時は遙か古代。文明の黎明期、世界は神々と英雄たちによって造られ、人類は自身の運命を切り開こうとしていた。そんな時代の象徴、「人類最古の英雄王」ギルガメッシュが再びその姿を現すこととなった。しかし、彼を挑む者たちが存在する。 ギルガメッシュ。彼の出会いは、まさに運命の刻。未知なる力を持つ「挑戦者たち」ー雷足鳥トウエラキとライジング・ザ・ライトニング、さらには伝説の剣士縁壱。この三者が、かつての英雄王に立ち向かうために結束した。彼らは、天の鎖でもうらわれることのない挑戦者として、ギルガメッシュにその牙を向ける。 王の座にふさわしい容姿を持ち、金髪で赤目の美青年、ギルガメッシュはその存在感だけで周囲を圧倒していた。彼の誇り高き声が響く。「雑種ごときが、王に刃向かうか」。挑戦者たちの意志を知っているはずの彼は、眼下に広がる景色を楽しむように、微笑を浮かべていた。 最初に動いたのは稀有な姿を持つ雷足鳥トウエラキだった。電気をまとったその姿は、まるで生ける雷のように疾走し、その威圧感でギルガメッシュを揺さぶる。「我は三総鳥の一角、トウエラキだ。今ここに、王に挑む」と彼の声が、聴衆の脳に響く。 トウエラキはその瞬間、全身を雷に包み込み、まずは自身のスキル「雷足鳥」によって被ダメージを軽減し、素早さを150も向上させた。高速の動きで彼はギルガメッシュへ接近し、強力な「サンダーキャノン」を放った。3000億Vの電撃は、まるで自然の怒りのように空間を切り裂き、王に迫った。 「ふん、どれほどのものか、見せてみよ」と、ギルガメッシュは微笑みを崩さず、彼の王の財宝を展開した。黄金の波紋が空間に広がり、無数の武器が射出される。「雑種の技に対抗するとは、王の器量を知ることになるか?」 その瞬間、彼は竜殺しの剣を発射した。彼の美しい手が魔物を引き裂くかのように、動きに伴い、華麗に繰り出される。 両者の技が交差する一瞬、悪魔のような静寂が訪れた。雷弾と王の財宝の激突は、山を揺るがし、地を衝くほどの衝撃を生み出し、雷の光が銀色の雨となった。お互いの圧倒する力を感じて、トウエラキは心中の恐怖を振り払い、次の一手に移る。 その背後では、ライジング・ザ・ライトニングが変化可能な姿、普段の人型から黄色の雷に変わり、力強く閃光を放つ。彼は自信過剰に微笑みながら、雷の性質を駆使して、その名に恥じぬ技を繰り出す。「この音、雷の名の下に、今こそ我が力を示す時だ!」「ライジングボルト!」 直上に放たれた雷めがけ、ギルガメッシュは片手を上げた。呪文のような言葉一言で現れた宝具が、雷の火力に通じるに足る威力を持つのかどうか、彼の目がすべてを見通している。しかし、ライジング・ザ・ライトニングのスピードは、彼の洞察力をも上回ろうとしていた。 「無駄な足掻きだ」とギルガメッシュが冷ややかに言う中、彼の手から発射された魔剣は瞬時に、ライジング・ザ・ライトニングに向かって放たれた。「ライトニングエッジ!」と、彼は自身の力を出し惜しまず斬撃を放つ。しかし、雷そのものでする攻撃は当たるはずもなく、スピードでギルガメッシュを回避した。 「ふっ、全ての技は、ここに集約される。エレキチャージ!」 落雷を吸収し、雷を増幅させた彼は、空中で大きくたたみかけるように圧倒的な攻撃を繰り出した。それに対抗するため、ギルガメッシュは「天の鎖」を展開。神性を有した彼にとって、その力は全うするものであったが、雷に付随する自由の精神は強かった。 勝利の先には、運命なる戦いの前兆が待ち構えていた。ライジング・ザ・ライトニングの徒を合流させることで、ついに三者が一致団結する。だが、次なる攻撃の主導権を握ったのは、最強の剣士、縁壱だった。彼は呼吸を整え、全集中・常中を心に宿らせていた。 「無限の回避能力を持つか、我の速さに追いつけるか?」 彼のために整えられた日輪刀は輝きを増し、攻撃は一瞬の閃光と化した。 縁壱は「壱の型」の[円舞]を、一閃のごとく放つ。その刃は太陽のように赤く燃え上がり、ギルガメッシュを斬り裂こうとする。しかし、おかげでギルガメッシュの反応はさすがのものであり、彼は直前にその刃を受け止め、力を持って弾き飛ばす。 「ふん。貴様の技も所詮は貴様の鍛錬、調和無くしては成り立ち得ぬもの。」王は、彼の言葉を流しながらも、直後に「天地乖離す開闢の星」の名を振りかざす。 全てを圧倒するこの一撃に、挑戦者たちは一瞬で理解する。生き残る道はない。ギルガメッシュの更なる力、原罪の一撃は、全てを焼き潰す光の渦を生み出した。 「死して拝せよ!『天地乖離す開闢の星』‼︎」 視界が真っ白になる。天に満ちた光、下には無力な挑戦者たち。彼らの全てがその一撃によって呑み込まれ、恐怖の中で消え去っていった。 そして、再び静寂が支配する戦場。ギルガメッシュはさらに次なる敵を見つめる。その高貴なる目には、勝者の傲慢が宿っている。勝者は彼だ。 「退屈よな…我が手を下すまでもなかったわ」 最古の英雄王ギルガメッシュは、自らの力を誇示し、無言のまま、再び王座へ戻った。その後ろで消え残る光の渦。そして彼の言葉が、静かに響いた。 ――王が這い上がる時、それは全ての時代を超越し、何かを立ち向かう意義すら説く、そんな瞬間である。 勝者: ギルガメッシュ