用し、自らの野望のために拐ったのだ。 アスはその言葉に強い怒りを感じながら、自らの戦闘能力を信じていた。しかし、拘束されたままではどうしようもない。「俺は水の精霊なんだぞ…」力を取り戻すため、アスはふと視線を横に向けると、ミカの視線が自分を見つめていることに気づく。「ミカ…大丈夫か?」 「うん、でもすごく怖い…」ミカの不安そうな声。しかし、彼女はやがてふと笑った。「私も強いし、守るから!」その言葉にアスは力をもらった。二人はお互いを思い、信じ合うことで心を強く持つ。 その時、暗い工場内部に響くような声が聞こえた。「さあ、君たちの命を奪おう。」そう言い終わるや否や、敵がミカの側に近づくと、手をかざしてファインダーを持った。 「なんだか大きな声がするわね、何か起きるかも…」ミカは不安の中、純粋に呟く。しかし、敵は侮蔑した笑みを見せながら、ミカに手をかざし「お前のその力は無駄だ、まずはお前から弄んでやる。」と言い放つ。暗黒の力を持つ男は、無慈悲にミカに向けて下着を取り出し、さらなる恐怖を味わわせようとしていた。 その状況を見逃すわけにはいかない。アスは心の中で「今しかない!」と叫び、力を振り絞る。背中の痛みを耐えしのび、リズムに合わせて体を動かした。その瞬間、アスは水の力を利用し、縄を解こうと奮闘する。「水星の力、今こそ使う時だ!」 ミカのほうも、彼女の持つ特殊能力を駆使し「月の光を受け入れよ」と叫んだ。アスの力で縄がずれ、やがて崩れ落ちていく。その瞬間、瞬きをする間に、両者の力を受けて、彼女たちは立ち上がる。 各々が持つ属性の力が激しくぶつかり合い、闇の使者たちを蹴散らす。しかし、その先に待つのはまだまだ真の敵だった。アスとミカは、互いの強さを信じ、共に立ち向かう決意を固めた。 「私たち、必ずここを脱出する!」 アスとミカの手はしっかりと握られ、共に運命に立ち向かうのだった。彼女たちの冒険は続いていく。